2010-04-26(Mon)

アクションへの道(66)

ど~も~

前回『プロたる者は・・・』なんてブログを書いた後に、
『君は人としてどうなの!?』
って怒られて凹んだ武装代表です。

でもこれが成長につながるのは間違いないので、怒って(諭して)くれた方にはただただ感謝しております。
本気で怒ってくれる方こそ恩人ですよね!


僕が現役でキャラクターショーをしていた頃、やはり色んな方々に本気で怒られました。
今考えれば、その全てが恩人・・・

・・・なのかもしれませんが、あいかわらず毒を吐いていこうと思います。

1993年の話もだいぶん進んできましたが、思い出した事があるので少し遡りたいと思います。

1993年2月に、
タ~~~イムスリップ!!(カウントダウンTV風)




キャラクターショーというのは番組開始直後から行なわれるので、ショーパッケージの製作には放送開始前から取り掛かる事になります。

必然的に作り手は、まだ観ていない番組の台本を書き、セリフを録音してパッケージを作ります。

えっ!?
観た事ないのにどうやって!?


疑問に思うでしょう。

さては、関係者向けに試写会があるんだな!?

そう思うかもしれません。

正解をお教えしましょう。

想像して作るのです。

少なくとも僕がいたチームはそうでした。

まぁ企画書ぐらいは手に入るので読んでから作りますよ。

でも企画書の内容なんてほとんど変更されてたりしますからねぇ。




この年、僕は昨年に引き続き戦隊の台本を書くつもりで企画書を読んでいました。

キャラクター設定などを読んでみると少しギャグっぽい展開が似合いそうな気がして、微妙な笑いどころを入れてみたりしました。

それを社員さんに提出して読んでもらうと・・・

『これはダメだな』

一刀両断です。

えぇ~?そうかな~??
ホントにダメかなぁ~??

この社員さんはかつて、僕が初めて書いた台本をわずか10分で捨てた人です。

『アクションへの道(31)』参照(http://busow.blog17.fc2.com/blog-entry-189.html)

正直、僕の台本が悪いんじゃなくてあなたのセンスが古いんでしょ、と思ってました。

不満げな僕に、その社員さんは言いました。

『これじゃな、去年のメタルヒーローのパケの二の舞やぞ』

・・・はぁっ!?

この『去年のメタルヒーローパケ』については、『アクションへの道(40)』http://busow.blog17.fc2.com/blog-entry-211.htmlを参照してほしいのですが、簡単に書くと、

この社員さんと仲がいい社員さんがメタルヒーローパケの台本を書きました↓

それはメンバーの中でも悪評高い面白くない内容でした↓

ある日、現場でクライアントの偉い方から『このパケは面白くない!』と怒られました↓

それをこの社員さんに報告すると、
『怒られたのはパケのせいじゃなくオマエ達の出来が悪かったからだ』
と注意されました。

という事があったのです。

しかし、今回の
『これじゃな、去年のメタルヒーローのパケの二の舞やぞ』
という発言でハッキリしました。

この社員は、去年のメタルヒーローパケが面白くない事に気付いていたのです!
気付いていながら、台本を書いた同僚をかばう為かパケを作り直す手間をはぶく為か分かりませんが、アクターの技量不足のせいにしたのです。

ははぁん、やっぱりあなたはそーゆー性格の人なんだね。

この体質を変えるにはかなり激しい戦いが必要だなぁ、と考えた1993年2月のエピソードでした。

理想のショーを追うのはラクじゃないよ、ホント。
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2010-04-22(Thu)

もっとプロとして頑張ろう

武装はプロのチームでありたい。

組織の形や技術を考えると「おこがましい」と言われそうだけど、
せめて気持ちは常に『プロ』を意識していたい。

サークルになってしまうと困るのだ。

プロのチームとサークルの違いとは何だろう。

それは、『目的と手段の違い』のように思う。

サークルで重視されるのは『人間関係』

気の合う仲間が集まるという目的があり、その手段としての活動がある。


プロのチームはその逆で、『活動』という目的の下に人間が集まっている。


どちらがいいとか悪いとか、そういう事ではないです。
これは全く違う組織のあり方ですから。

ただ、プロのチームの中に『サークル的思考』のメンバーがいるのは問題がある。
(サークルの中にプロ意識が強いメンバーがいても上手くいかないでしょう)

『気の合う仲間と一緒にいたい』という感情が行動原理であった場合、

『気が合わなくなった』

『気が合わない者がいる』


という理由で活動がストップしてしまう危険性があるのです。

せっかく良いものを生み出す能力があるメンバーが集まっているのに、些細なケンカが原因で組織が解体してしまう事は往々にしてあります。

それはメンバーが『サークルの原理』で動いていたから。


仕事には基本、『途中で投げ出す』という選択肢はありません。

仕事の為に集まったチームは、
意見が合わずケンカしようが、
チーム内恋愛が破綻しようが、
そんな理由で解散するワケにはいかないのです。

仕事をする以上は、どんなに苦手な相手でも、どんなに嫌いな相手でも、

『この人と組めばより良い結果が出せる!』

と思える相手を選んで動かなくてはなりません。

自分の好き嫌いを優先した時点でアマチュアなのです。

逆を言うと、どんなに好きな相手、どんなに仲がいい相手でも、仕事の能力が及ばなければ切り捨てる覚悟がないといけないという事。

そういう相手とは、仕事を離れた所で、プライベートの友人として接するべきです。

それが出来ない人は、

『自分はアマチュア』宣言

をして、今後偉そうな事を言わない事をオススメします。


僕もまだまだ自分に甘く、偉そうな事が言えた立場ではありませんが、
代表・メンバーともども、今後

『より良い結果を出す為にベストな行動を取っているか?』

という疑問を忘れないように活動していきたいと思っています。
2010-04-21(Wed)

先週の土曜、日曜は(後編)

甑アクションクラブ代表・アスカ氏を囲んでのもつ鍋も終了し、僕が家に帰ったのは午前3時。
眠りについたのは4時前だった。

警備の仕事は6時半開始。

今回ばかりは寝坊→遅刻パターンを覚悟したものの、無事に6時前に起床。
時間通りに仕事に行く事が出来ました(当たり前か)

お昼に警備が終わってから一旦家に帰り、諸々の準備をして、再び喫茶店に向かって出発!

土曜日に引き続き、日曜日も開店10周年イベントが行なわれるのです!

久留米在住のタレント・徳永潤氏はすでに現地入りして芸を披露していたのですが、僕は警備の休みが取れなかったので重役出勤という事で了解をもらっていたのです。
徳永潤
       (↑ 徳永潤氏)

1日目は早く帰って2日目は遅く来て、
「いいかげんにしろ!!」
と怒られても仕方ないっすね。

ホント申し訳ないっす。

到着した僕はすぐに着替えて徳永氏と殺陣の披露。
徳永潤 対 武装代表
       (↑ これは殺陣やってる風な写真です)

この日は笛の奏者さんもいらっしゃってて、笛の音をバックに殺陣をしたのでえもいわれぬ風情がありました。

やっぱり音楽の効果って大きいですね。

しかし何と言っても、イベントのメインは徳永氏の祝い曲芸です。

皿回し
今回は幼い姉弟を巻き込んで昨日以上に盛り上がりました。

その後も何度か殺陣をやってイベントは終了。

甘夏のタルトとコーヒーをいただきました。
甘夏のタルト
どちらも超ウマし!!

充実感に満ちた徳永氏の笑顔をご覧下さい。
徳永潤ほっと一息

僕もお手伝いとはいえ、このようなお祝い事に関われた事を嬉しく思います。
開店10周年、
本当におめでとうございます!


・・・とか言いながら偉そうな武装代表・・・
武装代表

さて、こちらは芸能生活20周年
徳永氏の座長公演のお知らせです。
座長公演
「徳永潤」座長公演
~皐月・武雄で晴れ舞台~
5月24日(月)  武雄温泉ハイツ

及ばずながらアトラクションチーム武装も協力します!
興味のある方は是非とも足をお運び下さい!


2010-04-19(Mon)

先週の土曜、日曜は(前編)

2010年4月17日、
僕は朝から徳永潤氏と落ち合って、とある喫茶店に向かった。

今回向かった喫茶店、とりあえず詳細は伏せておきますが、以前こちらの画像をUPした
じゅんぼ~商店
このお店です。

このお店、今年の春で開店10周年。

という事で17日~18日に徳永さんがお祝いの余興をする事になり、僕もお手伝いとして同行させてもらったのです。

お店に到着すると、入り口前にこんな看板が。
2010.04.17 徳永潤 来店

これを見て、若干テレ気味の徳永さんでした。

イベント自体は何時から何をするというようなカッチリしたものではなく、お客様の様子をうかがいながら・・・といった感じで、この日はわりとのんびりとしていました。

一番最初の余興では『獅子』が登場。
お客様の健康や運気上昇を願って手や頭を噛ませてもらいました。

画像は2009年2月のもの。
獅子舞

僕の初獅子舞いに関してはこちら↓
http://busow.blog17.fc2.com/blog-entry-85.html

その後はお店の外で、徳永氏と僕の殺陣を披露。

実は・・・
僕が竹光(竹で作った殺陣用の日本刀)を使ったのはこの時が初めて。

キャラクターショーで使う剣や刀は、見た目よりも安全性が重視されるのでウレタン(発泡ポリエチレン)で作られる事が多いのです。

では、竹光とウレタン刀がどう違うかというと、
竹光はとにかく軽い!!

実際の刀剣というのは刃の部分の重さを利用して振るもので、武装が木刀で稽古する時もそれを意識しています。

しかし竹光は重さを利用する事が出来ないのです。
なぜなら軽いから!!

重さを利用せずにきれいに振ろうと思ったら、完全に自力で刃筋をコントロールしなければなりません。
今後こういう仕事が入った時の為に竹光を使う稽古もしておいた方が良さそうです。

徳永さんの殺陣にお客様も皆さん大喜びでした。

殺陣でほてった身体にアイスカフェオレが染み渡ります。
アイスカフェオレ

続いては大道芸(徳永さんの場合は福を呼ぶ祝い曲芸)。

皿回しやジャグリング、南京玉すだれ等々、口上もあざやかにお客様を魅了していました。
皿回し

そうこうしている内に僕のタイムリミットが来てしまいました。

イベントはまだ続くのですが、この日は先に予定が決まっていたので、早めに撤収という事で了解をもらっていたのです。

徳永さん申し訳ありません、また明日お会いしましょう。


・・・という事で、僕は弟から借りた車を飛ばして(?)博多へ。
武装メンバーみんみんが出演する舞台を観に行く事になっていたのです。

開場時間の少し前に現地に到着。

この日はなんと、鹿児島県は甑島から、甑アクションクラブ代表のアスカ氏も駆けつけてくれました。

甑アクションクラブといえば甑戦士ヴェルター!
ヴェルター
そしてアスカ代表といえば・・・

やっぱりこれですね。
クロガネ

駐車場を出て、

「アスカ代表にメールしてみよう・・・でもその前にトイレに行こう・・・」

とキャナルシティに入ろうとしたら目の前にアスカ代表が!!

再会を喜ぶ・・・前にトイレに行かせてもらいました・・・

カッコ悪い武装代表・・・

その後は、mixiで知り合ってからお付き合いさせていただいてるサイボーグ☆999さんや、このブログでもお馴染み、MCのT・Tさん、それからジョーもやって来て、みんみん応援団の集合です!!

・・・でも実際始まってみたら、僕と999さんは別の女優さんを応援してましたが・・・

みんみんゴメンね♪


舞台を堪能した後は武装と甑アクションの懇親会。
もつ鍋

パパになったばかりのアスカ代表が女性をはべらせてるような悪意ある写真になってしまいましたが当然僕もいますので!
勘違いして奥様に吹聴なさらないようお願いいたします(笑)

22時過ぎに始まった宴も、日付け変わって1時過ぎに解散。
これからはアスカ代表にもタメ口で接するよう頑張るぞ!・・・と心に誓う武装代表でした。

アスカ代表をホテルまでお送りしてから、みんみん、T・Tさんを送って久留米へ。

家に着いたのは3時ぐらいだったでしょうか。

6時半からの警備に備えて風呂にも入らず(汚ねぇ!)さっさと寝てしまいました。

きっと寝坊して遅刻するんだろうな・・・


~つづく~
2010-04-16(Fri)

アクションへの道(65)

前回が脱線しまくりだったので、そろそろ本題を終わらせなければ…




結論から書いておきましょう。

僕がお客さんに怪我をさせてしまったのです。

こればかりは笑って済ませられないですね。

自分の好きなように演出が出来るしゃべりショーでテンションが上がり過ぎていたのが原因の1つだと思います。

要するに調子に乗ってたんですね。
2000しゃべり
(↑ 2000年になっても調子乗ってました)

その日も例によって好き勝手な小ネタ満載。

事前にスタッフに台本を渡すと絶対に反対されるから打ち合わせはナシ


どれだけ思い上がってるんだ!と言いたくなりますが、この時の僕の心境としては、

『考えの古い保守的なスタッフに、新しくて良いショーを邪魔されたくない!』

というのが本音でした。

自分なりにその時点でのベストを追求していた、というのは間違いないと思います。

ただ若い時にはそれが
その時点での自分なりのベスト』
だと気付かず、
『キャラクターショーの歴史におけるベスト』
ぐらいに考えたりしちゃうんですね…

俺、頭悪い…

おまけに若い時は周りに
『すげぇっ!』
って思われたいからガンガン動いて周りが見えなくなっちゃったりして…

若さって罪ですね…



僕の勝手気ままなしゃべりショーもクライマックス。
悪ボスがヒーローにとどめを刺そうとすると、先輩ヒーローが助けにきます。

先輩ヒーローに入っていたのは僕が目標にしていた大ベテランさん。
登場するだけでオーラが漂います。

ヒーローを取り囲んでいた悪役に向かってゆっくりと歩いてくる先輩ヒーロー。

僕らは演出半分、マジでオーラに押されてる半分で後ずさりました。

そして周りが見えていなかった僕は客席に近付き過ぎてしまいました。

左手には逆手に剣をもっています。

ウレタンの剣は先端が破れカーボンの芯が露出していました。


…もう想像つきますよね。

ヒーローを避けようと左手方向に勢い良く回転する僕。

ガッ!!

左手に鈍い衝撃が走りました。

客席がザワザワしています。

振り返ると…

客席前列にいた女性がこめかみからだくだくと血を流していました

『!!』

僕はどうしていいか分からず、土下座して謝りました。

『すみません!すみません!
後でキチンと謝罪します!すみません!
少しだけ我慢して下さい!
すみません!すみません!!』


そう言って僕はマイクを持って立ち上がり、ヒーローに向かって、

『よく聞け!
俺様はどうやらお客さんに怪我をさせてしまったようだ…
動揺して戦闘どころではないが!
…最後の勝負だ…いくぞ!!』


とにかく早くショーを終わらせなければ、と、そればかり考えて立ち回りをしました。

ヒーロー達のキックを食らいテントにハケた僕は、ヒーローの台詞をアテる事も忘れて

『どうしよう、どうしよう、』

と着替えていたのでした。

そこへスタッフが来て

『対処は俺がするからオマエはここにいろ』

と言ってお客さんの所に向かいました。

結局僕はキチンと謝る事もしないままでした。

後でスタッフに聞いたところ、近くの病院でこめかみを1~2針縫ったそうです。

大人の女性のこめかみだからマシだった、という事ではありませんが、

もし怪我をしたのが子供だったら、

こめかみじゃなくて眼に当たっていたら、


と考えると今でも恐ろしくなります。


この事故は『しゃべりショー』だから起きた、ってワケではないと思います。

しかし僕が調子に乗っていなければ、好き勝手にやってテンションが上がっていなければ起きなかった事故だと思うのです。


慣れると隙が生じます。

そしてその隙がとんでもない事故につながってしまう。

それがキャラクターショーなのだな、と心を戒めた1993年のエピソードです。
2002
(↑ 2002年になっても調子乗ってました・・・)
2010-04-14(Wed)

アクションへの道(64)

吉田にぃやん考案のBGMパケ

難易度の高いその方式に慣れてきた僕には、色々と小ネタを入れる余裕さえ出てきました。

実際BGMの力とは大きいもので、曲によって盛り上げどころ、笑いどころがハッキリと分かり、上手く使えば
ショーの雰囲気全体を支配する事が出来るのです。

特に笑いに関しては、『音ネタ』は非常に効果がありました。
アドリブが苦手な僕にとって、仕込みが出来る『音ネタ』は非常にありがたいものだったのです。

しかし、そういった事に慣れてくると、どんどんエスカレートするのが人間の常でございます。

僕のショーは良くも悪くも『小ネタ満載』になっていきました。
そのネタも1人よがりで、お客さんがポカ~ンとしていた事も多かったように思います。



・・・あ、自分の弁護の為に言っておきますが・・・


当事、ショー仲間からはよく
「内野のショーは身内ネタが多い」
と言われていました。

でも、僕は身内ネタはやってない。
だって身内ネタって嫌いなんですもん。

とんねるず的な感じで、内輪話を暴露して笑いを取るという手法はアリだと思いますけどね。
それならやってましたが。
93
(↑お客さんをポカ~ンとさせてた代表。1993年頃)


僕が『身内ネタ』を使っているように思われていたのは、単に観客を置いてけぼりにしたネタが多かったせい、だと思ってます。
そしてそれはかなりの確率で確信犯的行為でした。

「確信犯でやったらあかんがな!」

と言われるかもしれません。
でも、僕は試したかったんです。


若い時には、古い世代が作ったものが全て『予定調和』に思えたりします。
当事の僕も、先輩達がやっている事を見て、

「当たり障りなくやってるだけじゃないか!なんでもっと冒険しないんだ!」

と思っていました。

「もっとこうしたらウケるんじゃないか?」

「こうすれば盛り上がるんじゃないか?」

「こんな演出はどうだろう?」


そんな風に考えていました。

僕はそれを試したかったのです。
そうやって、ショーマンとしての自分の引き出しを増やしたかったのです。

僕の持論ですが、
「100のアイデアを出せば、1個ぐらいは使えるものがある」
と信じています。

僕がしゃべり怪人としてやってきた事も、99%はしょーもないネタだったと思いますが、きっと1%ぐらいは有効打だったハズです。
そしてその1%を発展させて、たくさんの有効打が生まれたハズなんです。


・・・脱線したので・・・


・・・もう少し脱線しましょう。



こうやって僕がやってきたアイデアについて、後にメンバーや後輩達から

「それはプロとしてやったらいかんでしょ!?」
「そんな事をやる意味が分かりません」


と批判される事がありました。

でも、
誰かがやってみたからこそ、それがOKかNGか分かるのだと思います。

みんな、何もやらずに結果が見えていたワケではないでしょう。
結果があるからこそ判断出来るし、前例があるからこそ取捨選択が出来るんではないでしょうか。
事実、僕がやって成功したものは後々まで受け継がれているワケですから。

身体を動かす事が苦手な僕は、後輩のお手本になれるようなアクターではありませんでした。
そして、慕われる先輩でもなければ、指導力に長けた先輩でもありませんでした。

生来の天邪鬼で、組織に楯突いてしまう僕に出来るのは、新しい可能性を模索して次世代に残す事だと考えていたのです。
96
(↑調子に乗って組織に楯突いてた代表。1996年頃)

・・・もうちょい脱線。

しかし、そうやってみて気付いた事があります。

それは、

予定調和で当たり障り無くやってるように見えた先輩達のアイデア、
それらは全て、先輩達の冒険や挑戦の賜物だった。


という事。

僕は先輩達が生み出した『1%のアイデア』の上にあぐらをかいて偉そうな顔をしていただけだったのです。


しかし、先輩達に「申し訳ない」とは思いません。
これは後輩として仕方がない事だと思うからです。

先人の苦労は、自分が体験しないと分かりません。
想像だけで分かった顔をするのは逆に失礼だと思います。
なので、後輩達が僕を批判する事も当然の事として受け止めています。

ただ・・・

先輩達の批判だけで終わらずに、新しいものを作ろうとした自分は誇りに思ってます。
ショーに関わってきた中で僕が誇れるのはそれだけです。

やってきた事の全てが、現在の武装の活動に活かされています。


ほら・・・
また本題に行く前に終わっちゃったよ・・・

俺って・・・



~つづく~
2010-04-08(Thu)

アクションへの道(63)

不甲斐ないスタッフに任せてはおれぬ・・・

俺達は

俺達の手でいいショーをするのだ!!




・・・な~んて思ったかどうかは知りませんが、とりあえず、スタッフの力に頼らずともしゃべりショーが出来るように吉田にぃやんが作り出したシステム
BGMパケ!!(命名・武装代表)


しゃべり担当の悪ボスにかなりの負担を強いるこのシステムですが、上手くハマればかなりの完成度が期待出来る方法でした。

ギャグのシーンなんかでも、
重厚感のある曲で前フリしていて、おちゃらけた曲に切り替わった瞬間にオトす、とか、
オチの瞬間に笑い声を入れておくとか、かなり高度なテクも駆使する事が出来ました。

この時期が我々のしゃべりのターニングポイントと言っても過言ではありません。

1993
(↑1993年当事の武装代表)

・・・とは言え、このシステムならではのミスも多々あったのですが・・・

一番多いミスの例としては、
曲のタイミングを間違える
というものがあります。


ヒーローを倒して処刑の宣告をする悪ボス。
ジリジリとヒーローに近づき、BGM終了のタイミングで剣を振り上げ、
『死ねぇっ!!』

そこでBGMが変わり、別のヒーローが助けに来る。


・・・というシーンで・・・

(よし、このメロディーで曲が終わるな・・・)
と思い、
『死ねぇっ!!』

・・・と剣を振り上げてみたものの曲が終わらず、

『・・・ふ・・・ふふふ・・・そう簡単に殺しはせん・・・じわじわと恐怖を感じさせてから殺してやる・・・』
と時間かせぎ。

(よし、今度こそ曲が終わるな・・・)
と思い、

『遊びの時間は終わりだ!いよいよオマエの最期の時だ。・・・さぁ、死ねぇっ!!

・・・と剣を振り上げたもののここでも終わらず。

とどめを刺すワケにもいかないので、
『でぇい!!』
蹴りを一発!

『どうだ!痛いか!今までオマエに倒されてきた我が仲間達の痛みはそんなものではないぞ!!』

・・・と、延々と時間をかせぎ続けたなんて事はざらにあります。


しかしそんな経験を積み続けた結果、
大概の事は何とか出来る
というような度胸が身についた・・・
と、自分では思っております。

その集大成が2008年、佐世保で起きた
『ショー中に黙祷』事件
でしょう。

これ、わりかし最近の事だから今は書きますまい。
『何とかなった』
ってエピソードじゃなく、
『何とも出来なかったけど切り抜けた』
って話なので・・・

いずれ機会があったら紹介します。


さて、そんなシステムにも慣れてきた頃・・・

慣れてくると欲が出てきます。

そして隙が生まれます。

1993年の秋、その隙が事件を起こしてしまうのでした・・・

~つづく~

2001
(↑2001年、悪ボス役の武装代表)
2010-04-06(Tue)

九州ヒーローネットのHPが!

ヒーローネットロゴ
『九州ヒーローネット』
と言えば、このブログでも度々その名が登場するので
ご存知の方も少なくないかもしれません。
ヒーローネット

2007年に結成され、翌年から我ら武装も参加している団体です。

今回その『九州ヒーローネット』のHPが完成いたしました。

http://kyusyuheronet.aikotoba.jp/(PC専用)

基本的には

PCOアイコン 『パワーシティオーイタ』(大分) DCOアイコン

ブレイズレッドアイコン 『グランパワーヒノクニ』(熊本) ブルーセイバーアイコン

JINクマ7アイコン 『急流戦隊JINクマレンジャー』(熊本) JINクマ1アイコン

テノベスメンアイコン 『ヒーロー連合ジャスター』(長崎) さちのかアイコン

ヴェルターアイコン 『甑戦士ヴェルター』(鹿児島) クロガネアイコン

さやかアイコン 『忍者ライブショー さやか見参!』(福岡) イバラキアイコン


のHPへのリンクがメインとなってますが、
ヒーローネット内でのコラボイベント等の告知は随時UPしていく予定です。
大集合!

これ1つ登録しておけば各団体へのアクセスも楽々です♪
是非ご覧になって下さい。



HPを作って下さったのは、とある県外のお友達。

そのお友達と知り合ったのはもう干支が一周逆回転するぐらい前の事です。

とある映画のエキストラに参加した時に非常に良くして下さって、その方がいたからこそ栃木の山中で過酷な一週間のロケを楽しむ事が出来たと思っております。

その後その方の地元に遊びに行った際には美味しいうどんのお店に連れて行っていただいたり・・・


それからしばらくは僕の引越しとか色んな事情があって連絡が途絶えていたのですが、最近になって交流が復活しまして、早々にHP製作に協力して下さったというワケです。


・・・う~ん、僕はず~っとお世話になりっぱなしなんですよね~

本当に感謝感謝です!!
2010-04-01(Thu)

アクションへの道(62)

吉田にぃやんが考えた
BGMパケ
のお話の続き、でしたね。




キャラクターショーで普段使われているパッケージというのは、
ショーの流れに沿ってセリフやBGM、効果音が入っていて、
分かりやすく言えば『ラジオドラマ』みたいな感じになっています。

音だけでストーリーが完成していて、アクターがそれに合わせて演技をするワケです。

『BGMパケ』は、それからセリフや効果音を抜いたもの。

悪役登場の音楽が流れ、曲が盛り上がった所でヒーロー登場~アクションの曲。

しばらくしてその曲が終わるとまた悪役が暗躍する音楽になり、またヒーロー登場の曲、
アクションの曲、ヒーローピンチの曲・・・


こんな感じでBGMのみでストーリーが進むのがBGMパケなんです。

では、このBGMパケを使ってしゃべりショーをするとどうなるか・・・

・・・あ、『しゃべりショー』ってのは、
悪役がマイクを持って
ナマのしゃべりでショーを進行するスタイルの事ですね。
念の為。

しゃべり・2
(10年前の武装代表が演じたしゃべり怪人)

最初の『悪役登場』の曲が流れます。
時間は45秒。

その曲に乗って悪役登場。
自分達の紹介やここへ来た目的などを話して子供をビビらせます。
セリフの抑揚などでタイミングを計りながら、40秒ぐらいのところで

「会場総攻撃だ!やれ~っ!!」

戦闘員が勢い良く客席に飛び込んでいった所でちょうど45秒。
音楽が止まります。

そのタイミングで悪役ボスが客席に背を向けたりして子供達にバレないようにカッコいい声でしゃべります。

「待てぃ!」

ボス、客席の方を向き、

「誰だ!?」

1人2役。

ここでヒーロー登場のBGMが流れます。

ボスはまたお客さんに背を向け、ヒーローの登場に合わせて

「トーーーーゥ!!」


・・・ホントは、こんな1人2役しなくてもいいんですよ!
出来るスタッフがいれば、スタッフがヒーローの声をアテればいいんですから。

でも今回はスタッフが使えない状況が前提なので・・・

悪役ボスの1人2役で続行します。


この曲は1分15秒。
その中で、ヒーロー登場からアクション、そして悪役が逃げてヒーローが追いかけるまでをタイミング良くやらなきゃいけません。

セリフで尺を取りすぎるとアクションもそこそこに捨て台詞を吐いて逃げなきゃいけません。
逆に尺が足りないと、アクションの後にあーだこーだしゃべらなきゃいけません。

アクションの段取りを誰かが忘れて時間がかかったりした日にゃ大慌てです。

こんな感じで、常にショーの段取りとBGMの進行とを考えながらやらにゃいかんワケです、このやり方は。
しゃべり・1
(17年前の武装代表。サングラスをかけてしゃべりの悪役に変身)

正直、準備段階から考えて悪役ボスの苦労はハンパなかったです。

僕も吉田にぃやんも録音機材とか持ってたワケじゃないので、製作はラジカセとかコンポとかそんなもん。
作業としては、編集・・・って言うよりダビングですよね。

まずは、ある程度の台本を作ってみる。
次にサントラから使えそうな曲を探して時間を計ってみる。
曲に合わせてセリフをしゃべってみて、セリフの長さを調節する。

・・・特撮のサントラに入ってる曲って短い曲が多いんですよね。
そしてショーで使えそうな曲も限られてます。

他に曲が見つからなかったら短い曲をムリヤリつないで長くしてみたり(ラジカセで!)、逆に長い曲を短くしてみたりという作業が必要になります。

ラジカセやコンポでのダビング作業で、フェードイン・フェードアウトが使えなかったんです・・・


・・・全てのシーンの曲を選んでつないだら、今度は何度も何度も曲を聴いてタイミングを覚えます。

「このメロディーが入るぐらいで会場を襲わないと間に合わない!」

とかがあるからです。

何度も何度も聴きながら台本を読み、セリフを覚え、ショーの段取りを頭に入れます。


「そんなに大変なら、普通のパッケージを作った方が良くね!?」

と思う方もいるかもしれませんが、普通のショーパッケージを作る方がはるかに大変なのです。


また長いな・・・

~続く~

プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

2017年11月26日は10周年記念『ギルティー!!』を公演します!
福岡市南区大橋にて19:30開演!

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