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2011-03-12(Sat)

天災

大変な状況になっています。

このニュースを知って

映像を見て

不思議なものですね、

なんだかすごいショックを受けています。

それが何に起因するショックなのかは分かりませんが、

何の被害も被っていない人間がこれだけのショックを受けるのだから、

実際に被災された方、そのご身内の方などのショックは想像も及びません。

何も出来ないのですけど、

何と言っていいのかも分からないのですけど、

亡くなられた方々のご冥福を祈ります。

被災地の皆さんが一刻も早く安心出来るように祈ります。
2011-03-11(Fri)

『新春ゑびす市』(終)

当日の主役『急流戦隊JINクマレンジャー』のショーが終わり、いよいよエンディング!

ヒーローヒロイン登場しての撮影会・握手会です!!

本当は握手会と撮影会を別々にしてゆっくりふれあいの時間を作りたかったのですが、雨の中、子供達を何度も並ばせるのが忍びないので独断で同時進行させてもらいました。

予定を勝手に変更してしまってゴメンナサイ。

ここでは何と鹿児島からのゲスト、『甑戦士ヴェルター』も登場!!
大集合1
この時ステージにはたくさんのシャボン玉が舞ってい子供達も大喜び!
そして山吹さやかも大喜び!!

何故さやかが喜んでいたのか…

「ステージに出て内野さんの頭見たら、シャボン玉がめっさ乗ってたんですよ!!」

ステージ最前列で撮影会の列を作っている僕の頭には、まるでアフロのようにシャボン玉が乗っていたのです。

だって子供達が喜んでるのに目の前でシャボン玉を叩き割るワケにいかんやんか~!!

さやかは「笑いをこらえるのが大変だった」と語っていました。

そうしてイベントは終了。
大集合2

会場で応援して下さった皆さん!
イベントに関わった皆さん!
JINクマレンジャーの皆さん!
グランパワーヒノクニの皆さん!

そして山吹さやかをはじめとする武装のみんな!

本当にお疲れ様でした!!

さて、我々は帰路を急がなければならなかったという事もあり、挨拶を済ませて早々に退散。

その結果…




こうなったのでした。
JAF


『現場には魔物がいるでござるよ!…の巻』 ~完~
2011-03-11(Fri)

3月10日・殺陣教室

さてさて、

アトラクションチーム武装では初心者向けの殺陣教室を準備しているワケですが、
準備中の現在、1人の生徒さんが参加して下さってます。

紹介は次回。画像付きで♪

先々週に引き続き2回目の教室だったのですが(先週はリハーサルだった為)、今回は生徒さんと代表のマンツーマンレッスンでした。


まずはストレッチ。

武装ではみんな揃っての準備運動やストレッチはやりません。

来る時間がバラバラだし、それぞれ動かしたい部位が違うと思うので、時間だけ決めて各々自由にやる事にしています。

それから軽く筋トレなど。

いつものフルメニューではなく、3つ4つ抽出してやりました。

メニューを全部こなしたら1時間ぐらいかかっちゃいますからね。

それから木刀の振り方と足捌き、型などをやりました。

足技は前蹴りのみ。

手技は正拳突きのみ。

攻撃の躱し方や、攻撃を受けた時のリアクションも少しだけ。

テーマは広く浅くです。

生徒さんは演劇経験者で、その時に殺陣も学んだ事があるという事で、覚えが早かったですね。

全くの初心者に指導する時とは違って、色々考えさせられる所があり勉強になります。


そんなこんなで楽しくも難しい殺陣教室でした!

お疲れ様でした!!
2011-03-10(Thu)

『新春ゑびす市』(6)

何とかショーも終わり、メンバーの緊張も解け…たかと思ったら、何故かみんな浮かない顔。

どうやら思ったより上手くいかなかったみたいです。

『1回ショーは挽回のチャンスがない…』


メンバーがつぶやく気持ちも分かります。

通常のキャラクターショーは午前と午後の2回。

もし午前のショーが上手くいかなくても改善して午後に臨む事が出来るのです。

しかし…


それは果たして良い事なんでしょうか。

1回目で上手くいかなかったら2回目で改善というのは、あくまで『演る側』の都合です。


2回公演だと、1回目より2回目の方が出来のいいショーになる事があります。

かつてキャラクターショー時代のリーダーは

『2回目の方が良かったとか言うな!
1回目を観た子供達に失礼だろう!

2回目と同じショーを1回目からやれ!!』

と言っていました。

気持ちは分かります。

本当はその理想を追求するべきです。

しかし現実的には慣れたり、掴んだり、改善したりがあるんだから2回目が良くなるのは当然の事。

ただ、1日に1回だろうが2回だろうが、常に一期一会のつもりでショーをしなければならないのは、これもまた当然なのです。

『2回目があれば挽回したい』

と言わなくていいように、1つ1つのステージに全力をぶつけていきたいものですね。


…そんな事を考えている間、ステージでは地元多良木のヒーロー

『急流戦隊JINクマレンジャー』

のショーが展開されています。

観たい!

けど着替えと片付けで観れない~!!(泣)


~つづく~
2011-03-10(Thu)

『新春ゑびす市』(5)

さてさて今回の新作はフェスタ、ニセさやか編に続く『第2部』3作目。

本当は『ニセさやか編』をやりたかったのですが諸事情により叶いませんでした。

そんなワケでオーソドックスな新作を作ってゑびす市に臨んでみたのです。
ジョーの画像5・身軽な血讐さま

オーソドックスとはどういう事かと言いますと、『当たり障りのないストーリー』という事。

第1部の1作目は、基本設定の紹介が主で複雑なストーリーは排しているのですが
(↓第1部1作目)
博多エクセルホテル

同じように、第2部の基本設定だけを盛り込んで、難しいストーリーにしなかったという事です。
ジョーの画像6・さやかvs血讐その2

血讐さまはイバラキに比べると華やかさに欠けるんですけどね。
これが第2部だから仕方がない(笑)
ジョーの画像3・捕らわれのさやか


~つづく~
2011-03-09(Wed)

『新春ゑびす市』(4)

予定通り10時にオープニング開始。

我々はここで着替え始めないと間に合いません。

『急いで着替えてから最後の確認をしよう!』

そうは言いましたが、そんな時間の余裕はありませんでした。

ステージでは『グランパワーヒノクニ』がショーの真っ最中。

うぅっ、観たい!
けど時間がない!

なんとか着替えが終わった所で今度は我々の出番です。

もう確認の時間はない!
みんなを信じるしかない!

『忍者ライブショーさやか見参!』始まります!
ジョーの画像1

雨でステージがすべる中、泥だらけになりながら戦う忍者達。

そーゆー必死さはきっと子供達に伝わるよ!
ジョーの画像4・さやかvs血讐その1

今回のショーは立ち回りがいっぱい!

みちャき大変やったね!

でもみちャきなら大丈夫だと思って作ったんだ♪(←ドS)

そして一角衆幹部、エロジジィこと『血讐さま』のせいか、何となくアダルトな雰囲気も。

子供達がどんな気持ちで観てたのか気になる~♪

クライマックスには『ヤイバ』も登場しました。
ジョーの画像2・ヤイバ


~つづく~
2011-03-08(Tue)

『新春ゑびす市』(3)

現地に到着した我々は

『時間がない!とにかく段取りの確認!とにかくリハ!!』

って事で、ひたすら確認作業。
当日リハ1

しかし、と言うか当然と言うか、やはりまだうろ覚え。

本番までに集中して覚えるしかありません。

『みんな!そろそろ覚えて!!』

代表の喝が飛びます。

かなり負担を強いてる状況ですが、今まで数々のショーを乗り越えてきたこのメンバーなら必ず出来る。
当日リハ2

2回ほどパケを通した所で(※パケを通す→実際のショーの音を流して本番通りに動く事)着替えの時間が来てしまいました。

『細かい打ち合わせは何も出来てないけど…とにかく急いで着替えろ~!!』

バッタバタです。


~つづく~
2011-03-08(Tue)

『新春ゑびす市』(2)

さてさて、出発した武装号ではありますが…

車内は重苦しい雰囲気で静まり返っております…

今回のショーは新作。

新作なのに現地に着いてからリハーサルなんです。

社会人メンバーの宿命ですが、仕事の都合で事前に集まれない事が多いんですよね。

一応3月3日がリハーサル日だったのですが…

それでもやはり時間の都合がつかなくて…

全員揃ってのリハは1時間ぐらいしか出来ませんでした。

そんなワケで移動の車内は不安でいっぱい。

それぞれが頭の中でリハの内容を思い返しています。

みんなが考えてる間に(中には寝てる奴もいたが)メンバー紹介!

当然いますよ『代表』。

前回のニセさやか役から今回は本物へ『みちャき』。

武装メンバーAユニット『阿部さん』。

助っ人で参加してくれました『おいさん』。

武装メンバーBユニット『亮ちゃん』。

MC兼スタッフ『ナンシー』。

今回のショーはこの6人でお送りします。


~つづく~
2011-03-08(Tue)

『新春ゑびす市』(1)

3月6日は熊本県球磨郡多良木町の

『新春ゑびす市』

に行って参りました!

観光で?

そうではありません。

ゑびす市のステージでは、地元多良木を拠点に活躍する

『急流戦隊JINクマレンジャー』

のショーと、同じく熊本の

『グランパワーヒノクニ』(こちらは菊池郡大津町)

のショーが行われたのですが、我々アトラクションチーム武装の

『忍者ライブショーさやか見参!』

も、そこにちゃっかり参加させていただいたのです。
ゑびす市

僕は朝の4時に起床して準備。

5時に久留米を出て福岡に向かいました。


武装の集合場所は基本的に福岡市内。

僕以外のメンバーは福岡市近郊在住なので、みんなに久留米に来てもらうより、僕が福岡に行った方が効率的なのです。

6時にみんなと合流して、いざ出発!


~つづく~
2011-03-05(Sat)

明日はショー

準備もぼちぼち出来たんで、お風呂入ってこまごました物をまとめて早く寝ようっと。

どんなショーになるかしら~。

楽しみ~♪
2011-03-05(Sat)

アクションへの道(161)

テーマパークでのショーの話が続きました。

さて、昨年末にこのブログで

『カウントダウンのショーで後輩が腰骨をやっちまった』

って話を書いたのを覚えてるでしょうか。

実はこの話は繋がってるのです。

1998年、数ヶ月のショーをさせていただいた事が縁で、その年のカウントダウンに出演させてもらえる事になったのでした。

カウントダウンでは、立ち回りはアクターにお任せでしたが、全体的な演出は別の方が担当されていました。

そしてラスト、ステージから去って行くヒーロー…

このシーンの演出、その方と僕では全く逆だったのです。

僕は最初に歩いて後ろ姿を見せ、それから走り去っていたのですが、カウントダウンでは

『途中まで走って、最後はゆっくりと歩いて去って!』

と指示されました。


それは僕の解釈に反する!
そんな演出は受け入れられない!

演出の方はこう言います。

『リアルタイムで観てた俺の中では、彼(ヒーロー)のイメージは歩いて去って行く時の【背中の哀愁】なんだよ!それを表現してほしいんだ!』

僕は受け入れきれなくてしばらく戦いましたが、やはり演出家の指示なので従いました。

いま思えば全然受け入れられる演出なんですけどね。

僕は走り去る事で彼の孤独を表現しようとした。

演出家さんは歩かせる事で表現した。

どちらも同じ。

どちらかと言うと歩いた方が分かり易い。

意地を張らずに最初から言う事を聞けば良かったんですが…

実は僕が反対したのにはもう1つ理由があって…


本番、熱狂の内にショーはクライマックス。

最後に1人ステージに残った僕はポーズを決めて、階段を駆け上がります。

階段の上で立ち止まり、肩越しに客席を振り返って、余韻たっぷりに歩いて去って行きます。

上段からステージ後方に伸びた階段を降りて、ヒーローの姿はゆっくりと沈んで消えていきます。

よろよろ、よろよろと。

ん?

よろよろ?


実はこの階段、テーマパークのマスコットキャラクターに合わせて作られています。

マスコットキャラクターは足(靴)が大きいものがほとんどで、人間サイズの階段だと足が乗らないんですね。

おそらくこの時は一段の奥行きが通常の2倍近くあったのではないでしょうか。

人間サイズのヒーローが普通に1歩踏み出したらかかとが残ってしまいます。

ちょこちょこと歩くか、かなり大股で踏み出すか、どちらかにしなければ階段を降りる事が出来ません。

しかし、ちょこちょこ歩く背中に、やけに大股で歩く背中に哀愁を感じるでしょうか?

多分感じないと思います。

そう思って、出来るだけ気をつけながら普通を装って歩いたのですが…

よろよろ、よろよろ…

結局哀愁はありませんでした…

走ればごまかせたのになぁ…


演出は現場状況で変える事も必要!

とも思うし、

演出に応えてこそプロのアクター!

とも思うし、

1998年の締めに色々考えさせられたカウントダウンでした!!
2011-03-04(Fri)

半歩先を。

僕はよく

『立ち回り脳』

という言葉を使います。

立ち回り脳は、立ち回りを記憶するときに使われます。


アクションショーには『立ち回り』(格闘シーン)がたくさんあります。

今度のショーでの自分の動きを数えてみました。

立ち回りに関する動きのみです。

細かいものまで数えると110ぐらいありました。

それを覚えるのが『立ち回り脳』です。

実際は立ち回りだけじゃなく、芝居や段取りも覚えなくちゃいけないんですけどね。

で、この『立ち回り脳』、しょっちゅう使ってる時は勤勉に働くんですが、しばらくブランクを空けるとほとんど機能しなくなります。

つまり、アクションから離れた人間は立ち回りを覚えきれなくなるのです。

立ち回りという特殊な動きをどうやって覚えたらいいのか?

これはタイプによって方法が違います。

そのタイプとは大まかに分けて2種類。

『ひたすら動いて身体で覚えるタイプ』

と、

『頭でしっかり考えて、それから動いて覚えるタイプ』

です。

前者には

『とにかく繰り返し動け!』

としかアドバイス出来ません。

後者には

『動く前に考えて!』

と言いたいと思います。

何を考えればいいのか?


立ち回りを忘れると焦ります。

何とかしなきゃとパニクって、ますます思い出せなくなります。

こんな時その人は、1歩遅れていると言えます。

立ち回りの最中に敵の動きが止まります。

『あれ?俺だっけ!?次は何だっけ!?』

『斬り返しです!』

『あぁそうか!』

これが『1歩遅れ』です。

立ち回りの最中に敵の動きが止まります。

『あっ!ここで俺だった!斬り返しだよな!』

これが『半歩遅れです』。

敵の動きを止める事はないけど、その瞬間にならなきゃ段取りを思い出せない。

これは『ギリギリセーフ』とでも呼びましょうか。


我々にとって一番大切なのは『半歩先』を行くこと。

『次のタイミングで斬り返しにいくぞ~!それっ!』

とかかっていき、斬り返しをしている瞬間には

『よし、次は跳ね上げられて抜き胴で斬られて回るぞ~』

と考える。

そして斬られている時には

『邪魔にならない場所で倒れなくちゃなぁ~』

と考えている。

これが『半歩先』です。

常に1つ先を考えていればいいのです。

スタート時点で半歩先を考えれば後は自動的に『半歩先』が実行出来るのです。

『やろうと思ってるけど1つ先の動きが思い出せないんだよ!』

って方、

動き1つ1つを別個に覚えていませんか?

『ここで突き』

『移動して天地』

なんて覚え方をしてませんか?

『突きで移動して天地』

って覚えれば1つ楽になりますよ。

個別の動きではなく、動きをかたまりで考えて下さい。

次は、動きに意味を持たせて下さい。

『敵が背中を向けて油断しているから突きに行く』

『仲間が殴られて悔しいから斬りに行く』

など、立ち回りの流れに自分のストーリーを作って下さい。

単なる段取りで覚えようとしても覚えられません。

『野菜を煮込んで火が通ったら“一旦火を止めて”カレールゥを入れる』

で覚えられない時は

『グラグラ熱している状態ではルゥが溶けにくいから一旦火を止める』

という意味合いを考えればいいんです。


そして最後。

立ち回りの途中で思考停止していませんか?

1つの段取りが終わる度にホッとして頭が真っ白になってませんか?

思い出して動いてはリセット、

また思い出して動いてはリセット、

こんな余計な所に力を注ぐからパニクっちゃうんですよ。


分かりにくかったと思いますが、何となく伝わったでしょうか。

『頭でしっかり考えて、それから動いて覚えるタイプ』が考えなきゃいけない事は、

●立ち回りにストーリーを持たせる事
●動きをかたまりで考える事
●1つ先の動きを思い出す事
●立ち回り中に思考を止めない事

この4つです。

とりあえず試してみて下さい♪
2011-03-04(Fri)

リハーサル

3月3日はリハーサルでした!

今回のショーはけっこう大変なので、3月3日+当日朝でリハーサルです。

こーゆー時は開き直りが大切!

開き直れば心に余裕が生まれて集中できるから。

…とは言え、大変なショーを作っちゃってゴメンね、みんな!


3月6日
『多良木ゑびす市』
(熊本県球磨郡多良木町)
ゑびす市
10:00 オープニング
10:10 グランパワーヒノクニショー
10:40 忍者ライブショーさやか見参!
11:10 急流戦隊JINクマレンジャーショー
11:40 エンディング(ゲーム大会、握手会、記念撮影会)
2011-03-04(Fri)

ジャンルが変われば…(3)

剣殺陣において、刀剣で命を落とさなくなるとどうなるか。

距離感がおかしくなります。

素手の殺陣と剣(刀や槍も)殺陣は間合いが違うのです。

考えてみて下さい。

あなたが素手で相手を殴ろうとした場合と、日本刀で斬ろうとした場合、より相手に近いのはどちらでしょう?

考えるまでもなかったですね。

素手なら近いし日本刀を持てば遠い。

当たり前の話です。

素手で遠ければ空振りするし、日本刀で近ければ刃ではなく鍔や柄が当たってしまいます。

それぞれ相手にダメージを与える為の適切な距離があるんです。

もちろん演出的な嘘をつく事もありますが、基本はその距離を守らなければなりません。

リアリティがなくなるからです。

『しょせんはエンターテイメントじゃん!そんなにリアリティばかり気にせんでも…』

とおっしゃるなかれ。

しょせんは作り事なのです。

しかし、リアリティという下敷きのない作り事などただのご都合主義の予定調和です。

出来ない事、やりたくない事に目をつむり、『しょせん作り事』という言葉に逃げているだけです。

しょせん作り事だからこそ根本をしっかりさせなくちゃいけないんじゃないでしょうか。

まぁ僕個人の意見ですけど。

※じゃあオマエはそんなに出来てるのか!…と思った方…出来てるワケないじゃないですかぁ(笑)
でも目指しているか目指してないかの違いは大きいと思います。

距離感の話に戻りますね。

例えば素手vs日本刀の殺陣の場合、日本刀は相手を斬れる(または刺せる)間合いでかかろうとします。

そうなると素手は圧倒的に不利ですよね。

自分の手足が届く前に斬られちゃうんですから。

じゃあどうするか?

日本刀の攻撃をかいくぐり、自分の手足が届く距離まで詰め寄らなくてはいけません。

接近戦では日本刀が圧倒的に不利になります。

なので相手を近付けないようにして日本刀の間合いを保たなければなりません。

本当はここまで表現しなくちゃいけないんです。

しかし『斬られても死なない』世界で育った(僕を含めた)キャラクターショー出身者はその緊迫感を表現するスキルがありません。

いや、発想自体がないんです。

これに気づいた事は僕の中で大きな収穫でした。

新しい事に触れると引き出しが増えます。

たまには違うジャンルを経験するのも大事ですよね!!
2011-03-03(Thu)

ジャンルが変われば…(2)

なんやかんやと前置きが長くなりました。

『忍者ライブショーさやか見参!』に関わる時、キャラクターの人間は『忍者ショー』の部分に、演劇の人間は『キャラクターショー』の部分に苦戦するという事は分かっていただけたと思います。

ちなみに僕はキャラクターショー出身です。

演劇はかじった事もありません。

そんな僕が『忍者ライブショーさやか見参!』を作り、初めて殺陣を演出する時にとまどった事があります。

それは…

『あれ?斬ったら死んじゃうじゃん!!』

って事です。

当たり前!!…って思うでしょ?

違うんですよ。

キャラクターショーを観てみて下さい。

戦闘員のみならず、怪人もヒーローも斬られたり刺されたり、何度やられても死にません。

一番弱い戦闘員ですら、どれだけ斬られても刺されてもラストの立ち回りまで死なないのです。

※演出上死ぬ事はあります。戦闘員が早々に死んでWキャストで着替えたりとか。

怪人は人間じゃないし、ヒーローだって強化服を着てたりするので簡単には死なないんでしょう。

それはそれでいいんです。

問題は、『斬る事』『刺す事』を当然のように組み込んで忍者ショーの立ち回りを作ってしまう事なんです。

キャラクターショーの立ち回りでは戦闘員に

『ここで剣を刺すから倒れてもがいて。…で、しばらく苦しんだら立ち上がって斬りかかってきて』

なんて指示を出すのは普通です。

でも忍者ショーは(ってか人間の立ち回りでは)斬られたら死なないと設定が成り立たないんです。

不死身の戦士同士が戦っても全然ハラハラしないでしょ?

そんなワケで僕も当初、

『じゃあここで下忍をズバーッ!!…いかんいかん、斬ったら死んでまう!』

なんてアタフタして、

『仕方ない、刺しにいくけど避けて!』

とか

『斬りにいくけど止めて!』

とかに変更したのです。

ここが剣殺陣の難しい所ですよね。

殴る蹴るなら死ななくても済む。

でも剣や刀の攻撃は致命傷になりうる。

殺さずに、致命傷を与えずに30分のショーをする。

キャラクターショーに慣れた僕にはそのスキルが足りませんでした。

でも、それを考えるようになってから色々な事が見え始めた気がします。


~つづく~
2011-03-02(Wed)

アクションへの道(160)

テーマパークでのキャラクターショー、
僕がラストに表現したかったテーマとは…?


このイベントで僕が演じたヒーローは、あの、日本で最もメジャーな等身大ヒーローでした。

彼は孤独を隠し、苦痛を隠しながらも人間の自由の為に戦うヒーローです。

どれだけ応援されようと、どれだけ称賛されようと、もはや彼の身体は人との関わりを持つ事すら許されないのです。

彼が孤独と苦痛を背負いながらも無償で戦い続けるのは、それが唯一の

『絆だから』(by綾波)

かもしれません。

このヒーローを演じるにあたって、この部分は外せない所です。

もし彼がスポーティーに軽快に、カタルシスたっぷりに戦ったらファンは納得しないでしょう。

※通常の不特定多数向けのキャラクターショーならそういう側面も必要です。
しかしながらこのイベントは『好きな人が観に来る』要素が強かったのです。

そこで僕は、彼が怪人を倒し、観客に別れを告げて去って行くシーンにかなりの時間を費やしました。

最後の台詞を言い終わると、くるりと踵を返し客席に背中を向けてゆっくりと歩いて去って行きます。

少し進んだ所で立ち止まり、少しだけ振り向きます。

観客達を見つめてから一瞬の間を置いて深くうなずき、疾風のように走り去って姿を消します。

この芝居にはどんな意味合いがあるのでしょうか。


怪人を倒した彼は、本当は観客達(子供達)と一緒にいたい。

でも自分の宿命がそれを許さない。
立ち去らなくてはいけない。

分かっている、早々に去らねばならない事は分かっている。

彼は後ろ髪を引かれながら歩いて行きます。

しかし内心は

『なぜ俺がこんな孤独を、ツラさを背負わなければならないんだ!?いっそ戦う事を捨てて、人々の元に…』

と揺れています。

葛藤の末、彼は振り向き、人々を見つめます。

その表情に、

『俺が戦いをやめたら、誰があの笑顔を守るんだ?そうだ。これでいいんだ。みんなの笑顔の為に、俺は戦い続ける』

と新たに誓い、子供達を安心させるように

『君達は俺が必ず守るから』

とうなずいて、

そして迷いを振り切るように走り去るのです。

実際にお客さんに伝わったかどうかはともかく、僕は『去る』シーンにキャラクターの心情を込めました。

人によっては

『なんでそんなジメジメした演出にするの!ヒーローショーなんだから、スカッ!と終わって拍手っ!ってなった方がいいじゃん!』

って意見もあると思いますが…


もちろんそれがヒーローショーの王道だと思います。

でも、子供向けだからって、王道だけじゃダメなんです(…と僕は考えます)。

僕が観客に(特に子供達に)残したかったのは『爽快感』ではなく『ある種のやりきれなさ』。

『切なさ』と言ってもいいでしょう。

ヒーローは強い、カッコいい。

でも、人は戦う時、必ず何かを背負っているんです。

キャラクターショーは人生の縮図です。

悪役というのは押し寄せる不条理です。

ヒーローとは、人生の荒波に翻弄されて、それでもあきらめない人間です。

綺麗事で済まない苦難が無差別に襲いかかって来る人生、

それに何度も叩きのめされて、それでも誰かの為に、何かの為に、そして自分の為に戦いを挑む強さ、
その素晴らしさ。

アクションやストーリーを通して、それを伝えるのがキャラクターショーなんです(…と僕は考えます)。

『ヒーローは頑張った。だから僕も頑張ろう』

『ヒーローは耐えた。だから僕もツラくても耐えよう』

そう思ってもらえる事こそキャラクターショーの醍醐味じゃないでしょうか。

だから僕は、あえて『やるせなさ』を伝えたかったんです。
2011-03-02(Wed)

ジャンルが変われば…(1)

僕らがやってる『忍者ライブショーさやか見参!』は一応『忍者ショー』です。

一応、というのは、本格的な忍者ショーをされているチームの方々に申し訳ない気持ちがあるからです。

『さやか見参!』のベースはあくまでもキャラクターショーです。

たまたまキャラクターが忍者という設定なのです。

これはキチンとした忍者ショーとは全く別物です。

というワケで、以前は『インチキ忍者ショー』を自称しておりましたが、あまりにも響きが悪いという事で、最近は

『忍者キャラクターショー』

と紹介させてもらってます。

ここまでは余談。


では『忍者キャラクターショー』とはどういった物かと言うと、悪く言えば中途半端、普通に言えば『あまりなかったジャンル』って感じのエンターテイメントです。

先ほど説明したように『本格的忍者ショー』とは違う。
そして『キャラクターショー(ヒーローショー)』とも違う。

武装の初期メンバー、みんみん、ジャスティン、やっちゅん、たいさの4名はキャラクターショー未経験者でした。

しかしそれ以外の参加者(メンバー・助っ人共に)はほとんどがプロとしてキャラクターショーをやっていた人達です。

キャラクターショー出身者が『忍者キャラクターショー』を演じるのはけっこう大変です。

そして、通常のお芝居(演劇)出身者が『忍者キャラクターショー』に入るのもまた大変なのです。


『忍者キャラクターショー』って文字で見ると『忍者キャプター』を思い出しますね。

どうでもいいって?ゴメンナサイ。

以前もブログで書いたかもですが、『人間』の動きと『キャラクター』の動きって全然別物なんですよ。

これは設定が、ではなく衣裳の問題です。

例え設定が普通の人間でも、衣裳が着ぐるみならばキャラクターの動きをしなければ不自然になってしまいます。

キャラクターは人間以上にオーバーに演じなければいけません。

普段『人間としてお芝居している』演劇出身のメンバーは『キャラクターショー』の部分でとまどうのです。

そして人間は、キャラクターよりも自然に動かねばなりません。

キャラクターショー経験者はそこにつまづくのです。

~つづく~
2011-03-01(Tue)

2月28日の練習報告

ショーが近づいてきてます!
危険!危険!

…という事で28日は通常練習ではなくショーに向けた練習に切り替えました。

3月3日のリハーサルを無事に終える為にも、事前に準備しておきたい事が山ほどあったからです。

まずは「おいさん」と一緒に、悪役のボスと手下のシーン。

ここはけっこう重要で難しいので、何度も何度も何度も何度もやりました。

もちろん数時間で出来るものでもないので、後はリハーサルまでの宿題です。

その後は「みちャき」を交えて立ち回り。

以前の分を復習したり新規に作ったり…

まだまだやっておきたかった事はたくさんありましたがタイムオーバー。

次はリハで頑張りましょう!

おいさん、みちャき、お疲れ様でした!!

ショーは3月6日!

場所は熊本県球磨郡多良木町です!
2011-03-01(Tue)

小説・さやか見参!2(77)

まるで想いを交わす恋人同士の空気から一転、さやかとイバラキはお互いに向かって走り出した。

さやかの電光の様な打ち込みをイバラキは鈍く光る義手で跳ね返す。

さやかが距離を取った。

その隙にイバラキも刀を抜く。

鍔に山吹紋が刻まれた

かつて兄妹のものだった刀が敵として向かい合っている。

イバラキがジリジリと沼の方に進んだ。

さやかも同じ方向に動く。
ゆっくりと一歩、二歩、
少しずつ歩みは速くなり、やがて二人は向き合ったまま沼の上に走り出していた。

本来ならば全てを呑み込むはずの底無し沼に足跡すら残さない忍びの術を心太郎はただ呆然と見ているしかない。

二人の因縁に果たして自分が関わって良いものか考えていたのだ。

山吹の忍びとしては共にイバラキを討つのが正しいと思う。

しかしさやかはそれを望んでいない気がする。

『おいら…おいらどうしたらいいっシュ…?』

寂然たる山中に甲高い剣戟だけが響いた。


『始まったわね』

さやかとイバラキの戦いの地から離れた高い岩場で艶のある女の声がする。

『ほんとかよ。こんな場所からよく分かるな』

応えたのは呆れたような感心したような男の声だ。

皓々とした月が、すらりとした髪の長い女と、両腕を枕にして仰向けに寝転がった小柄な男を照らしている。

『あんただって気を感じる事ぐらい出来るでしょ?』

『あぁ、無理無理、俺にはあんな遠くの気は読めねぇよ』

男は小馬鹿にしたような口調でへらへらと答える。

二人が動く度に派手な装束がきらきらと月光を反射した。

『だん、それはあんたにやる気がないからでしょ?』

『やる気なら満ち溢れてるぜ。心配すんなよ、おふう』


断と封。

二人は一角衆の忍びだ。

かつて術を用いて山吹の配下を操りイバラキを追い込んだのは断と呼ばれる小柄な男だった。

つまり、

かつてのくちなわが十二組を裏切り幻龍イバラキとなったのは、

イバラキが山吹たけるの命を奪い、現在さやかと敵対しているのは、

間違いなくこの者達が元凶なのである。

あれから十年。

いまだ一角衆は幻龍イバラキの動向を窺っていたらしい。

なにやらの因縁があるのかもしれぬが、それは今は分からない。

『どうする?おふう』

『どうするったって行くしかないでしょ。頭領の命令なんだから』

『しかし屈辱だよなぁ。「どちらかだけでいいから片付けて来い」なんて。山吹も幻龍も揃って始末しろって言ってほしかったぜ』

一角衆の頭領は断と封に

『もしも山吹さやかと幻龍イバラキが邂逅を果たしたならばどちらか片方を討つべし』

との命を下していたのだ。

さやかとイバラキ、

この二人が揃う事が一角衆頭領にとってどんな災厄をもたらすというのだろうか?

断と封も分からぬままだが、頭領の命令に疑問を持つ事などない。

『なぁおふう、どっちかっつったらどっちを殺りたい?』

断が上半身を起こして訊いた。

『あんたは山吹の娘を殺りたいんでしょ?』

『よく分かるな』

『三十年近く組んでるのよ。そのぐらい分かるわ。あんたは可愛い女の子をいたぶるのが大好きな変態だものね』

『確かに。外れちゃいねぇ』

変態呼ばわりされて断は笑っている。

『私は…どちらかと言うとイバラキと殺り合ってみたいかな。女同士なんて気が乗らないし、それに…』

『それに?』

断の問い掛けに封は妖しい笑みを浮かべて

『あーゆー周りが見えなくなってる馬鹿正直な男はけっこう面白いのよ』

と答えた。

断は欠伸をして面倒そうに立ち上がる。

『その面白さは俺にゃあ分かんねぇな。…ま、何にしてもよ』

にやり。

『その前に少し遊べるぜ』

封も笑う。

『そうね。楽しめるといいけど』

言葉が終わらぬ内に、突如現われた壁が二人を取り囲んだ。

断は『やれやれ』といった顔でぐるりと周囲を見る。

二人を取り巻いた壁の正体はイバラキの配下、数十名の忍び達であった。

手に手に刀をかまえる敵を前に封は

『あら、たくさんいるわね』

と舌なめずりをしてつぶやいた。
プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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