2011-01-14(Fri)
アトラクションチーム武装の練習、昨年までは週に1回でしたが、今年から
『週2』
でいってみようと思います。
練習にかかる費用は倍になりますけどね(泣)
技術こそ僕らの商品価値ですから。
どんどん腕を磨いていきましょう!
しかし今年の目標は、腕を磨く前に身体を作る事!
…ってなワケで、今回も筋トレ頑張りますよ~!
僕が練習室に入ったのは、定時の19時。
本日はメンバーの阿部さんが来る予定。
阿部さんが仕事を終えて来るまで時間があるので、1人で筋トレ、筋トレ、筋トレ。
前回までやったメニューに新しいメニューを追加してみました。
鍛える箇所は全部で11。
これからも増えると思います。
新しいメニューは本当に効果があるか分からないのでみんなにやらせる前に1人でこっそり試してみます。
効果がありそうだったら、更に効果が上がりそうな方法…例えば筋肉に『ひねり』を加えるとか…を考え、回数も考えます。
僕の筋トレは負荷が軽くて簡単な『初心者向け』です。
やり始めは簡単ですが、回数をこなすとけっこうキツくなります。
1人で試す際に
『何回ぐらいからキツくなるか』
を確認して回数を決定します。
筋トレは、
『どこに意識を集中するか』
が重要なので、それも考えます。
自分がやるのは簡単なんですが、それを伝えるのが難しいんですよね。
とにかく勉強の日々です。
20時過ぎてから阿部さんが到着。
軽くストレッチをしてもらって、すぐに筋トレ。
さっき1人でやったメニューを今度は2人でやってみます。
ベーシックな腹筋から、ちょっとマニアックな脛骨筋(スネ)まで、かなりがっつりやりました。
キャラクターショー現役当時の肉体を取り戻すべく、これからもがっつり鍛えましょう!
それから膝上げ、反動をつけての膝上げ。
その動きをベースにして前蹴り、回し蹴り。
木刀を持って、摺り足で移動しながらの真っ向斬りと袈裟斬り。
僕はこういった基本動作を練習する際、無駄なおしゃべりをしながらやるようにしています。
理想を言えばしっかり集中してやった方がいいんでしょうけど、実際のショーでは色んな事を考えながらキチンと動かなきゃいけないですからね。
他の事と同時進行で基本動作が出来るって大事じゃないかな~、と思っての選択です。
もちろん不慣れなメンバーがいる時は集中してやらせますよ!
今回は僕と阿部さんだったからそれが出来たんです♪
続けて剣殺陣の型。
これは抜刀から納刀まで十五の動作で構成されています。
刀を『差した』Ver.で複数回、
刀を『佩いた』Ver.で複数回やりました。
2007年の冬、二日市の公園で練習していた頃とは比べ物にならないスムーズさです。
…って当たり前か!
木刀を置いて徒手の基本に入ります。
正拳突き、手刀。
『下半身からの力を腕に伝える』
事だけ再確認してスタートしました。
手刀の構えを少し変えてみたので若干の戸惑いがありましたが、きっとすぐに慣れるでしょう♪
受けは外、内、上段、下段の4種類を連続して。
以前のように、本気の突きを本気で受ける練習がしたいものです。
当時はアザだらけでしたが…
足技は前蹴りと回し蹴り。
僕の体調が万全でないのでミット蹴りまで出来ませんでした。
申し訳ないです。
そして最後に1対1の剣殺陣をつけてやってみました。
最近は阿部さんに手(段取り)をつけてもらってばかりだったので、今回は久しぶりに僕が。
いつも同じ立ち回りをやれば上手くなるんですが、手をつける訓練も必要ですね。
『立ち回り脳』が枯れないように精進していきたいと思います。
やっぱり練習は面白かった!
これからも筋トレたっぷりアクションたっぷりの練習を楽しんでいきましょう♪
阿部さん、お疲れ様でした!
2011-01-13(Thu)
今日はこれから練習~♪
阿部さんと2人~♪
2011-01-13(Thu)
さてさて、
一番肝心な事はがっつり書いたので、後は雑記的に…
一週間近い撮影の中で、二日間だけ甲冑を着ける機会がありました!
普段は野良着みたいな衣裳だったのでテンションが上がりました!
その二日間は!
ずーっと雨が降っていたので全員待機。
僕はヨロイとカブトを着けてテントで寝ていました…
がっくし…
職人さんの話。
甲冑に合わせる小道具が足りなくてスタッフさんが小道具さんの所に駆け寄り、
『何でもいいから適当にちょうだい!』
みたいな事を言いました。
するとその小道具さんは、
『馬鹿野郎!甲冑の様式や年代で付いてくる物も変わるんだ!
適当だと!?小道具をナメんじゃねぇ!!』
と一喝。
テレビや映画で見る職人さんの姿でした。
ワイヤーで人を吊る撮影の時、休憩中のエキストラ達に
『吊りのロープ引いてみたい人いない?』
と声がかかりました。
滅多に出来ない経験!!…と思いましたが、休憩していたかったので手を上げませんでした。
…ダメな俺…
憧れのスーツアクターさんとお話できました♪
めっちゃ日焼けしました。
素敵なエキストラ仲間と、みんなで映画祭に行って初上映を観ました。
その後、エキストラ仲間に会う独り旅をしました。
皆さんすごく良くしてくれました。
この時の仲間には今でもめちゃめちゃお世話になっています。
なかなか会う事は出来ませんが、13年以上経った今でも繋がっている事が嬉しいです。
この撮影を思い返す度、そんな色んな想いが交錯するのです。
~エキストラ編・おわり~
2011-01-12(Wed)
意を決して殺陣師の先生に話しかけた僕。
この時のやり取りに関しては、今までこのブログで幾度となく書いていますが、また今回も書きます。
そのぐらい僕にとって大切な事なんです。
『先生!』
僕は先生の所に駆け寄り、先に失礼を詫びました。
『僕は福岡でキャラクターショーをやってるのですが、殺陣をやるには実際の武術もやっていた方がいいんでしょうか?』
『何ていう所でやってるの?』
『●●●●(当時の事務所名)って所です』
『そう…申し訳ないが知らないなぁ…』
そして先生はこう続けます。
『君は殺陣師になりたいの?』
『あ、え…と、今はまだショーをこなすのに精一杯で、まだそこまで考えた事はないです』
『君が将来、もし殺陣師になりたいのなら今の事務所はすぐにやめた方がいいね』
僕は先生の言葉の真意が読めずに言葉に詰まってしまいました。
『殺陣師っていうのはね、キチンとした系統があるんだよ。
例えば私の先生は●●●●という人で、さらにその先生は●●●●という人で…
突き詰めると●●●●という人に行き着くんだ』
出てくる名前は僕でも聞いた事があるような高名な方ばかりです。
『殺陣師というのは武芸を嗜んでるものでね、いま名前を上げた先人達もそうだし、私だって人を殺す技は徒手武術から刀、槍、ピストルまでやった』
後になって知りましたが、先生は殺陣師として、ハリウッドでガンアクションも担当されるのだとか。
『殺陣の大本はね、やはりそういった本物の武術なんだ。
でも本物の武術では舞台やスクリーンで見栄えがしない。
分かるかな。
本当に人を殺す技を、どうやって嘘にアレンジするか。
それが殺陣師の仕事なんだよ。
さっき言った殺陣師の系譜の中でね、先生は弟子に、まず本物を教えるんだ。
そして各時代の中でそれぞれの殺陣師が本物の技をアレンジするんだ。
』
先生は、たかだかエキストラにすぎない僕に真剣に話して下さいます。
『そうやって先生から弟子に、本物の(武術の)技と、それをアレンジした(立ち回りの)手が伝えられる。
それを受け継いだ者が、次の弟子に本物の技と立ち回りの手を伝えていく。
それぞれの先生が、自分が編み出した手を加えていった結果、今の殺陣があるんだよ』
ここから話は佳境に入ります。
『でね、ここからが問題だ。
そういった系譜に連なる殺陣師は、立ち回りの手の中に、本来の人殺しの技を秘めてるんだ。
本物の殺陣師がつける手は何て事ないように見えても、間違いなく武術の本質を秘めてるんだよ。
キチンと武術を学んだ弟子達は、それを理解した上で殺陣をつけるんだ』
僕は理解しようと必死に聴き入ります。
『でもね、こう言ってはなんだけど、君が所属している事務所も含めて、系譜に連なっていない所の殺陣は、ただの見よう見まねなんだよ。
本来あったハズの武術の本質がないんだ。
今のアクションはほとんどそう。
どうしてそうなるかと言うとね、今の殺陣師はテレビや映画を観て勉強するからなんだ。
キチンとした殺陣師が武術(実)をアレンジして作り出した手(虚)を見て、武術の武の字も知らない奴がそれを真似る。
そこで虚の虚が生まれる。
テレビで見た虚の虚を見た殺陣師がそれを真似て虚の虚の虚を作り出す。
そうなったらそれはもう殺陣じゃなくて、中身のない形ばかりの振り付けだろ』
段々先生のおっしゃりたい事が分かってきました。
『いいかい?
実から虚を作るのが殺陣なんだ。
人を殺せる実の技を、いかに作品に合った虚に作り替えるかが殺陣師の仕事なんだ。
虚から虚を作るようなものは殺陣とは呼べないよ。
だから、君がこの先、本当の殺陣を追求するのなら実際の武術も知っておいた方がいいだろうね。
こんなもんでいいかな?』
僕は本当に感極まってしまって、そして目からウロコが剥れ落ちて、ただただ
『ありがとうございました!今後精進します!』
と頭を下げたのでした。
ちなみに後日談。
福岡に帰った僕は事務所の大先輩(実戦空手の猛者)にこの話をしました。
すると先輩は…
『あ~、無理無理!実から虚を作るなんて無理!』
といきなり否定しました。
『えっ!?どうしてですか!?』
驚く僕に大先輩は
『だって本気で殴ったら相手が死んでしまうもん』
と強く握った拳を見せて言いました。
『実』で殴ると死んでしまうから『虚』を作るんだと思いますが…
どうやら理解が及ばなかったようです。
僕がその大先輩を見限ったのは言うまでもありません。
2011-01-12(Wed)
僕がエキストラで参加した映画の話が長々と続いております。
僕の人生のターニングポイントだとも言えるので長いですよ~(笑)
この作品の見せ場の1つに、クライマックスの1対1があります。
主役と悪ボス、ベテラン俳優同士の対決です。
殺陣は事前に決まっているようで、お二人とも空き時間、マネージャーさん(?)を相手にずっと練習なさっていました。
僕はその本番を見るのをすごく楽しみにしていて…
そしてようやく本番の撮影が!!
いやぁ~!
興奮しました!
長回しで撮影されたその対決は、武器を使っての戦いからお互い武器を失って素手の打撃、そして関節技や目潰し、
格闘術がフルに詰め込まれた迫力の殺陣だったのです。
僕は
『あぁ、殺陣ってこんなに幅広いものなんだ!』
と感動しました。
あれは映像ではなく肉眼で見れて本当に良かったと思います。
そして僕は殺陣師の先生に色々と訊いてみたくなりました。
しかし、たかだかエキストラが殺陣師の先生に話しかけるなんて失礼極まりないのでは?
でも…
こんなチャンスはめったにない…
むしろ、こーゆーチャンスを求めてここに来たんじゃないのか!?
えぇ~い!
旅の恥はかき捨て!!(?)
僕は休憩中の先生の所に向かいました。
2011-01-12(Wed)

1/11(火)は練習日でした。
今回はジョーとマンツーマンです。
19時ちょうどに練習場入り。
ぼちぼち着替えてぼちぼちストレッチ。
そしていきなり筋トレです。
今年の練習に筋トレは欠かせません。
腰、肩、腕、腹、脛、ふくらはぎ等々…
こんなんをメニューの要所要所に挟んでいきます。
どれも布団の上で簡単に出来るトレーニングです♪
ジョーはかなりへばってましたが(笑)
それから膝上げを三種類と、移動しながらの前蹴り。
これはストレッチ兼ウォームアップです。
今回は久しぶりに手技の基本をやる事に。
正拳突きと手刀をやった所でフォームの修正。
ジョーは身体に力が入り過ぎて動きの流れが滞っています。
身体は柔らかく、柔らかく、出来るだけ力を抜いて…
いや、
力を抜くなんてもんじゃない!
力を入れてはならぬ!!
僕はジョーに言いました。
『はんぺんだ!
オマエの身体ははんぺんで出来ていると思え!
しかも、おでんのはんぺんだ!
くたくたに煮られたおでんのはんぺんだ!!』
…なぜ僕の教え方はいつもこうなのでしょうか…
『力を入れるな!
力を入れるとプチンって切れちゃうぞ!』
…ジョーはまだまだはんぺんになりきれないみたいでした。
仕方なく、一番力が入っている肩と背中をストレッチ。
全身をリラックスさせて上手く力を伝達させるにはもうしばらくかかりそうですね。
そして久しぶりの受け。
外、内、上段、下段の四種類。
ホント久々なので、形を思い出すぐらいにとどまったかな?
最小の動きで敵の攻撃を弾くんだ!
蹴りもやりました。
前蹴り、回し蹴り、足刀の三種類。
利き足のみ。
上手く反動を使いながらフォームも整えるという難関に挑んでもらいました。
上半身で反動をつけるだけではダメで、下半身の体重移動が調和しなければ形が決まりません。
まぁこれも上手くなるには時間がかかりそうです。
僕の教え方次第ですかね。
何か分かりやすい説明を編み出したいと思います。
頑張ろっと。
最後はジョーに立ち回りを付けてもらいました。
自由に考えてもらった立ち回りを、あーだこーだと調整していく中で、『武装流』を理解してもらいたいと思っての練習です。
ジョーのつけた手(振り付け)を見て、
『立ち回りを考える際に意識した方がいいな』
と思った事3点。
1…何故そうするのか
2…そうする為にどうするのか
3…どんな気持ちでそうするのか
2が一番難しいと思いますが、これは文章で説明するのは難しい。
練習の時に口頭で伝えていきたいと思います。
ジョーぐらい熱心にやってたら理解も早いでしょう。
理解は容易く実践は難いものですが(笑)
そんなこんなの武装練習でした。
ジョー、お疲れ様でした!
2011-01-12(Wed)
主人公達を取り囲んでのアクションシーン。
もちろん僕達エキストラは殺陣には絡みません。
周りでワーワー言っていつの間にか死んでいます。
殺陣に絡むのはアクションチームの方々です。
僕が見たかった光景が目の前に!
福岡ではなかなか見る事の出来ないプロの仕事を間近で見学出来るなんて!!
この作品では殺陣師(アクションの段取りを決める人)がお2人いらっしゃいました。
アクションチームの殺陣師さんが宇宙人(?)の殺陣を、
そしてその他を、ある高名な殺陣師の先生がつけていました。
その先生は世界的に活躍なさっている殺陣師にして、本物の武術家でもあります。
先生に師事して武術を学んでいる俳優さん達の話もよく耳にします。
僕はその先生が殺陣をつける姿をずーーーーっと見ていました。
すごい!
すご過ぎる!!
何がすごいって全てがすご過ぎて語れませんが、最初に思ったのは
『スムーズ過ぎる!!』
って事。
殺陣をつけるのがスムーズで早いんです。
『こーしてこーして合わせて弾いてよけてこーしてズバーッ!
…どうでしょう監督?』
みたいな感じで殺陣が決まっていくんです。
キャラクターショーではアクターが殺陣をつけたりしますが、
『えーっと…最初はどうしようかな…
じゃあ最初はスカシで抜けて…
次は殴りで向こうに行って…
あ、
向こうに行ったら立ち位置が反対になっちゃうな…
どうしようかな…』
みたいにモタモタして時間がかかる事が多いんです。
先生と我々の何が違うのかと言うと(比較するのも失礼な話ですが)、
『技の引き出しの数』
だと思うんです。
技のパターンが多ければ多いほど殺陣をつける際に悩む事は少なくなります。
僕らがいかに乏しいスキルでやってきたかを垣間見た瞬間でした。
では知識を増やせばいいのか?
先生はただ技をたくさん知ってるだけなのか?
当然ですが違います。
全ッ然違います。
この違いが何によるものなのか、
それは後述しましょう。
2011-01-11(Tue)
バスはロケ地の栃木県へ到着。
採石場(跡?)には山賊達のアジトが築かれていました。
おぉっ!
映画の撮影だよ!
そこで渡された衣裳に着替えて、すっかり山賊気分の僕。
坊っちゃんカットは手拭いで覆われています。
それから撮影シーンの説明があって、何度もテスト。
説明もテストも、素人の軍団相手なので大変そうでした。
僕も草鞋で何度も走って足が痛かった想い出が甦ります。
そして、主演の俳優さん達発見!
テレビや映画で観るあの人が!
あの人が!
そしてあの人が!!
そしてアクションチームの方々を発見!
憧れのあの人が!
あの人が!
そしてあの人が!!
ミーハーぽいけど、もう感動MAXですよ。
俳優さん達を取り囲んで威嚇するシーンなんかも撮ったりして♪
ただ…
エキストラ全員に武器が行き渡らなくて…
僕は最初『素手』でした。
武術の達人である主人公達を握り拳で威嚇する山賊の手下…
絶対かかっていく気がないですよね(笑)
スタッフさんがそれに気付き、
『素手じゃあんまりだ』
と探してきたのが
『大きめの石』。
石を握り締めて主人公達を威嚇する僕…
かかっていっても多分一刀で斬り捨てられるでしょう(笑)
『石はないだろっ!』
と、今度はようやくそれらしい棒を渡されました。
何とか戦ってる感じになりました。
2011-01-11(Tue)
図々しくも、中学時代からの親友の実家に一週間も泊めてもらう事になった僕。
…簡単に『図々しい』なんて書いてるけど…
ホントにハンパなく図々しいんだからね!!
まず、親友は職場の温泉旅行の為ほとんど不在。
つまり家にいるのは、ご両親と僕の3人。
朝の5時にお父さんが近くの駅まで車で送ってくれます。
終わったら駅まで迎えに来てくれます。
3人でご飯を食べます。
のんびりお風呂に入って寝ます。
そんな一週間。
…甘えすぎやろっ!!
本当にどれだけ感謝しても足りませんよ。
お父さんお母さん、その節はありがとうございました。
いつかご挨拶にうかがいますので。
~参加初日~
新宿に集合してロケバスに乗り込む僕。
車内には監督のファンであろうエキストラの皆さんがぎっしりです。
色んな方がいらっしゃいました。
人見知りな僕はほとんど口もきかずにジッと周囲の様子を観察していました。
そんな中でも何人かの方には仲良くしていただいて、今でもお付き合いさせてもらってます。
この出会いだけでも参加した意義があったな~。
2011-01-10(Mon)
エキストラの申し込みからしばらくして書類が送られてきました。
詳細を読むと時代劇っぽい感じです。
エキストラは野伏せり(山賊)の役らしく、
『長髪の方は切らないで下さい』
と書いてあります。
しまった!
僕はこの書類が届く2~3日前に、かりあげ坊っちゃんカットにしたばっかりだ!
タイミング悪いぜ俺っ!
しかし自分の不遇を呪ってみても始まらない。
出来るだけ早く伸びるように祈ろう。
そうだ。
エロい奴は髪が早く伸びると言われた事がある。
よし!
エロ妄想だ!
妄想し続けるんだ!!
…それはさておき…
撮影期間は1週間ほどあるらしい。
都合のいい日だけでいいみたいだけど、どうせなら全部行きたい…
ってなワケで、バイト先に無理を言って10日ぐらい休みをもらいました。
よくクビにならんかったなー。
ロケの日は朝の7時に新宿に集合という事なので宿泊場所を探さなければ…
そんな事を神奈川在住の親友と話していると、
『ウチに泊まれば?』
と言ってくれました。
え~っ!?
それはありがたいけど実家でしょ!?
ご両親とかめっちゃ嫌がるんじゃないの~!?
とか言ってたらご両親がOKしてくれたらしく、厄介になる事に。
どんだけ図々しいんだ俺。
2011-01-10(Mon)
1997年、僕にとって一番のビッグイベントと言えば、やはり映画のエキストラに参加した事でしょうか。
とある雑誌を読んでいたところ、とある監督が次回作でエキストラを募集しているという記事を発見。
その監督はあるジャンルにおいて絶大な人気を集めている方で、もちろん僕もそれまでの作品を観ていました。
現在『さやか見参!』をやってるのは、その監督の作品が影響している、と言えるぐらいです。
これは行きたい!
参加したい!
しかし…
作品の内容やその他の詳細は全く書かれていません。
ロケ地はおそらく関東です。
もし東京まで行ってみて、監督初の
『フツーのドラマ』
だったらどうしよう!?
という不安がありました。
まぁぶっちゃけて言うと、特撮アクションの監督さんなんですよね。
で、前作(特撮アクション)でもファンをエキストラとして起用していて(しかも自前の衣裳でエイリアン役!)、その作品のようなエキストラだったら参加したいな、と思ったのです。
僕は監督の作品でアクションを担当しているチームの大ファンでして、そのアクションチームの仕事を間近に見れたら勉強になるよなぁ~と思ったのです。
…う~ん…
僕はかなり悩みました。
でも…
確率としては、特撮アクションの可能性が高い!…ハズ…
それにもし、フツーのドラマのフツーのエキストラだったとしても経験じゃん!
応募しちゃえ!!
2011-01-10(Mon)
時々、
『劇的な一言』による『劇的な変化』
を求めてる人に出会います。
僕の所にも、
『劇的な一言による劇的な変化』
を求めてる人が教えを請うて来る事があるのです。
そういう人が
『この技って、どうすれば出来るようになりますか!?』
と訊いてきた時、
それは、
『自分はこの技を成功させるだけのスキルを持ち合わせているハズ!』
という自信を持って訊いているのです。
つまり、
『自分がこの技を出来ないのはやり方を知らないだけだ。
やり方のコツさえ聞けばすぐに出来るようになるに違いない!』
と思っているのです。
例えば、
『飛び後ろ回し蹴りが出来ないんですよ!』
『この位置で足を踏み切ってごらん』
『うわぁ!出来たぁ!』
…ってなるもんだと思ってるんです。
そーゆー人は苦労をしたがらない(苦労をしなくてもやれると思ってる)人なので、現実的な指導をすると不満気な顔をします。
『飛び後ろ回し蹴りが上手くいかないんですよ!』
『あぁ、跳躍力がないから脚の筋力をつけた方がいいね。
それと蹴り足、軸足の引き上げも出来てないから腹筋とかやってみたら?』
『……はぁ…』
と、納得のいかない(そんな答えは求めてないんですけど~、みたいな)表情をして筋トレする事もなく、他の先輩の所に
『飛び後ろ回し蹴り教えて下さ~い』
って行っちゃうんです。
場合によっては、ちょっとしたアドバイスで大きな変化がある事もあるんですが、全てがそうとは限りません。
現実的なアドバイスをされた時には自分のスキル不足を素直に認めて努力しましょう。
『劇的な一言による劇的な変化』
なんて、世の中そうそうないのです。
2011-01-10(Mon)
さてさて、この何度もやってる膝上げ、蹴り上げ。
何の為にやってるのかと言うと、
ウォームアップとして、
ストレッチとして、
筋トレとして、
そして、蹴り技の準備動作としてやっています。
と言う事で、次は蹴りをやってみました。
前蹴り、回し蹴り、足刀の3種類を利き足で。
蹴り技は今まであまり力を入れてこなかったので、今年はぼちぼち進めていきたいと思ってます。
それからまた筋トレ。
腹筋、脊柱起立筋、肩の3ヶ所。
次は立ち回りです。
阿部さんに手をつけてもらい、僕とnassyさんで絡みました。
そこへ後輩のみちャきが到着。
早速みちャきに手をつけてもらって、阿部さんとnassyさんに絡んでもらいました。
ここでは台詞有りの立ち回りです。
いずれこれを発展させて、お芝居形式の殺陣を練習しようかな?
時間になったのですごく簡単な筋トレで締めて初稽古は終了です。
阿部さん、nassyさん、みちャき、イグチ、
皆さんお疲れ様でした!
2011-01-09(Sun)
nassyさんが到着した辺りからイグチの目が虚ろになっていました。
やっぱり風邪で体調が良くないのでしょう。
だからおとなしくしとけと言ったのに…
『イグチ!帰れ!』
『はい…帰ります…』
今度は素直に帰りました。
オマエは翌日も舞台の稽古が控えてるんだから無理すんな。
僕と阿部さん、nassyさんの3人は膝上げ、蹴り上げで身体を温めます。
『何回やる気じゃ!?』
と言われるかもしれませんが、
いいんです!
基本的な事は何回やっても!
僕には僕流の教え方があって、応用の前に基本、基本の前に基本の基本、みたいな感じで練習を進めています。
『基本の基本』
とは何かというと、『基本』の動きを分解したものです。
僕らの中で『基本』と呼ばれる動きも、実はけっこう難しかったりします。
なので、その動きを分解して1つ1つ覚えられるように…
出来たらいいな…
と考えているのです。
正直これは、センスで動ける人には必要のないワンクッションなんですけどね。
でも、センスも運動能力も持ち合わせていない僕には絶対に必要なステップなんです。
僕が新人の頃、そんな教え方をしてくれる先輩はいませんでした。
『見よう見まねでやってみろ!』
『出来なければとにかく反復練習しろ!』
そんな感じでした。
僕は自分基準で、ハードルの低い練習をしたいんです。
~つづく~
2011-01-09(Sun)
イグチには摺り足に戻ってもらって、僕と阿部さんは剣殺陣の型をやりました。
剣にしろ徒手にしろ、基本の型をずっとやってると、
『いつまでこれをやったらいいんだろう?』
と疑問が湧いてくる事があります。
いつまでやればいいのか?
意識せずに型が出来るようになるまで、です。
基本の型というのは、形や順番を覚えたら終わりではありません。
形と順番を覚えてようやくスタートラインです。
そこで覚えたものを意識せず咄嗟に出せるようになるのが目的なのです。
『真っ向を柳で受けて!』
と言われて、
『えっと…柳は…刀がこっちだから…右足をこっちに…』
とか考えてる内は駄目なんです。
『柳で受けて!』
『はいっ!』
と、即座に反応出来て初めて
『基本が身についた』
と言えるのです。
僕もまだまだなんですが、その領域を目指してみんなで頑張りましょうね♪
イグチは摺り足を続行。
僕と阿部さんは素振りをしながら摺り足での前進です。
それから筋トレ…
今年の練習にメニューには筋トレを加えていきます。
とは言え、いきなり激しくやると後日大変な事になるお年頃なので…
簡単なものを、回数とセット数を少なく…
ぼちぼちやっていこうかと。
とりあえず、腹筋、脊柱起立筋に肩の筋肉を鍛えていきましょう。
ぼちぼち、
あくまでもぼちぼち。
筋トレが済んで、再び膝上げ蹴り上げをやっている所へnassyさんが到着しました。
nassyさんはFFF(ファイヤーフライファンタジー)という団体の代表さんです。
熊本の大津町で『グランパワーヒノクニ』というローカルヒーローの活動をなさっています。
こうして時々武装の練習にも参加して下さっているのです。
ありがたい事です♪
~つづく~
2011-01-07(Fri)
1月6日の朝は、久留米市内の保育園で獅子舞いをやらせていただきました。
このブログの読者にはお馴染み、『じゅんぼ~』こと徳永潤さんとのお仕事です。
徳永さん、今回もありがとうございました!
そして今年もよろしくお願いします♪
夜は武装の初稽古でした。
19時から、後輩イグチと2人で練習開始。
イグチはキャラクターショー時代の後輩で、現在は演劇をやっています。
見学に来ると言っていたのですが、来てみたらマスク姿でゲホゲホ言っていました。
『無理すんな!帰れ!』
と言いましたが、今日を逃すとかなり先送りになりそうだから、と引きません。
『んじゃおとなしゅう見学しとけよ』
と言ったのに何故かジャージに着替えるイグチ。
せっかくだから練習して行こうかな~と思って…
なんて言ってます。
『頼むから俺に風邪伝染すなよ~!』
なんて言いながら19時に練習室に入りストレッチ。
時間をかけてじっくり…
それから『膝上げ』『蹴り上げ』で身体を温めます。
これはストレッチ兼、蹴りの準備動作としてやっています。
次は『摺り足』で前進。
後ろ足で地面を蹴る感覚と正確な形を覚えてもらいます。
ここで形にならないと木刀を振らせる事は出来ません。
武装メンバー『阿部さん』到着。
軽く準備運動をしてもらってから3人で木刀を持ち素振り。
ここでイグチを見ると、上半身には力が入り過ぎ、下半身のフォームはめちゃめちゃ。
木刀を振る時には、先ほどやった『摺り足』の時の形にならなければいけないのですが…
ま、慣れない内はなかなか出来ませんよね。
イグチの木刀は、振り下ろされる度に
『ビュン!』
と鳴っていました。
彼は
『ビュン!』
と振る為に、腕力を使って速く振り下ろしていたのです。
力で木刀を振るのは良くありません。
体重移動(力の伝達)で振るものだ、と僕は思っています。
『摺り足』で覚えるフォームは、足から生まれた力を木刀まで伝達させる為のものです。
そのフォームが乱れた上で『ビュン!』と振ってるのだから、完全に腕力に頼っているのだと分かります。
形を整えて筋肉をリラックスさせる事、それが大事なんです(木刀を振る時に限らず)。
上半身に力が入り過ぎてるから下半身のフォームに気が回らないんですよね。
下半身主導で動く方が上手くいくのです。
そして、筋肉をリラックスさせて上手に振った時は
『ビュン!』
ではなく、
『ヒュン!』『ピュン!』
と軽い風切り音が鳴るハズです。
重い『ビュン!』は余計な力が入ってる証拠。
なのでイグチには改めて『摺り足』に戻ってもらい、足からの力の伝達を意識してもらいました。
長くなったんで次回に持ち越します。
2011-01-06(Thu)
ショーを肯定的に観るというのはどういう事でしょうか。
これは…
関係者のみを対象としてますねっっ
僕の知ってるアクターさんの中にはプライドの高い人達がけっこういて、そういう人は、他のチームの、他のメンバーのショーをすごい否定的な目で観てたんです。
アラを探す、と言いますか、上手くいってない所を見ては、
『あのぐらいなら俺でも出来るね』
『俺ならあれよりも上手くやれるね』
なんて言って優越感に浸って終わっちゃうんです。
それを思ってはいけないワケじゃないですが、そんなの思うだけにとどめとけばいい事です。
大事なのは
『自分達より良い所を探す事』
なんです。
良い所を見つければ、それで自分も1つ成長出来るワケですから。
技術的に良い所が見つからないショーもあるでしょう(繁忙期の新人だらけのショーとか)。
そんな時は『工夫』を見るべきです。
新人ばかりのハンデをこのアイデアで乗り切ろうとしたんだなぁ…
とか(実際には乗り切れてなかったとしても)。
工夫も見えなかったらパケや演出を見るんです。
それでもダメだったら…
ただ、『う~ん』と思えばいいんです。
優越感に浸らずに、そのチーム(メンバー)の境遇に想いを馳せて、自分達が恵まれた環境にいる事に感謝すればいいんです。
一般の観客の皆さんには全然関係ない話で申し訳ないですが…
何でも勉強だと思って観た方が、きっと得しますよ♪
2011-01-04(Tue)
1997年…
現役引退したこの年からしばらくはあまりショーに入ってないのです。
では何をしていたか?
バイトしてました。
バイトしてお金を貯めて、ショーを観に行く方に回っていました。
当時小学生の弟を連れて行ったりして。
東京の後楽園遊園地には何回も行きました。
雑誌を読んでいて、
『えっ!今週でっかいイベントがあるじゃん!』
って急遽仕事の休みをもらって新幹線で静岡に向かったりと、何故かアクティブでした。
色んなショーを観るというのはとても大事で、自分の固定概念を発見するきっかけになります。
勉強としてショーを観る時は、
●ナマで観る事
●肯定的に観る事
の2つが大切です。
何度も経験しましたが、自分が撮影してきたショーのビデオをみんなで観たりすると、自分が
『おぉ~っ!』
と思うシーンとみんなが
『おぉ~っ!』
と思うシーンが違ったりするんです。
アクターがビデオを観て
『おぉ~っ!』
って言うのは大体テクニックの部分ですね。
蹴りが高い、殺陣が早い、タンブリングが凄い。
でも会場で観客が
『おぉ~っ!』
って言うのはキャラクターの存在感だったりするんですよ。
自分の目の前にヒーローがいる!という感動。
映像ではそれがなかなか伝わりません。
2011-01-03(Mon)
剣殺陣って、上手い下手がハッキリ出るんだなぁって思った。
振ってるだけじゃ斬ってるようには見えない。
もちろん効果音も大事だけど、それだけじゃないね。
最近テレビのヒーローは『普通』っぽいのが主流で、昔みたいに『熱い』セリフ回しはほとんど無い。
それに伴ってショーパッケージのセリフも『普通』になってる事が多いんだけど、個人的には
『う~ん』
って感じ。
ショーのメリハリってストーリーの起承転結だけじゃなくて、セリフ回しが左右する部分もあると思う。
『テレビと違う!』
と言われる事を覚悟の上でショー的な演出は必要じゃないのかなぁ。
どれだけ草食系の主人公だろうがおっとりしてようが、怒ったり悲しんだりした時は声を荒げたり叫んだりしてもいいと思うんだよね。
『いま怒ってるんだ』
『いま悲しんでるんだ』
それが分かった方がいいと思う。
最近のショーはセリフのメリハリがないから感情の起伏が見えないんだよね。
だからショーも全体的に平坦になるし、ヒーローが事もなさげに戦って事もなさげに敵を倒してる(殺してる)印象がある。
ヒーローが敵を殺すのはそこに至る感情があるからだし、それだけの怒りや悲しみが生まれるのは悪役がそれだけの悪い事をするからだ。
最初から最後まで
のぺーーーっ
っとしたセリフ回しじゃその感情は伝わらないよ。
え?
セリフをキチンと聞けば分かるって?
もしそんな作家主義的な言い訳をする人がいたら、そんな人はキャラクターショーのシナリオを書くのはやめておしまいなさい。
キャラクターショーはマンガと同じ。
文字がびっしり書いてあって、それを読まなきゃ内容が分からないマンガがあったら、それはマンガ失格でしょ?
小説書けって言われちゃうよね。
ましてやキャラクターショーの(ステージイベントの)音なんて聞き取りにくいんだから、観客の直感に訴えかける作りの方がいいんじゃないかな。
そーゆー意味で、ステレオタイプのヒーロー、ステレオタイプの悪役って大事かもよ。
使い古された手法だから嫌かもしれないし、テレビと違うって『上』から怒られるかもしれないけどね。
子供達に
『テレビと違~う』
って言われてもいいじゃん。
『テレビと違うけど面白かった!』
って言わせれば。
どうせステージではテレビと同じ事なんて出来ないんだからさ。
2011-01-03(Mon)
間に1998年のカウントダウンを挟みましたが…
1997年に戻ります。
1997年ラストです。
僕がいた事務所(チーム)では、毎年の忘年会で
『卒業式』
というイベントが行われていました。
これは高校や大学を卒業して就職するメンバーが、
『今までは現役としてショーに入ってきましたが、これからは社会人として一線引きます』
と自分の立ち位置を明確にする為のイベントです。
『現役からOBになるので頻繁には入れなくなりますが、忙しい時には声をかけて下さいね』
という事でもあり、
『第一線は後輩達に任せるからみんなで頑張ってね!』
という世代交代の意味もあるイベントなのです。
(※後にこの制度のせいでチームは崩壊するのですが)
この年の忘年会、同期のS氏が卒業すると聞きました。
アクターとしてリーダーとして、自分なりにやりきったのでしょう。
忘年会の会場でS氏に会うと、彼は僕にこう言いました。
『俺、今年で卒業するけんさ、あんたも一緒に卒業せん?』
多分寂しかったんでしょうね。
でも言われてみれば僕もやりきった感はあったし、卒業してもいいかな~と思えたので、
『そやね。俺も卒業するわ』
とOKしました。
そのせいで幹事をバタバタさせてしまいましたが…
S氏はリーダーとしてメンバーに慕われていたので、酔った後輩達が号泣しながら絡んできます。
『Sさ~ん!いなくなったら寂しいです~!』
『Sさ~ん!今までありがたいございました~!』
『Sさ~ん!やめないで下さいよ~!』
そんな後輩達にS氏は言います。
『馬鹿っ、これからはオマエ達が頑張れっ!』
…いい光景です。
…僕?
僕はもちろん蚊帳の外ですよ?
昔からカリスマが無いもので(笑)
こうして僕は、何とな~く現役を引退したのでした。
2011-01-03(Mon)
もうお正月気分は終わりです。
今年の活動に向けて動き始めます。
一番最初の目標は
『●●を●る事』
…何も分かりませんね…
その目標の為に
『●●を●す事』
…やっぱり分かりませんね…
要するにナイショって事です(笑)
でも、かなり自分に厳しくならないと達成出来ない目標です。
頑張るぞっ!!
そして達成の暁には
『●い●●ち』
をするんだ!
…とことんナイショな2011年の目標でした♪
2011-01-02(Sun)
前回の
『1998年のカウントダウン』
シリーズで、戦闘員役の後輩が先輩のムチャ振りに応えようとして腰骨をやっちまったって話を書きましたが…
先日、そのムチャ振りした内の1人、S君が電話をくれました。
『…彼が腰をやったのは自分達のせいです…スミマセン…』
S君はこのブログを読んでくれているのです。
きっと後輩を怪我させてしまったという思いを抱いていたのでしょう。
いやいや、あれは誰のせいでもないから!
普段落っこちの練習なんかしてないのにショーでやらせる会社が悪いんだから!
でも、そうやってわざわざ連絡もらったりすると、一緒にショーをやってた日々が本当に『宝物』に思えてくるよ。
怪我したアイツには悪いけどさ(笑)
2011-01-02(Sun)
皆様、
明けましておめでとうございます。
皆様の周りは2011年に突入いたしましたか?
奇遇ですね、
アトラクションチーム武装も2011年に突入いたしました。
今年は色んな目標がありまして、それに向かって頑張っていきたいな、と思ってます。
昨年までも頑張ってたんですよ?
ただ昨年までは
『やれる事を頑張る』
みたいな感じで、明確な目標がなかった。
今年はたくさんの目標がありますからね。
それを実現する為に代表は、
自分にも厳しく、
メンバーにも厳しく、
ビシバシやっていこうと思ってます。
チームとしての技術力、
ショーのクォリティを上げるには全員が頑張るしかないですからね。
そんな意気込みで2011年に臨むアトラクションチーム武装を、
今年もよろしくお願いいたします。
代表・内野 武