2009-12-13(Sun)
トラウマ
さてさて、いきなりですが、キャラクターショーをやっている皆さんは、ショーを観終わった子供達に何を感じてもらいたいですか?
ショーを観る立場の方は何を求めていますか?
夢・希望・勇気・元気・楽しい思い出・・・
色んな答えがあると思います。
僕はと言えば、これを言うと怒られる事が多いのですが・・・
子供達に『トラウマ』を残したいと思っています。
(※代表の個人的意見であり、チームの総意ではありません)
ヒーローヒロインに会うのを楽しみにして来た子供にトラウマを残そうなんてとんでもない!
武装代表はふてぇ野郎だ!シメてやる!!
と思うお父さんお母さんも多いでしょう。
ってかほとんどがそう思うでしょう。
では何故僕はあえてトラウマを残したいと思うのでしょうか??
皆さんは幼少の頃にキャラクターショーを御覧になりましたか?
観た方は記憶の糸を辿って下さい。
ご両親に聞いてもらってもかまいません。
観てない方は観てた方に話を聞いて下さい。
キャラクターショーのどんなシーンが思い出されますか??
僕はこれを今までたくさんの方に聞いてきました(と言って、統計が取れるほどたくさんではありませんが)。
多かった意見は
「悪役が怖くて泣いた」
「ヒーローに抱っこしてもらったけど怖くて泣いた」
この2つです(色んなバリエーションはありますが)。
「ヒーローの登場がカッコ良かった」とか、
「ポーズがカッコ良かった」とか、
「アクションがカッコ良かった」とか、
そんな答えはほとんどありません。
つまり子供は「良い記憶」より「悪い記憶」」の方が印象に残るのです。
「悪い記憶」・・・と言うと語弊がありますが・・・
「怖い」だけではありません。
「悲しい」「切ない」「悔しい」等もそうです。
他にもあると思います。
こんな気持ちって後々まで印象に残る、僕はそう思いますけど皆さんはどうですか?
例えば・・・
アニメ、ルパン三世のED。
「ワルサーP38~♪この手の~中に~い~♪」
のあのEDです。
海沿いを峰不二子がバイクで走ってるやつ。
あれって子供の時、妙に印象に残りませんでした??
ってか、ルパンって番組自体が印象強くないですか?
僕の自己判断ですが、あのアダルトな雰囲気は子供の脳では言葉に出来なかったんだと思うんです。
言葉にならないからこそ記憶に引っかかったんじゃないかな、と。
あのED、今思えば、何か「切なかった」んですよね・・・
僕の個人的な事を書きます。
幼稚園ぐらいの時、父親と一緒に近所の喫茶店に行きました。
そこは父の知人だと思われる方が経営していたようでした。
狭くて薄暗い店内には他にお客の姿はなく、父とお店の方はカウンター越しに話していました。
僕は手持ち無沙汰に2台ほど並んだブロック崩しを眺めて父が帰るのを待ってました。
あの居心地の悪さは何だったのか・・・
おそらく僕は、大人の世界を感じたんだと思います。
でも当時はそれが分からず、かと言って「居心地が悪い」なんて言葉も知らず、ただ言いようのない不安のようなものを感じていたんだと思います。
これもやはり、言葉に出来なかった感情が記憶に引っかかっているという例です(あくまで個人的な体験談ですが)。
僕は・・・
こんな気持ちを子供達に味わって欲しいんです!
「さやか見参!」を観た子供達に10年後、15年後、
「何かのショーを観て、何だか分からないけど悲しくて泣いたんだよね」
「ストーリーもキャラクターも全然覚えてないけど、何かすっごくイヤだったんだよねぇ」
と言って欲しいんです!
今この瞬間の、刹那的な感動・喜びよりも、10年後まで引っかかる記憶を作りたい。
幼少の頃に感じる言葉にならない想い、僕はそれを大事だと思っているから。
ショーを観る立場の方は何を求めていますか?
夢・希望・勇気・元気・楽しい思い出・・・
色んな答えがあると思います。
僕はと言えば、これを言うと怒られる事が多いのですが・・・
子供達に『トラウマ』を残したいと思っています。
(※代表の個人的意見であり、チームの総意ではありません)
ヒーローヒロインに会うのを楽しみにして来た子供にトラウマを残そうなんてとんでもない!
武装代表はふてぇ野郎だ!シメてやる!!
と思うお父さんお母さんも多いでしょう。
ってかほとんどがそう思うでしょう。
では何故僕はあえてトラウマを残したいと思うのでしょうか??
皆さんは幼少の頃にキャラクターショーを御覧になりましたか?
観た方は記憶の糸を辿って下さい。
ご両親に聞いてもらってもかまいません。
観てない方は観てた方に話を聞いて下さい。
キャラクターショーのどんなシーンが思い出されますか??
僕はこれを今までたくさんの方に聞いてきました(と言って、統計が取れるほどたくさんではありませんが)。
多かった意見は
「悪役が怖くて泣いた」
「ヒーローに抱っこしてもらったけど怖くて泣いた」
この2つです(色んなバリエーションはありますが)。
「ヒーローの登場がカッコ良かった」とか、
「ポーズがカッコ良かった」とか、
「アクションがカッコ良かった」とか、
そんな答えはほとんどありません。
つまり子供は「良い記憶」より「悪い記憶」」の方が印象に残るのです。
「悪い記憶」・・・と言うと語弊がありますが・・・
「怖い」だけではありません。
「悲しい」「切ない」「悔しい」等もそうです。
他にもあると思います。
こんな気持ちって後々まで印象に残る、僕はそう思いますけど皆さんはどうですか?
例えば・・・
アニメ、ルパン三世のED。
「ワルサーP38~♪この手の~中に~い~♪」
のあのEDです。
海沿いを峰不二子がバイクで走ってるやつ。
あれって子供の時、妙に印象に残りませんでした??
ってか、ルパンって番組自体が印象強くないですか?
僕の自己判断ですが、あのアダルトな雰囲気は子供の脳では言葉に出来なかったんだと思うんです。
言葉にならないからこそ記憶に引っかかったんじゃないかな、と。
あのED、今思えば、何か「切なかった」んですよね・・・
僕の個人的な事を書きます。
幼稚園ぐらいの時、父親と一緒に近所の喫茶店に行きました。
そこは父の知人だと思われる方が経営していたようでした。
狭くて薄暗い店内には他にお客の姿はなく、父とお店の方はカウンター越しに話していました。
僕は手持ち無沙汰に2台ほど並んだブロック崩しを眺めて父が帰るのを待ってました。
あの居心地の悪さは何だったのか・・・
おそらく僕は、大人の世界を感じたんだと思います。
でも当時はそれが分からず、かと言って「居心地が悪い」なんて言葉も知らず、ただ言いようのない不安のようなものを感じていたんだと思います。
これもやはり、言葉に出来なかった感情が記憶に引っかかっているという例です(あくまで個人的な体験談ですが)。
僕は・・・
こんな気持ちを子供達に味わって欲しいんです!
「さやか見参!」を観た子供達に10年後、15年後、
「何かのショーを観て、何だか分からないけど悲しくて泣いたんだよね」
「ストーリーもキャラクターも全然覚えてないけど、何かすっごくイヤだったんだよねぇ」
と言って欲しいんです!
今この瞬間の、刹那的な感動・喜びよりも、10年後まで引っかかる記憶を作りたい。
幼少の頃に感じる言葉にならない想い、僕はそれを大事だと思っているから。