2010-08-31(Tue)

アクションへの道(81)

ステージ中央で、ヒーローと怪人が額をつけんばかりに睨み合い…


後輩から『要らない!』と言われてしまった演出ですが、僕は切って捨てられるような駄演出だとは思っていません。

後輩の批判ももっともだし、僕のやり方にも一理あるからです。

本来、演者のテンションなんて観客には関係ありません。

テンションが高かろうが低かろうが、具合いが良かろうが悪かろうが、ステージでは常に一定のクォリティを提供するのがプロです。

だとしたら、

『演者同士のテンションの高め合いはステージ裏でやれ』

という後輩の理屈も正論です。

…でも人間は機械じゃないからねぇ。



ある程度のキャリアを積んだアクターは、テンションを自在にコントロールすべきだと思う。

逆に、それが出来ないアクターの経験値なんて知れている。


しかし…


いいじゃないか、
はじめての主役だもの
      みつを


僕の勝手な持論ですが、アクターのテンションには2種類あると思うんです。

1つは、アクター個人のテンション。

例えば僕、内野武が

『よ~し!今日もやるぞ~!いいショー見せるぞ~っ!!』

というもの。

そしてもう1つは、役としてのテンション。

僕が演じている怪人の

『よ~し!やるぞっ!今日こそヒーローを叩きのめしてやるぞ!!』

ってテンションです。


厳密にはこの2つ、かなり密接な関係にあり、個人のテンションで役のテンションをコントロールしたりするワケですが、初めてヒーローに入る若者にはそこまでの理解は無理でしょう。

『役を降ろすにはまだ技量が足りない。
だから役に入り込め!!』

そーゆー気持ちでの演出なのでした。
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2010-08-30(Mon)

アクションへの道(80)

現在この『アクションへの道』は1994年のエピソードをベースに書いていますが、ちょっと早送りして2005年…


中堅メンバーが初めてヒーロー役に入った時のハナシ。

僕はそのショーに怪人で入っていて、彼と1対1の立ち回りをする事になりました。

初めてのヒーロー役に彼は燃えていて、やる気が満ち溢れていて…

その光景はかつての自分(…ってゆーかアクターはみんなだよね)を彷彿させるものがありました。

しかし、こーゆー時は得てして、意気込みと緊張が噛み合わずに不本意な結果に終わったりするんだよねぇ

『ホントはこーするハズだったのに失敗した!』

とか、

『立ち回りを間違えた!周りに迷惑をかけてしまった!』

とか、

そんな事でドヨ~ンとしたまま初ヒーローが終わってしまったり…

でも、そんなん僕らから見たら、

『初めてのヒーロー役で全部が上手くいくワケないやろ!
失敗して当然くさ!』

『失敗しても迷惑かけてもいいけん、とにかく思いっきりやれっ!』

って思うんですよ。


なので僕はリハーサルでこんな演出をつけました。


ステージ上手(かみて)からヒーロー登場、
同時に下手(しもて)から怪人登場。

セリフのやり取りをしながらお互いセンターへ向かって、ゆっくりと進んでいく。

お互い、

『こいつは必ず倒す』

という闘志を燃やしてステージ中央で対峙する2人、互いの額が触れんばかりの近距離で沈黙のまま睨み合う。

正義の瞳で睨みつけるヒーロー、
それをあざ笑いながら睨み返す怪人、



沈黙を破り、瞬間的に激しい戦いが始まる!!


…こんな演出です。

まぁ実際よくある演出です。

僕は彼に言いました。

『俺は自分が主役やと思っとるけんな。

ペーペーのヒーローぐらい軽く食って俺が目立つぜ。

子供達にカッコいい所を見せたかったら、本気で、死ぬ気でかかって来んと知らんぜ~。』


そして本気度100%で追い詰めていったのでした。

本番当日、

ショーの最中のステージ裏で

『俺は絶対手加減せんけんな。
オマエも手加減すんなよ。』

と駄目押し。

かくして本番では、マスク越しにお互いの表情が見えるぐらいのテンションで、
(実際に見えるワケではないのですが、マスクの中の表情が、まるで透視のように見える事があるのです。)
魂のこもった立ち回りが出来ました。

その日の夜、
同じ班だった後輩が僕に言いました。

『あの睨み合うシーンは要らんでしょ。』

『せっかくアイツが初ヒーローだからさ、テンション上げてやりたかったんよ。』

『そんな事はステージの上じゃなくて裏でやりゃいいじゃないですか。』


…おそらくこの例も身内ネタの1つです。

僕はストーリーに沿ったカタチでそれをプレゼントしたつもりでしたが、それを許せない者もいたって事でしょう。
2010-08-29(Sun)

アクションへの道(79)

どんな形であれ身内ネタなんて要らないんじゃないの?

…とお考えの方もいらっしゃると思います。

当然ですよね。

分かります。

しっかりした台詞があって、
破綻のない構成があって、
起承転結があって、

ストーリーが成立して観客が喜んでいれば、身内ネタなんか入れる必要はないのです。

では、なぜ僕はそれを敢えて入れるのか?


それは、演者のモチベーションを高める為です。


…いや、分かりますよ。

プロなら身内ネタなんか無くても高いモチベーションでショーに挑むべきだって事は。

それは僕も同じ意見です。

でも…


何もないよりは、少しでも楽しめる部分があった方がいいじゃない!

…って思うのです。

過酷なショーの中で1ヶ所でも楽しめる部分があれば、キツくても乗り切れるじゃない!

…って。


作り手から演者へのサービス、と言うか、ちょっとしたオマケなんです。
2010-08-27(Fri)

アクションへの道(78)

自分の世界を構築出来る『しゃべりショー』で、僕は本当に好き勝手やっていました。

今までの固定概念を覆したくて色々な挑戦をしていたのです(クォリティはさておいて…)。

アクションにしろギャグにしろ、

『それやって大丈夫なの!?』
『いやいや、それはダメやろ!』

ってレベルまで踏み込んでいました(クォリティはさておいて…)。


当時の僕のしゃべりを指して、

『内野(のしゃべり)は身内ネタが多い』

なんて批判をされたもんですが、とんでもない。

以前も書いたと思いますが、僕は身内ネタは使いません。

嫌いだからです。


…いや、厳密に言えば僕も身内ネタは使ってたんですが、それは周りが批判していた身内ネタとは全く違うものなんです。


批判されがちな身内ネタというのは

『身内だけが盛り上がって、観客が「はぁっ??」ってなっちゃうネタ』

だと思うんです。


でも、本当の身内ネタって、

『身内は盛り上がるけど、観客はそれがネタだと気付かない』

もしくは、

『観客が盛り上がる。でも身内は別の意味で盛り上がってる』

ってゆー事だと思うんです。

つまり、観客に『??』を抱かせる身内ネタは駄目だという事です。
2010-08-26(Thu)

アクションへの道(77)

1994年は色々あり過ぎて…

上の人達への不満が爆発したり…
自分の待遇に不満が爆発したり…


なので、ナマイキにも現場を選ぶようになったんです。

現場の依頼が来ても、

『あ~、そのメンバーなら辞めとくわ~』

って断ってバイトしてたり。

でもその中で、『しゃべりショー』だけは引き受けていたワケです。


『しゃべりショー』については今まで散々書いてきたから説明を省きます。


『しゃべりショー』はもちろんヒーローショーなワケですが、

『しゃべる悪役が主役』

といった側面があります。

ストーリーから構成、ショーの雰囲気までをシャベラー(しゃべり怪人の事を僕らはこう呼んでました)が作る事が出来るからです。


ここなら上の人達に邪魔されずに自分のショーが出来る。

そんな思いからか僕はしゃべりに執着していました。

それともう1つ…

これは当時気付かなかった感情ですが…(気付かないフリをしていたのかもですが…)

僕は『しゃべり』をやる事で周りに認められたかったんだと思います。


以前書きましたが、僕の同期や同年代は本当に凄い連中ばっかりで、人並み以下にしか動けない僕はずっとコンプレックスを抱えていたのです。

なので、動きで追いつけない分、
台本を書く事で、
小道具を作る事で、
そしてしゃべる事で、
みんなと同等の位置に立ちたかったのだと思います。
2010-08-26(Thu)

抽象的な話

直接アクションやショーと関係ある話じゃないですが…(このブログ、そんな話ばっかりだな…)


僕も年齢だけはベテランになってきたので、後輩達から相談される事もあるワケです。

相談の内容は色々あるんで割愛しますが、僕に言えるのは、

『ほとんどの悩みは二者択一』

という事です。

AかBか、どちらかを選ぶしかない。

逆に言えば、進む道はAかBかしかないのです。

断じて言いますが、

『選択肢が多すぎる』

なんて事はほとんどない!

あえてショーから外れた話題に例えてみましょう。


花子『今の職場やめようかなぁ~』

太郎『何かあった?』

花子『今の仕事には問題ないんだけど、わたし昔からやりたい仕事があってさぁ~、そっちに進むなら年齢的にも今しかないかなぁって思って…』

太郎『そうなんだ!だったら夢を追いかけたらいいじゃない!応援するよ!』

花子『うーん…でも、追いかけたらからって必ず叶うワケじゃないし…』

太郎『えっ、でも仕事辞めようかなって考えるぐらいなんでしょ?』

花子『そうなの…本当にやりたい事が他にあると思ったら仕事に身が入らなくて…』

太郎『だったらやりたい事をやってみるべきだよ!さっき自分で言ってたじゃん、年齢的にも今しかないって!』

花子『でもさ!生活の安定を考えたら絶対今のままがいいじゃない!?出来れば地元にいたいし…』

太郎『あのなぁ…』


…この花子さん、ただのワガママな人みたいでしょ?

でも、悩んで悩んで結論が出ない人ってほとんどこのパターンなんですよ!


このブログ読んで下さってる方は分かってくれてると思いますが、この問題の解決策は、

A…安定を優先して現状維持

B…モヤモヤを晴らす為に夢を追いかける

しかないんですよ!


Aに進んだら夢を断念するしかないんです!

Bを選んだら安定を断念するしかないんです!

それからの事はA or Bに進んで考えるしかないんです!

一番の愚策はAにもBにも進まずにグチグチ悩む事!

『だってどっちも選べないんだも~ん(泣)』

なんて奴ぁ、選ばんでいい!

選ばんでいいから悩むな!!

『悩む』ってのは『選ぶ勇気』がある奴にだけ許される特権なのだ!!


…だから…

夢を持ってる後輩には…

その事で現在モヤモヤしてるんなら…

出来れば夢を追いかけてほしいなぁ、と僕は思います。

挑戦してみて、もし失敗しても、必ずそこから得るものがあると思うし…



まぁ偉そうに言ってる僕も、なかなか動けないチキンハートなんですが。


でも動かなかった事でいっぱい後悔してきたから、後輩達にはそんな思いをしてほしくないなぁ、なんて…


やっぱり偉そう過ぎるな俺!


みんな好きなように生きやがれ!!
2010-08-24(Tue)

好き、嫌い、

ショーの世界に入った頃、
僕は練習が大好きだった。

決して上手くは出来ないけど、

新しい事を知る喜び、
新しいものを身に付ける喜び、

それが僕を駆り立てていた。

週に3日の練習に通い、練習がなくても仲間と集まって練習した。

1人で家にいる時も練習した。


練習が嫌いな時期もあった。

キツい思いをしたくなくて、
なにより練習に行きたくなくて、

後年まで『好き』と『嫌い』のサイクルがぐるぐると循環していた。


『嫌い』な時は何故『嫌い』だったんだろう?

何故練習に行きたくなかったんだろう?


練習に慣れてしまって新鮮な気持ちを失ってしまったのかもしれない。

技術を会得したという思い上がり(勘違い)があったのかもしれない。


人間関係が、上手くいってなかったのかもしれない。

仲間達と上手くいっている時は、

指導される事も、
指導する事も、
チャレンジする事も、
アイデアを話し合う事も、
競い合う事も、
愚痴を言い合う事も、

全てが楽しく思える。


それが楽しく思えない時期ってのは、やっぱり仲間と上手くいっていない時期って事なんでしょうね。


練習を好きになるには雰囲気が必要なんだ。


僕はそんな練習が出来ているのだろうか…
2010-08-23(Mon)

アクションへの道(76)

いやぁ~、
めんどくさいったらめんどくさい。

ブログを書くのがめんどくさい。


…あ、
嫌々書いてるってワケじゃないですよ。

実は先日パソコンが臨終なさいまして。

買い換える余裕も修理する余裕もない我が身としましては、このブログを携帯で更新するしかないのです。

ところが…

我が家は何故か携帯が圏外になってしまうのです。

福岡県久留米市といえばそれなりの都市ですよ!

我が家はその中でも割と中心地にあるのに…

そんな場所にすら電波が届かないなんて、一体何をやってるの!?

SoftBank!!


問い合わせたら

『ホームアンテナを付けて下さい』

って言われたので、今度ショップで詳細を聞かなきゃ…


…そんなワケで僕は、
自分のブログを開く為に、
電波を求めて家の中、
あっち行ったりこっち行ったり、
立ってみたり座ってみたり。

つまり、ブログを更新するのがめんどくさいのではなく、『ブログを開く』事がめんどくさいのです。
正直なところ。


SoftBank!!

CMばっかり大仰にせんと、現実的な所をしっかりやってや!!


…ったく…


でもこれで終わったら全然『アクションへの道』じゃないので、なんかショーにまつわる事を書いておきましょう。


1994年…


うーん…


あ、


ショーの最中に手の爪が割れて血まみれになった事がありましたよ。

前回のハナシにも出てきた『戦闘のプロ』キャラに入ってる時に。

普通のヒーローって手袋してますよね。

指先からすっぽり覆うやつ。

でもこの『戦闘のプロ』キャラの手袋は、いわゆる『指ぬき』、

指先が5本とも剥き出しになってたんです。

なので、おそらくアクションの最中、ステージに手をついた時、不用意に爪をぶつけてしまって割ってしまったんだと思います。

気がついたらけっこうな出血で手が真っ赤になっていました。

とりあえずはそれでショーを最後までやって…


あ、

爪を割ったまま頑張った

とか、そんな話ではないです。

そんな事を言い出したら、
風邪をひいて40度を超える熱を出しながらもショーをやり通した者や、
骨折したまま頑張った者、
マスクの中に蜂が入ってきてもやり通した者等、猛者達のエピソードは枚挙に暇がありません。

爪が割れたなんてのは怪我の内に入らないのです。

では何か?

それはショーの後の、子供達との握手会…


えっ?

割れた爪を?

握手でギュッと握られてギャーッってなった話じゃないかって?

ノンノン!
違いますよ!

前回書きましたが、この『戦闘のプロ』キャラ、実はエイリアンなんです。

地球人に乗り移ってる宇宙人なのです。

彼は負傷すると…



緑色の血を流すのです…


となると、僕の血を見た子供達は、

『血が赤い!こいつ偽物だ!』

と思う可能性があるって事です。


僕は割れた爪が見えないような角度で握手をし、負傷していない方の手で患部を覆い隠しながら握手をしたのでした。



え?
オチ??

ないよ、そんなもん。


こんなに引っ張っておいてオチもないのかって!?

俺だってそんな劇的な現場ばかりこなしてきたワケじゃないさ!

ショーのほとんどは何事もなく普通に終わってるんだぜ!

時にはこんな!



…時にはこんな、何事もないエピソードも書かせてくれよ…


ぐすん…
2010-08-21(Sat)

アクションへの道(75)

了見狭かったハナシ~♪


とあるリハーサルでの事。

僕は自分の立ち回りを付けていました。

僕がヒーロー役で、悪役のボスと戦闘員2人が相手です。

立ち回りというのは単なる技の羅列ではありません。

あくまでも物語の一部です。

なので立ち回りの中には(基本的には)ストーリーがあるべきなのです。


その時僕が入っていたキャラクターは

『戦闘のプロ』

というような設定でした。

ストーリー上の力関係で言えば、

ヒーロー>戦闘員2人
ヒーロー<悪役ボス

です。

よって僕は

『戦闘員は眼中になく、ただボスだけに狙いを定めるヒーロー』

という立ち回りを考えました。

ヒーローがボスに向かって行こうとすると戦闘員が邪魔しに来る、
それを瞬殺してボスに向かう、

ボスに近付くともう1人の戦闘員がかかって来る、また目もくれずに瞬殺しボスに向かって行く、

そんな流れです。

ここで僕は、立ちはだかる戦闘員にしっかりとしたファイティングポーズで向かっていきました。

戦闘のプロだからこそ戦闘員相手でも油断しないんじゃないか?と思ったからです。

ベテランの職人さんは簡単な仕事に対しても全力を尽くすのでは?
と思ったからです。

常に構えを崩さず、ボスに戦闘員に周りの殺気に意識を集中しながらジリジリと距離を詰めて行くヒーロー…

その光景を見ていた大先輩が僕に言いました。

『内野!何でそこで構えるんだ?』

『え?どんな敵にも油断しないってスタイルで戦闘のプロを表現したいからですが…』

『それは違う。ヒーローってのはなぁ、余裕を見せるものなんだ。
余裕があるからカッコいいんだ。
手本を見せてやる。』


大先輩は悪役に向かって肩で風を切りながら歩いて行きました。


僕が最初に考えたのはその演出でした。

多勢にも余裕で向かって行くヒーローのカッコ良さというのも分かるからです。

でも僕の中では、今回の役は『もっと繊細』なんです。

仲間を滅ぼされながらも数百年戦い続けてきた孤独なエイリアンには

『常に油断しない』

スタイルが似合うと思って立ち回りを付けたのです。

そういう紆余曲折がある事も察せず自分の演出を押しつけてくる大先輩に、僕は正直イラッとしました。

どんなヒーローがカッコいいと思うかなんて人それぞれだし…

『余裕を見せて肩で風切るヒーローこそがカッコいい』

この先輩のアイデアはなんて底が浅いんだ…と僕は失笑しました。


手本を終えた大先輩は言いました。

『こうやるんだ。分かったか?』

『はい!分かりました!』

『よし、やってみろ!』


僕はさっきまでと同じく、慎重に構えてジリジリと歩きました。


『違う!そこで構えちゃダメなんだ!余裕を見せて云々…やってみろ!』

『分かりました!』


僕はまたしても構えて歩きました。

大先輩に対し恐れ多くも

『僕はあなたの意見は聞きませんよ』

という意思を示したのでした。

当然その後、大先輩が僕にアドバイスする事はありませんでした。

僕はこんな事ばかりしていたので、おそらく当時の先輩方からかなり嫌われてると思います。

僕は自信を持って僕の演出をやっていましたし、あの状況で大先輩の言う事を聞く必要はなかった、と信じています。

ただ…

少しは大先輩の顔を立てるべきではなかったのか?

本番では自分がやりたいように演るとしても、せめてリハーサルでは

『分かりました!やってみます!』


って素直にやってみるべきではなかったのか?

やってみて、

『なるほど!確かにこっちの方が強そうでヒーローっぽいですね!』

ぐらい言えば良かったんじゃないのか??


あれから16年、今ならば社会において、

『雰囲気を良くする為の嘘』

が必要な事が分かります。

当時は『嘘をつく事』は全て汚い事に思えていました。

『自分を正直に表す事』

それだけを最善だと勘違いしていました。

周りの人達を傷つけ悲しませても、正直という言葉を盾に、目を向ける事をしませんでした。

これこそが当時の僕の『了見の狭さ』です。



『自分はこーゆー性格だから』

と改善を怠る事は、単なるエゴであり了見の狭さである。
と僕は思います。


それを直していけたら、もっと楽しく、もっと幸せになれるよ。

…と、当時の僕へのアドバイスです。
2010-08-18(Wed)

アクションへの道(74)

2004年…

この年の話は愚痴や恨み言ばっかりになってしまって…

何か楽しい事を書こうとしても

『楽しい事なんてあったっけ?』

って思っちゃう始末。

楽しい事もいっぱいあったんでしょうけどね。

楽しくなかったら辞めてるだろうし。


でも…


他人の批判ばっかり書いてるけど、要するに自分も視野が狭くなってたんでしょうね。

それだけ一生懸命な時期だったって証明でもあるんですが、それはもちろん周りも同じ。

それを認めきれない僕の了見が狭かったんですね。

いま考えると分かります。

このブログで再確認しています。


…あ、

僕が了見狭かったエピソード思い出した。

次回はそれ書きましょう。


たいした話じゃないですけどね。
2010-08-17(Tue)

だからなに?ってつぶやき

まぁ何ちゃない話ですよ…

昔のヒーロー番組を観てた世代が最近のヒーロー番組を観て

『分かりにくい!』

なんて批判したりはよくある話でして。

んで、その『分かりにくい!』の中には

『昔のヒーローは勧善懲悪だったけど今はそうじゃない!』

って意見も多いんですな。

具体的な名前を出しちゃうと、

『仮面ライダー(1号)』は正義だった。
『ショッカー』は悪だった。
だから『正義』が『悪』を倒す、という図式が分かりやすかった。

『仮面ライダー龍騎』は13人の仮面ライダーが、
『それぞれの正義』や
『それぞれの信念』や
『それぞれの生き様』に従って戦っていたので、誰を応援していいか分かりにくかった…

そんな感じの意見を聞くワケです。

でも…

昔のヒーロー番組って、そんなに勧善懲悪だったかなぁ?
…と、僕は思うんですよ。

『月光仮面』ぐらいまで溯ったら分からないけど、少なくとも70年代のヒーロー番組って、そんな単純な構造じゃなかったよねぇ!?

…って事を先日考えまして、つらつらと詳しく書いてみようかとも思ったんですが、別に説明するほどの事でもないなって思いまして。

なので『さわり』だけでやめときましょうか。


とにかく、

『昔は勧善懲悪だった』

というのは思い込みでは?

という疑問だけは呈しておきたいと思います。
2010-08-12(Thu)

アクションへの道(73)

先輩方や仲間達との諸々に疲れ果てた僕は、一旦ショーと距離を置く事にしました。

ショーが嫌になったのではありません。

チームが嫌になってしまったのです。

僕は連日バイトに入り、気が向いた時だけショーに入る事にしました。

1994年の後半、戦隊のショーパッケージ作り直す事になり、リーダー達に乞われて台本を書きました。
『ショーは全員で作るものだ!』

みたいなお題目をリーダー達が唱えていた時期です。

僕は台本を書き、みんなで録音をして、残るは編集だけとなりました。

編集に関わるのは前リーダーと現リーダーとリーダーのお気に入り。

僕は参加したくなかったのですが、

『作者の意見も必要だから。みんなで作るショーだろ?』

みたいに言われて、バイトを削って参加しました。

しかし、いざ作者としての自分の意見を言うと、

『それはオマエの個人的な意見だろ!?』

『実際に演るのは俺達なんだから俺達の意見を優先する!』

と、聞く耳を持ちません。

『ここはこーゆーつもりでこの台詞を入れてるんだよ!
そのタイミングじゃニュアンスが全然違っちゃうんだよ!
それなら台詞をカットした方が伝わるよ!』

と言っても、

『いや、俺はこの台詞を言いたいからカットはしない!』

『俺が演り易いようにタイミングは変更する!』

と、頑として聞きません。

彼らの全ての基準は

『俺はこうしたいから!』

でした。

だったら何故僕に台本を書かせるのか、
何故編集に立ち会わせるのか。

物語を作らない人間には分からないのかもしれませんが、ストーリーというのは全てがつながってるんです。

起承転結があって、
導入部があって、
ヤマ場があって、
テーマがあって、
他にも色々な事を計算して書いてるんです。

ブルーとブラックの役を入れ替えたりしたら全く別の作品になってしまったり、
短い台詞を省いたり変更したりしただけでメッセージ性が全てなくなってしまったり、
そのぐらいの計算の上に成り立ってるものなんです(キチンと書いてる台本はね)。
それを分からない、読み取らない、聞こうとしない、そんな連中に好き勝手に変更された時の怒りと屈辱はハンパありません。

『そんなに酷い目に遭わせるのなら、いっそ殺してやってくれ!!』

と本気で思うんです。


自分が表現したかったもの、

自分が伝えたかったもの、

それを全て他人の一存で切り捨てられ、

中身を失った不格好な物語の残骸がステージで何百回と晒しものとなり、

何千、何万という子供達がそれを目にし、

その責任は全て作者に降り懸かる…


生き恥です。


妥協をしない、とか、変更を認めない、とか言ってるワケじゃないですよ。

作品のコアの部分だけは大切にしなくてはいけない、と思ってるだけです。


もうね、ホントはここでもうウンザリしてたんですよ。


編集作業を担当してたのは大先輩の前リーダーだったんですが、その大先輩が僕に聞きました。

『ここのBGMはどうするや?』

僕は編集の事は何も分からないので、自分のイメージを伝えました。

『このタイミングでこの曲が流れて、この台詞で曲が終わって、すぐに次の曲が始まる感じで…』

それを聞いた大先輩は

『ここで始まってここで終わるって…

それはどう編集するとやぁっ!!?』

何故か大先輩の怒りが爆発!

どう編集するかなんて俺は知らんよ。

そこはアンタの仕事でしょうが。

おまけにその大先輩が

『欲しい効果音がない!どこかに音ネタはないか!?』

って困っていたので僕は、

『そういえば、戦隊物のCDで、歌と物語が入ってるのが売ってましたよ!
どんな内容か分かりませんけど、試しに買ってみましょうか?』

と提案し、急いでCDショップに走りました。


内容が分からない以上使い物にならない可能性もあるので自腹で購入し、急いで事務所に戻りました。

さっそく全員で聴いてみると…

台詞や音楽が被っていたりして、使えそうな効果音はありませんでした。

聴き終わるや否や大先輩の怒りが爆発!

『何やこのCDは!全然使えんやないか!!
オマエはこんなしょーもないCD買ってきやがって!
どーゆーつもりや!!』


…使えるか分からないから試しに、って、再三言ってたんですけどね。

アンタが困ってたから自腹で買ってみたんですけどね。

こんなにキレられるとは思わなかったよ。

…あ、この大先輩、遊園地で

『観覧車から降りてくるのが遅い!!』

ってキレてた先輩です。

当時で20代後半ぐらいだったのかな?

よくキレるね。
元気だね。


これがきっかけで、ショーとは完全に距離を置く事にしました。

ショーへの想いは封じ込めてバイトに専念する事にしました。

そのストレスで僕の体重は95kgをオーバーしていました。
2010-08-11(Wed)

武雄の『お』!

『…俺もそう思います…』


8月5日の公演では徳永さんの他にも数人のエンターテイナーが出演し、大道芸やマジックでステージを盛り上げました。

今回のタイトルは
「~葉月・武雄の夏まつり~」

夏まつりに相応しく、色々な芸で観客を楽しませたいという徳永さんの計らいです。

楽しんだのは観客だけでなくて、出演者の端くれたる僕も楽しませていただきました♪(そして勉強させていただきました)


徳永さ~ん、
いつも声かけて下さってありがとうございま~す♪
2010-08-11(Wed)

武雄の『け』!

『けっこう徳永さん頑張ってました!』


さてさて、徳永潤さんの二十周年記念興行、第1弾は5月でした。

その時のステージは

『徳永潤の魅力全開!』

って感じの内容だったのですが、2回目となる今回は、

『徳永潤と仲間達』

といった雰囲気を感じました。


周囲の人間を語る事は、時として本人を語る以上に雄弁だったりします。

その人の周りにはどんな人達がいるのか、

その人の為に、どんな人達が動くのか、

どんなジャンルでどのくらいのレベルの人達なのか。

周りの人間を見れば、中心にいる人物の力量が見えるものなのです。


武装はさておき、徳永さんを取り巻く方々はハンパありません。

いつもその人脈に驚かされます。


~つづく~
2010-08-10(Tue)

武雄の『た』!

『殺陣あり、歌あり、しゃべりあり』


…それはそうと…

…広島編…

長かったですね…

しかもほとんどはショーの内容じゃなくて僕の主義主張…

相変わらずですね…


まぁそんなワケで日数が経ってしまいましたが、

8月5日、佐賀県の武雄温泉ハイツにて

徳永潤 二十周年記念興行第二弾
「~葉月・武雄の夏まつり~」

に出演してきました!

徳永潤さんに関しては今までかなり説明してきましたね。

でもせっかくだから改めて…

徳永潤!

『GONかんぱに~』代表!

愛称は『じゅんぼ~』!

僕と同じ久留米人!

大道芸をやったりお芝居をやったりMCをやったり殺陣をやったりアレをやったりコレをやったり…!

アレやコレの部分を知りたい方は『GONかんぱに~』で検索だ!

武雄方面では特に人気者!

徳永さんと僕の出会いは『博多新劇座』!

それから度々声をかけていただいて一緒に仕事をさせてもらってます!

感謝感謝!


…こんな説明で何となく伝わりますでしょうか…


長くなったので…


~つづく~!!
2010-08-09(Mon)

武装、初めての広島(12)

お遊びが終わった後は最後の立ち回り(アクション)!

ここがかなり肝心なんです。

楽しく盛り上がった後はビシッと締めなくちゃいけない。

僕らはいつも本気のアクションをやってるワケですが、ここは5割増しぐらいの気持ちでいかなくちゃいけません。

何もない状態から始まるのなら普段通りのアクションで問題ないんですが、一旦会場の雰囲気が弛んだ後に普通に立ち回りをすると、なんだか

『ふ~ん』

ぐらいの空気になってしまうのです。

観客に『おっ!』と思わせるには、そこまでの流れを一変させるアクションをしなくちゃいけないのです。

この日のアクションがどうだったか、当人たる僕らには分かりませんけどね(無責任)。

兎にも角にも正義の忍者ヤイバに破れたイバラキと下忍は新郎新婦のお2人に

『末永くおしあわせに!!』

と祝福を送るのでした。

それからはイバラキが用意した『山吹さやかチロルチョコ』を参加者全員に配ったり記念撮影をしたりしながら会場を後にしたのでした。

本当に暖かい披露宴で、あそこにいた皆さんが喜んで下さったなら、それはショーマン冥利に尽きるなぁ、なんて思いました♪


レンタカーの返却などのタイムリミットが迫っていたので、披露宴の途中で挨拶もそこそこに(申し訳ないです)退散させていただきましたが、武装の初めての広島はとても楽しい気持ちで終了する事が出来ました。


参加させて下さったキムにぃさんや奥様、
ショーに協力して下さった皆様、
暖かく迎えて下さったゲストの皆様、
突然の要求に対応して下さった広島ガーデンパレスのスタッフの皆様、

本当にありがとうございました!!


帰りはナビに振り回されて変な道を通ったから広島らしいものを何も食べれんかった!

今度はお好み焼き食うぜ!


また行くぜ広島!!
2010-08-09(Mon)

武装、初めての広島(11)

途中のお遊び(忍者修行)ではちょっと段取りが違ってしまったワケですが、

まずは修行に参加する子供達。

新郎さんから事前に『3人』と言われていたが、当日『4人』に変更。

これは新郎さん側でプレゼントを用意して下さってたので全然問題ナシ♪


次。
参加してもらう『4人』の子供達は新郎さんが選んでくれたのですが、その内2名が激しく拒否った為に、

子供2人

すごい大きな格闘家さん

新郎さんの甥っ子(中高生?)

という4人になってしまった。


3つ目、
そこに自ら名乗りをあげて、謎のショッカー風戦闘員が参加してきた。

ラスト!
謎の幼児がニッコニコで刀を振り回し参加してきた。


混沌!カオス!!

チビッコ、チビッコ、格闘家、学生さん、ショッカー!
その周りを衛星のように走り回るニッコニコ幼児!!

こりゃあ収拾つかないぞ~!!


…でもね、これがイベントの面白いところなんですよね

こーゆーアクシデントは『上手くやれば』おいしいアクシデントになる。


上手くやれば、ね。


まぁ実際僕はそんなに上手くやれないんですが…
披露宴の暖かい雰囲気に助けられて何とか出来たかなぁ、って感じです。

僕は途中から悪の忍者キャラをやめて、普通のオッチャンになってましたしね。

でも、このショーでまた1つスキルアップしましたよ。

関わってくれた皆さんに心からお礼を言いたいですね。


~つづく~

次回は広島編ラストか!?
2010-08-08(Sun)

武装、初めての広島(10)

前回、前々回とミニショーを作る為の打ち合わせを文章にしてみました。

こうして客観的に見てみると色んな勉強になりますね。

特に、

『自分の中のショーの方程式』

みたいなものが良く分かって興味深いです。

…まぁそんな事はさておいて、披露宴のお話です。


アクションへの道(8)と(9)を読んで下さった方は、ショーの流れが何となく分かったと思います。

しかしそこは披露宴。

こういった場では得てして打ち合わせ通りにいかないものでございます。

この時も『段取りと違う展開』がいくつかありました。

一番顕著なのは『お遊び』のシーン。

…これ書いてもいいのかな?
ダメ!っていう関係各位、連絡くれたら書き直しますのでよろしくお願いします。

とりあえず今回はここまで!


~つづく~
2010-08-07(Sat)

武装、初めての広島(9)

8月1日に行った
『披露宴しゃべりミニショー』
がいかにして作られたかの後編です。

台本はなく、全て代表が口頭で説明して終了です。

前回書き忘れてましたが、イバラキの声とヤイバの声は代表が2役やってます。

■□■□■□■□

…修行が終わったら(前に出てくれた子供達)4人に『山吹さやかステッカー』を渡して、新郎さんが用意してくれたプレゼントを渡して席に帰らせましょう。

…で…

その後、ストーリーにどう繋ぎましょうか…

う~ん…



そしたらイバラキが

『いや~、良かった良かった!』

とか言い出して、

『ヤイバ、実はおぬしにもプレゼントがあるんだ!
…ほら、ここに…』

とか言って、油断して見に来たヤイバを

『でぇい!!』

ってぶん殴ろうか。

それでヤイバが一回崩れて…
イバラキが胸ぐら掴んで立たせて…何か台詞を入れようか。

『ヤイバ!このめでたい席に似つかわしくなく、オマエを血祭りにあげてやる!』

とか。

それ言い終わったら殴り返して。
俺がうつぶせにベシャッ!って潰れて、こっそりヤイバの声いれるから。

『2人の大切な日を台無しにはさせない!』

みたいな台詞を入れて…
それから名乗りに繋げよう。

『俺は、山吹流免許皆伝・ヤイバ!』

でキメて、

『いざ参る!』

で刀抜いて。

その後でイバラキが立ち上がって、

『おのれヤイバ!勝負だ!!』

きっかけで2立ち目(アクション)を始めよう。

最後はイバラキを斬って…

いや待てよ…

ただ斬っても分かりにくいな…

じゃあ斬った後で(ヤイバ役の)亮ちゃん得意の後ろ回し蹴りで
(※亮は蹴りが得意ではない)
俺が得意の背落ちするから
(※代表は背落ちが得意ではない)
それでシメよう。

それならきっと勝ち負けも分かり易いね。

よし!
背落ちしたイバラキがマイクを拾って…

マイク拾うまでの間はヤイバが芝居で繋いで。

マイクを拾ったらイバラキがヤイバに詫びを入れて、

『改心したから新郎新婦をキチンと祝福する』

みたいな事を言って、みんなでおめでとうを言って終わりましょう。

イバラキが

『この度は誠に』

って言ったら3人で

『おめでとうございます!』

こんな感じでいいですね!

それが終わったら、

『拙者が用意したチロルチョコを全員に配ろう』

って言い出すんで、下忍が持ってきて下さい。

で、各テーブルを回りながら全員に配って、握手あり、撮影ありの雰囲気でハケましょう!


おっ!
嘘でもまとまった気がしますね!

それでは以上の流れで本番よろしくお願いします!!

■□■□■□■□

いかがでしょうか。

武装のしゃべりミニショーは、このようなゆる~い打ち合わせで出来ているのです。

まぁこれはメンバー(阿部さん・亮ちゃん)がベテランでショー慣れしているからこそ出来る事ではありますが。


キッチリ作り込むショーもいいですけど、こーゆーショーもアリ、ですよね♪


~つづく~
2010-08-04(Wed)

武装、初めての広島(8)

そんなワケで披露宴用しゃべりショーが始まるのですが、
今回のショーには全く台本がありません。

移動の車の中や、現地での空き時間に口頭で段取りを決めたのです。

阿部さんや僕が現役の頃は、わりとこんな感じのショーも多かったんです。

今の若い子達はキッチリやりたいタイプが多いからこんなショーは嫌がるかもしれませんけどね…


…てなワケで今回は!

しゃべりミニショーはどうやって作られるのか(前編)!

1つのショーが出来るまでの口頭の説明を再現したいと思います!

■□■□■□■□

ヤイバ ミニショー
(15~20分)

ヤイバ:亮ちゃん
イバラキ:代表
下忍:阿部さん

■□■□■□■□

(以下、代表の説明)

えーっとですね、

紹介されて、曲が流れたらすぐに、
イバラキがなんやかんやと喋りながらステージまで行きますんで、
下忍はついてきて下さい。

多分、

『この中から拙者の花嫁を探し出す!』

みたいな事を喋ると思います。

で、ステージについたら

『拙者は作戦の準備に取り掛かるから美人を探しておけ!』

とか下忍に命じて裏に隠れますから、下忍は女性を探してるていでお願いします。

で、裏でヤイバの声をアテるんで、そしたらヤイバ登場して。

えっとね~…

『待て!お前らのような悪人に相応しい女性はここにはいない!』

みたいな事を言うから、言い終わったら入ってきてステージまで走ってきて。

ステージについたら

『福岡からやって来た正義の忍者、ヤイバ!』

ってセリフを入れるから適当にポーズっぽくキメてね。

ポーズが終わったら俺が裏から

『ヤイバとやら、邪魔はさせんぞ』

とか言いながら出て来て、

『なんたらかんたら…いくぞっ!』

って言ったら『いくぞ』きっかけで1立ち目(アクション1)ね。

で、イバラキを倒したら、ヤイバは下忍に向かって行こうとして。

そこでイバラキが

『待て!許してくれヤイバ!』

みたいに謝るけん。

『せっかくのめでたい席だし、子供達もたくさんいるみたいだから、みんなで楽しく遊ぼうじゃないか!』

みたいな事を言って、それで何故かヤイバは納得したりして(笑)
そこからお遊びを始めよう。

お遊びは…

どうしようかな…

無難に剣を振らせましょうか。

子供を4人前に出して、それぞれにオモチャの剣を持たせて、
いつものように縦・横・バツで振らせて…

で、本番では下忍が縦横で斬られて、イバラキがバツで斬られて…

最後、グルッて回らせて、それでヤイバも斬られようか。

何故かヒーローまで斬られるっていうね(笑)

まぁ披露宴で刀を振り回すってのが相応しいかどうか難しいところやけど…

う~ん…

『この修行をしておけば人を斬る事も出来るし、将来結婚する時にウエディングケーキを切る事も出来る!』

とか言っちゃいますか?

強引にもほどがあるけど(笑)

でもまぁそれで最後にプレゼント渡して席に帰らせたらいいでしょ。

景品はさやかのステッカーと…

まぁ今回さやかは出てないですけど、イバラキが写ってるんで、そこを押しましょう。

普段はこんなショーやってますって説明も出来ますしね。

それと新郎さんが用意してくれてるプレゼントもあるんで、それも渡しましょう。

前に出す子供4人は…

それも新郎さんに託しちゃいましょうか。

『可愛くて賢そうな子供を選んで連れて来い!』

とか言って、主役をこき使っちゃいましょう♪


…で、子供達を帰らせてお遊び終了…


~つづく~
2010-08-04(Wed)

武装、初めての広島(7)

『結婚』をキーワードにした『キャラクターショー』、

客いじりをメインにした『しゃべりショー』、

どちらにも良い点はあるものの、大人(一般の方)が多い状況では『しゃべりショー』に分があるように思います。

『客いじり』は、キャラクターを知らない一般人をも巻き込む事が出来るからです。

ただし!
これにはかなりの力量が必要なんです!

フリートークとお芝居の力量が!!

…で、肝心の僕の力量なんですが…


前に書いたように、九州ではしゃべりショーが少ないので、僕も当然経験が浅い。

周りにも経験者が少ないので人の技を盗む事も出来ない。

そんな言い訳が必要なぐらいの力量しかないんですわ…

申し訳ない…


日常生活でもトークが苦手な僕ですから、ショー中のアドリブトークなら更に苦手に決まってます…


でもね、テクは無くても経験はありますから、開き直る事は出来るんですわ。

会場のナニコーレな空気を浴びても平気で進行出来る能力はあるんですわ。


~つづく~
2010-08-04(Wed)

武装、初めての広島(6)

『しゃべりショー』
って何かというと、悪役がマイクでしゃべって進行するショーの事です。

『そんなの知ってるよ!
キャラクターショーってのは悪役がマイクでしゃべるもんだろ!』


と思う方もいらっしゃるかもしれません。

このスタイルが一般的だという地域も多いからです。

でもこれ、九州のキャラクターショー界ではあまり普及してないスタイルなんです。


九州のキャラクターショーはほとんどが完パケ、つまり、録音されたストーリーを演じるスタイルなんです。

この完パケの利点としては、
『クォリティにムラが出来にくい』

30分のショーが録音されているからしっかりとリハーサルが出来る、
やればやる程完成度が高くなる。

ただ、応用が利かないというデメリットもある。

何らかのアクシデントに対応するにはしゃべりショーが最適…

というか、完パケではアクシデントに対応出来ないのです。

そして、完パケには出来なくてしゃべりに出来る事、
それが

『客いじり』

です。


披露宴で行われるショーは大きく分けて2つ(僕の勝手な分類ですが)

1つは『結婚』というキーワードを盛り込んだ普通のキャラクターショー

もう1つは、新郎新婦や親族、友人達をいじり倒す事で成立する、アドリブ性の高いキャラクターショーです。


~つづく~
2010-08-03(Tue)

武装、初めての広島(5)

会場後方のドアより闊歩して入って来る悪の忍者・イバラキ!

それを観たゲストの皆さんの顔は恐怖にひきつって…!

…ひきつって…

…ない…


皆一様に

『なに?これ…』

って顔をしてました(笑)

まぁ披露宴に忍者が入ってきたらそんな表情になるのも当然なので、さして気にはなりません。

『なに?これ』
って顔の観客をショーに引き込む。
これは15世紀フランス王朝の定めた
『ナ・ニコーレ』
という制度が起源だとも言われています。
(民明書房・刊『中世の奇跡・ナニコーレ』より)



万が一を考えて説明しますが、上記の説明は完全に嘘ですよ!


でも、これは本当の話、
しゃべりのショーって『なにこれ?』って雰囲気から始まる事も多いんですよね。

ヒーローショーを待ち望んでる子供達の前に悪役が登場しマイクでしゃべっても受け入れ体制OKですが、披露宴のように
『普通の大人』
がたくさんいるような状況に悪役が登場すると
『なにこれ?』
な空気になってしまいます。

でもこれは悪い事ではありません。
失敗でもありません。

『なにこれ』
って雰囲気から盛り上げていく為に
『しゃべりショー』
があるのです。


~つづく~
2010-08-03(Tue)

武装、初めての広島(4)

我々の出番は13時~13時半ぐらいになりそうだという事だったので、不足の事態に備えて早めに着替え(お祭りや披露宴ではプログラムが押したり巻いたりする事が多い)、記念撮影なんかしながら待機していました。

ドアの内側からは入場曲(プロレスの曲!?)や雄叫び、挨拶やカラオケ等が聞こえてきて、新郎新婦のみならず、出席者の皆さんが楽しまれている雰囲気が伝わりました。

そうこうしていると担当の方が僕にワイヤレスマイクを持ってきて下さいました。

そろそろ出番だという合図です。

僕は

『いつでもオッケーです!』

と答え、テンションを上げながら耳をすます…


さやかのテーマ『戦場の花』

のイントロが聞こえました。

『開けて下さい!』

担当の方がドアを開けて下さり、僕は場内に足を踏み入れたのでした。

~つづく~
2010-08-02(Mon)

武装、初めての広島(3)

高速道路を高速移動した結果、予定通り10時半に
広島ガーデンパレス
に到着。

そこで今回の主役、キムにぃさんが出迎えて下さいました。

キムにぃさんとはmixiで知り合って、直接お会いするのはこの日が初めて。

優しそうで強そうないい男でした。


会場に案内していただいて、段取りを打ち合わせ。

BGMはストーリーに合わせたものを準備する時間がなかったので、
『さやか見参!テーマ曲集』
を流しっぱなにする事に。

まぁこの時点でストーリーなんか決まってなかったんですが。

担当の方達との打ち合わせが終わったら、武装メンバーで殺陣を決める事に。

素手の殺陣、剣の殺陣をつけましたが、普段やってる手の応用なので覚えるのは楽々♪
広島リハ


…と思ったら、亮ちゃんが意外に苦戦している!

まぁ時間もあるし何とかなるじゃろ、と、お遊びも含めて段取りを決定。

後は会場の外の特設控え室にて時間まで待機!

~つづく~
2010-08-02(Mon)

武装、初めての広島(2)

8月1日当日は朝5時に起床。

荷物を積み込んで6時前に家を出ました。

まずは春日市で阿部さんと合流。

それから福岡市に入り、大橋駅で亮ちゃんと合流。

午前7時、いよいよ広島に向かって出発!

会場となる広島ガーデンパレスでは、ショーのリハーサルの為に10時~11時の時間を設けて下さってるとの事でしたが、10時はちょっと厳しかったので、10時半ぐらいに到着予定と伝えていました。

3時間半で行かなければならない計算です。

ところが!

ナビの奴が変な道ばっかり案内するんですよ!

おいおい、どんな設定なんだよ!?

とりあえず高速に乗って、そこからはダッシュだぁ~!!
2010-08-02(Mon)

武装、初めての広島(1)

2010年8月1日…

アトラクションチーム武装は初めて九州から飛び出した…


向かった先は…


広島…!


そうなんですよ。
広島に行ってきたんですよ。
mixiで知り合った方の披露宴がありまして、
そこに飛び入りで余興をやらせてもらおうかと。

お話しをさせていただいたのが前日の午前中!

急な申し込みにも関わらず快く承諾していただき、僕は急遽スケジュール調整♪

まずはメンバーの確保。

亮ちゃんとぷーさんのOKをもらえたので(強引にね)、
次は自分の仕事の休みを取り(強引にね)、
レンタカーの予約をし、
衣装・小道具の準備をし、当日に備えました。

~つづく~
2010-08-01(Sun)

突然ですが

ホント突然なんですが、明日は広島県まで行ってきます♪

夜には帰ってきます。

詳細は後日!



…書くかな?
書かないかな??
プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

くのいち・山吹さやかが活躍する『忍者ライブショー さやか見参!』、新シリーズ『ギルティー!!』も展開中!!

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