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2009-11-30(Mon)

アクションへの道(11)

1990年12月、とある火曜日の夕方。
僕はついに憧れのキャラクターショーに1歩踏み出そうとしていた!

とあるチームのメンバー募集広告を見て電話した僕は面接の為、福岡市内のとあるビルを訪れていた。

ここか・・・
しかしやっぱり緊張するな・・・

と思いながらビルの前で身動き出来ずにいた僕に声をかけた男性がいた。

「新人さん??」

振り返ると僕よりもいくつか年上であろう男性が立っていた。

きっとこのチームの方なんだ・・・

そう思うとなおさら緊張して、僕はこの時

はいっ!

と答えてしまったっぽい。

すると男性は

「だったら中に入りなよ!」

と言ってビルに入っていった。
僕も慌てて後を追う。

階段を上って3階のドアを開けると畳敷きのフロアになっていて、そこにジャージ姿の人達が数人集まっていた。
どうやらこれから練習が行なわれるようだ。

・・・あれ?面接は??
面接の事は誰に聞けばいいのかな・・・

悩んでパニクっているとジャージ姿の1人が声をかけてきた。

「練習していくんやろ?」

えっ!?私聞いてない!!(by 鳴海亜樹子)

いや、今日は面接のつもりだったので・・・とりあえず見学だけ・・・

「こーゆーのはさ、やってみらな分からんけん、とりあえずやってみよう!」

(ウソやろ!?)…でも、ジャージとかも用意してないですから・・・

「余ってるのがあるけんそれ使っていいよ!じゃあ着替えて!!」

・・・もう有無を言わせぬ勢いです。
ビビりの僕に断る事が出来ましょうや???

結局少しサイズの小さなジャージを穿いて練習に参加する僕。
この日初参加のメンバーは僕を入れて10名。
男性3名、女性7名だった。
男性は僕より年上のメガネくんと、年下の高校生だ。

正拳突きから始まったのか、いきなり右殴りを教えられたのか記憶は定かじゃないけど、右腕がアザで真っ黒になるまで練習した。
帰りに新人同士でお互いの腕を見て

「こんなに激しいとは思わなかったね・・・」

なんて話した記憶がある。

※右殴りでアザが出来るのは僕らが下手だったから。
主役・カラミ共に上手くなれば痛くも何ともナイ。

それと、お腹を殴られるリアクション、顔を殴られるリアクション。
これは全身に力が入ってしまって上手く出来なくて悔しかった。

でも初めてのアクションの練習がたまらなく嬉しかった。


↓1993年頃の僕(現場にて)
1993

練習が終わると、道場に1人の男性が入ってきた。
練習していた先輩達とは雰囲気が違うので

(偉い人なのかな?)

と思ったがよく分からなかった。
その人は新人の男3人を集めると

「どうやった?続けていけそう??」

と聞いた。

新人達は雰囲気を探り探り、はい・・・とか、まぁ・・・とか曖昧に返事をした。


「で、来週ショーがあるけど誰か入れる?」


カイジだったら

「ざわ・・・」

となりそうな空気が流れた。

僕の隣にいたメガネくんはすかさず
「いや・・・その日はちょうどおばあちゃんの所に行かなくちゃいけないので・・・」
と言った。

高校生は
「その日は学校があります」
と答えた。

僕は

その日は空いてると思いますが、まだ1回練習しただけで何の技術もないので、もう少し自信が付くまで本番はちょっと・・・

とやんわりと断った。

すると、

「自信がつくまで練習なんて言ってたらいつまでも自信なんか付かんよ。実際にやってみらな何も分からんし」

と、分かるような分からないような強引な理屈で押し切られました。

やんわりじゃ断れない世界なのか!?
(※ハッキリ断っても押し切られます。人手が足りない時は何が何でもやらされるのです)

でも僕はきっとショーをやってみたかったんだと思います。
ビビりなのでこうして無理矢理に背中を押してもらえてラッキーだったんだと思います。


・・・てなワケで翌週初めてのショーに入る事になりました。
続けて

「正月のスケジュールは?」

と聞かれ、僕と高校生はショーに入る事に。
メガネくんは
「・・・いや、正月は親戚が集まるので・・・」
と答えていた。
メガネくん、きっと続かないな、と新人ながらに思ったが、事実これが最後に見たメガネくんの姿だった・・・

そこで僕はハッと思い出した。

・・・で、面接は??

この時点で僕が知っている情報は、ファイブマンやウィンスペクターのショーをする、らしい、という事のみ。

練習日はどうなっているのか?

リハーサルはどうするのか?

ギャラはいくらでいつ支払われるのか?

交通費は出るのか?

とにかくな~んも分からない!!

誰も自己紹介してくらないから誰が誰で立場はどうなっているのか、ホントにな~んも分からない!!

不安だよ~、不安だよ~(泣)


スケジュールの確認が終わり着替えていると、突然数人がドヤドヤと道場に入ってきた。

「お疲れで~す!」

みんな大きな荷物を抱えている。

「お疲れ様です!!」「お疲れ様です!!」

練習を教えてくれていた先輩達が口々に挨拶を返す。

雰囲気から察するに、今入ってきた方々はかなり上の先輩ではないだろうか。

するとさっき僕らにスケジュールを聞いていた男性が大先輩(多分)達に

「おぉ、ちょうど良かった。新人さんに何か立ち回りを見せてやって」

と言った。

大先輩達が『仕方ねぇなぁ』って感じで畳に上がる。

おお?なんだなんだ?

大先輩達はどうやらショーを終えて帰ってきたところらしい。

その日のショーでやった立ち回りを見せてくれるようだ。

1人のヒーローに数人の悪役がかかっていくアクション。

いままで何度もキャラクターショーを見てきた僕でしたが・・・

この時の立ち回りは

すげぇ・・・!!

と感動しましたよ。

そして思いました。

僕もこうなりたい、と・・・
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2009-11-28(Sat)

アクションへの道(10)

高校2年の夏休み、初めてキャラクターショーの聖地・後楽園遊園地へ足を運んだ僕。

同年秋にもう一度後楽園のショーを観覧し、アクションしたい熱がどうにも止まらなくなっていました。

そして僕は高校3年生に。

僕が通っていたのは工業高校でしたが(土木科)、その方面に進む気はさらさら無し。
かと言って進学を望めるレベルでもありませんでした。

僕は
『一応大学は受ける!落ちたらアクションの道を考える!』
と決めました。

まぁ大学生になってもショーは出来るワケで、勉強したくない言い訳って気がします。

緑のジャンパーでショーを観に行って、スタッフさんから名刺をいただいたのもこの頃です。

そして推薦で受験するもめでたく(?)大学に落ちまして、本格的にアクションを始める事を決意!

とは言っても僕は極度のビビり症。
生まれて初めてのバイトに足を踏み込む勇気が湧きません。

そんな僕に力をくれた2冊の本がありました。

ショッカーO野さんの
『ライダーキックは痛かった』
『熱血ヒーロー日記』


これはショッカーO野さんがキャラクターショーやヒーロー番組の撮影でスタントマンとして活躍されていた頃の話を綴ったもので、大変さや楽しさ、そしてスタントマン(スーツアクター)さん達の熱意が伝わる良書です。

僕は初バイトにビビって心が折れそうになるとこの2冊を読みました。


僕は座っています。

その前には電話機が置いてあります。

電話機の左側には先日ショーのスタッフさんにいただいた名刺。

右側にはまだ有料だった頃のアルバイトニュースが置いてあり、そこには別のチームの募集広告が。

アルバイトニュースに載っていたチームのショーは先日観に行ったばかりでした。

まず、どちらに電話しようか迷いました。

結局熟考の末
アルバイトニュースの方に電話する事に!


…電話する事に…

…決めたんですが…

…決めたんですが…


僕はまだビビっていて、なかなか電話をかける事が出来ません。

事務所が福岡というのも腰が引ける原因でした。

僕が住む久留米から事務所までは電車で40~50分ぐらいの距離。
しかし僕は、高校3年を終えようというこの時期まで1人で電車に乗った事がなかったのです!

初めて1人で電車に乗って、全く知らないプロの世界に飛び込む…

ぅわ~ん!
怖いよ~怖いよ!

…ともがきながら受話器をそっと置く…

…これじゃいかん、とショッカーO野の本を読む…

…勇気を出して受話器を取る…

…怖くなってもがき、そっと受話器を置く…


二日間はそうやって永久機関の如く悩みました。

しかし、このままでは何も進みません。
進学もせず、好きな事もせずなんて、そんな人生だったら意味がない!

えぇい!
もうどうなっても知らん!
地球なんて滅びてしまえ!!


…と投げやりな気持ちで電話をかけました。

僕は声を大にして世間の皆さんに言いたい!
新しい事を始めるのがこんなに怖い人間だっているんです!
やらない奴はやる気がないとは思わないで暖かい目で見て下さいね。

そして新しい事に踏み出すのが怖いという皆さん!
やりたい事は自分が踏み出さないと始まりません!
本当にやりたい事なら怖さを克服して頑張って下さいね!

何て偉そうに言っておきながら、僕は今でもビビりです…

さて、

僕が電話をかけると野太い声の男性が対応してくれました。

『…あの~…アルバイトニュースを見て電話したんですけど~…』
『あぁそう!キャラクターショーってどーゆー事するか知ってる?』
『…はい…まぁ…』
『ヒーロー番組とか好き?ファイブマンとかウィンスペクターとか』
『…はい…わりと好きです…』
『だったら一緒にやろうよ!次の火曜日に事務所に来てもらえる?』


こうして僕はようやく第一歩を踏み出したのです。

時は1990年12月。


~つづく~
2009-11-27(Fri)

アクションへの道(9)

高校2年の夏休み、僕は友人と神奈川へ旅行に行きました。


中学時代の友人の1人…文化祭でショーの企画を進めてくれた親友が神奈川の高校に通っていたのです。

人生初の!神奈川茅ヶ崎湘南海岸!
住宅地の中をサーフボード抱えて歩いてるおニィちゃんにびっくりしたりして。

しかし、やはり関東に行ったなら必ず行きたいと思っていたのが、キャラクターショーの聖地
『後楽園遊園地』!!

だって!
JAC(ジャパンアクションクラブ)の動きがナマで観れるんですよ!?

水道橋に向かいながら心踊りましたねぇ。

ここでオマケエピソードを1つ。

後楽園遊園地の前を中学の同級生・K君がジャージ姿で歩いているのを発見!

『あれ?K君じゃね?』

長身でイケメンのK君は雑踏でも目立ちます。間違いありません。

『間違いない。K君だ。何してるんだろ?』

僕はハッとしました。
K君の卒業文集に書かれていた将来の夢を思い出したのです。

『JACに入る』

確かにそう書かれていたのです!僕は興奮しました!

JACだよ!K君は夢を叶えてJACに入ったんだよ!きっと後楽園のショーに出てるんだよ!』

まさか自分の知り合いがJACに入るなんて!
僕はショーを観ながら

(この中にK君がいるのか…まだ新人だろうから戦闘員かな?)

なんて思ってました。

(ふふふ、観客の皆さん、あの中に僕の知り合いがいるのですよ。ふふふ…)

何故か得意気でした。


数年後K君に会った時にこの話をすると彼は、

『あぁ、部活の試合が東京であった時かな?』


ギャフン!
俺の興奮を返せ!




…何て勝手に勘違いして憤った話はさておいてショーの話。

僕らが観たのは
ターボレンジャー仮面ライダーBLACK RX機動刑事ジバン
が登場するショーでした。

司会のヒロちゃんのテンションや、声をアテている益田てつさんの独特の声など印象に残るものはいっぱいありましたが、後々の僕の考え方の基盤になったものを2つ。

●テレビでは使わないカンフー(棍法)を使うイエローターボ。

それを観て
『テレビの設定を守るよりも、目の前の観客を盛り上げる方が大事なんだ!』
って考えに至りました。


●観客席に登場し、自分の隣りを駆け抜けて行くピンクターボ。

『観客が喜ぶのは細かいテクニックじゃない!キャラクターが目の前に立っているという距離感なんだ!』
という思想を身に着けました。

実際、ショーをナマで観るのとビデオで観るのは大違いです。
正直、キャラクターの存在感はビデオでは伝わりません。
特にアクション関係者はビデオだとテクニック鑑賞に終始する事が多く、それゆえ子供の気持ちを考えずに技巧に走るアクターが増えるようです。

ショーはナマで観て欲しい!

キャラクター7年目の僕が後楽園で、ステージに5人並んで登場したメガレンジャーを見た時、思わず
『かっ…こいい~っ!』
と声をあげて涙してしまったあの感動を味わってほしい!

野外劇場は現在なくなってしまい、屋内でのショーになってるのが残念ですね。

野外劇場には結局
『ターボレンジャー』2回
『カクレンジャー』1回
『メガレンジャー』3回
『ギンガマン』2回
『タイムレンジャー』1回
と観に行く事が出来ました。
どれも素晴らしいステージで、かけがえない勉強になったのは言うまでもありません。


~つづく~
2009-11-27(Fri)

武装の練習

練習終了しました。

武装の練習は基本週に1回、開始は19時。
ってか練習場を19時~22時半まで借りて行なってます。

仕事をしてるメンバーは遅れる事が多いので、なかなか時間通りに開始というワケにはいきません。

本日の参加予定はバナティプレの2名。

後は仕事だったりインフルエンザだったりなんやかんやで来れないとの事。

しかし、19時過ぎても誰も来ません。

おかしいなぁ。

武装では『遅れます』という連絡は定着していません(仕事で遅れる事を前提にしているので)。

でもそれが
『武装の練習は時間通りに始まらない』
という認識に変わってしまっているのかもしれない、と度々思います。

練習は自由参加なので、来なくても遅れても怒ったりはしませんが、来れる時には早く来て、
『上手くなりたいという熱意』
を感じさせて欲しい気がします。

代表の無い物ねだりかもしれませんけどね。

20時頃プレが到着。

『誰も来てないからショックを受けました』

だと。
おいおい、
誰も来なくてショックを受けたのは俺だよ。

『バナティさんはもうすぐ来ます。時枝さんも来るって言ってましたよ~』

時枝ってのは僕が以前所属してたキャラクターショーチームの仲間で、時々練習に参加してくれる男です。
動きの1つ1つがカッコ良くて、見ているだけでいい刺激を受けます。

とりあえずバナティと時枝を待たずにプレと2人で練習開始。

今日はちょっとキツ目にいくぜ。待ちくたびれたからな。

まずは歩法、前進&後退。
次は歩法に袈裟斬りを加えて。
それから足を入れ替えながら剣合わせ。

この辺りでバナティが到着。手短に歩法などをやってもらい、途中から合流してもらいました。

型A、型B。
柳受けをやって、剣は一旦終了。

…あ、メニューに関しては細かく説明しません。
本格的にやってらっしゃる型から
間違ってるだろ!
って怒られたら怖いので…

ここから徒手の基本です。
突き、手刀、裏拳や数種類の受けをやっていたら噂の時枝が到着。

時枝を交えて、前蹴り、回し蹴り、足刀。
再び手技に戻って殴り、よけ。

いやぁ、ここまででいい運動になりました。

メニューを羅列してても仕方ないのでちょっと脱線してみましょう。

僕がいたチームでは、アクションの基本の基本、一番最初に習う技は『右殴り』というものでした。

腰を低く落としてかまえ、反復横跳びの要領で素早く移動し、腰をひねりながら敵の顔めがけて真っ直ぐ突きを出すという技です。

右手で殴りに行くから『右殴り』です。

チームに入って初日、面接も受けないまま練習に参加させられ、繰り返し繰り返し右殴りの練習をしました。
形を覚えたら今度は先輩がヒーロー役で(僕らはもちろん戦闘員)実際にかかっていきます。

このチームはかなりガチな感じで、
『俺の顔を狙ってこい!本気で殴れ!俺は絶対によけるから遠慮するな!』
って感じでした。

アクションは演技ですから、当然『当たらない間合い』で戦うワケですが、先輩方は『出来るだけ実戦に近い間合い』を子供達に見せたかったんだと思います。

…という事で本気でかかっていった僕ら新人の右腕は先輩のガチな受けでアザが出来て真っ青…を通り越して真っ黒になってしまいした。

ただ当時の僕はプロの洗礼を受けたようでそのアザが嬉しかったのですが。

閑話休題。

この後はいつものように順番に殺陣です。

本当は剣と徒手の両方やりたかったのですが時間がなかったので剣だけにしました。
まずは時枝に覚えてもらい、やってもらう事に。
時枝1
覚えるのも早いしさすがに決まってます。
時枝2
やるねぇ時枝。

バナティとプレ、それに僕は経験済みの手なので時間をかけずにやりました。
バナティ1
いつもいつも同じ事を繰り返しているので飽きるかもしれませんが、同じ事をやってた方が前回と比較し易く上達の度合いが分かるんです。
プレ1

時間ギリギリまで動いていたので、いそいそと練習を終了し、怒られる前に掃除をして退散しました。
みんなお疲れ様でした!!


…簡潔に済ますつもりが長くなってしまいました…

2009-11-26(Thu)

今日は練習日♪

仕事が終わってから少し寝てました。


今日は武装の練習日です。
今から準備して電車に乗って練習場所まで出発です。
一体誰が来るのやら、どんな練習をするのやら。

練習の模様は次の更新で・・・

日付けが変わってからの深夜になりそうですが・・・

では行ってまいります。
2009-11-26(Thu)

アクションへの道(8)

中学3年の文化祭、自己満足キャラクターショーでこっぴどく打ちのめされ反省した僕は高校生になった・・・

ホントはそんな簡単なものではなく、失敗に気付いたのはまだまだ後だったりして、文化祭の直後に、自己満足すら出来ないような自主映画を撮ったりしました・・・

・・・まぁ、それは置いといて。


高校生になってからもキャラクターショー熱は冷める事無く、近場でショーがあれば観覧に出かけ、スタントマンやスーツアクター(改めて言いますが当時そんな呼び名は知らなかった)の情報入手にやっきになっていました。

空手の本を買い、近所の駐車場にて独学で基本技を練習。
同時に受け身も練習開始。

柔道をやっていたので受け身は問題ないと思ったのですが、何となくアクション向きではない気が。
・・・という事で、ただの受け身ではなく飛び込み受け身を練習していました。

アスファルトの駐車場に工事現場のバリケードを並べ、今週は1つ、翌週は2つとバリケードを増やして距離を伸ばしていきました。

かなり傷だらけの血まみれになりましたが、おかげでアスファルトが怖くなくなりました。

基本だけやってもアクションにならないと思い、テレビのヒーロー番組のアクション(殺陣)シーンを覚えて練習。
これはあまり役に立たなかったかも・・・

ヒーロー番組だけじゃなくカンフー映画も観るようになりました。

この時期に僕の『アクションノート』という物が誕生しました。
それは何か??

僕が漫画家志望だった事は以前書いたような書かなかったような気がしますが、やはりアクションが好きだとアクション漫画を描きたくなるんですね。
そこで資料を作る事にしたんです。
その資料が『アクションノート』
一体何が書かれているのか?

そこには様々なアクションのポーズが描かれているのです。

児童誌に載っていたヒーローの写真・・・キックやパンチ、アクロバットや爆発で吹っ飛ぶリアクション等をイラストにしたもの、アクション映画をビデオでコマ送りにして一連をイラスト化したもの(ホップからロンダートしてバク転バク宙、や、トランポリンでジャンプしてのキック、等のアクション)・・・

もちろんそれで漫画を描いたりしてたんですが、「これをやって良かった!」というのは合理的な動きを理解出来た事。

「あぁ、この足で踏み切ればいいんだ」
とか、
「ここで膝を胸まで引き上げるんだ」
なんて事が頭に入ったおかげで、後々自分の能力以上に動けたんじゃないかなぁ、なんて思ってます。

この時代、我ながらアクション大好きっ子でした。

そんなアクション大好き内野武は高校2年の夏休み、友人と関東に旅行する事になりました。

九州のアクション好き、キャラクターショー好きが関東に行くならば、当然行くでしょ?
後楽園遊園地 野外劇場へ!!


~つづく~

2009-11-25(Wed)

アクションへの道(7)

1987年、中学3年生の僕らが文化祭で行なったオリジナルキャラクターショー、
『悪の秘密計画オクトーバープロジェクト 最初で最後の日』

友人と企画を立て、自分達で衣裳・小道具を作り、台本を書き、台詞を録音しパケを作り、殺陣を付けて演出を付けて…

文字にするとキチンとしてそうなイメージですが、そこはただの素人…というか、ただの中学生。
一緒にやってくれた仲間に申し訳ないぐらいの出来でした。

しかしそれも今だから思うワケで、当時はそれなりにやり切った感を持っていました。


日本中の企業を操ろうとしている悪の組織、執行劣(レッドガイヴァー)率いる『執行コンツェルン』と、それに立ち向かう3人の戦士。

入社が内定していた会社を執行コンツェルンに潰され復讐を誓う古賀弾次(グレートシグマ)

執行劣の母校から、悪事を行なっているOBを成敗する為に送り込まれた正義の生徒会長・原田靖子(学生戦士ミリオン)

執行コンツェルンを倒す為に父親に改造された京本武(ブラックエルフ)

執行コンツェルンは1987年10月1日、催眠電波で日本中のサラリーマンを操る
『10月計画(オクトーバープロジェクト)
を実行しようとしていた。

3人は10月計画を止める事が出来るのか!?


…設定やネーミングに色んな作品からの影響がうかがえますね。

正直…

好きな物の要素をめいっぱい入れて作った自己満足ショーです…

セリフも、
BGMも、

好きな物を好きなだけ、好きなように組み込んで作った『自分達だけが好きな作品』

思い出すだけでも恥ずかしい…

この経験が僕にエンターテイメントというものを意識させるきっかけになりました。

自分がやりたい事と観客が観たいものは違う。
そんな当たり前の事に気付けたのはこのショーの(失敗の)おかげです。

キャラクターショーとしての失敗を実感した僕は後にキャラクターショーの世界に進みました。
一緒に企画を立てた友人は舞台としての失敗を実感し、高校で演劇の道に進みました。


~つづく~
2009-11-24(Tue)

僕は運動なんて出来ません

『アクションへの道』で何度も書いてるように、僕の運動能力は著しく低い。

曰く、

二十歳過ぎるまで走り方が分からなかった。

今でも逆上がりが出来ない。

跳び箱が飛べない。

地面に置いてあるボールを蹴ろうとして空振りする。

完全によけたつもりの障害物にぶつかる。


高校の時、ショーを始めたばかりの僕にクラスメイトが言いました。

『運動全く出来んくせにアクションとか出来るん?』
『あんたが1年頑張っても俺は1週間で追い抜く自信があるよ』

と。

彼が僕を追い抜く事は不可能だったと思いますが、まぁこんな事を言われるぐらい低能力なんです。

なので今でも運動神経を必要とする技はほとんど出来ません。
早く動く事も高く跳ぶ事も出来ません。

でも、僕はそれなりにショーをやってきた自信があります。

逆に、運動神経だけに頼ってる人はここまでこれなかったんじゃないか?とすら思います。

なぜならアクション(殺陣)はスポーツではなくお芝居だからです。

もちろんどんな動きにも対応出来た方がいいに決まってる。
でも、いいアクションをするのに一番必要なのは芝居っ気だと思います。
僕は身体が動かない分それを意識してやってきました。

何が言いたいのかと言うと、別に自分を誇りたいワケじゃなくて、

『アクションしたいけど運動音痴だからなぁ…』

とあきらめてる方に勇気を持って欲しいんです。

僕は何度もあきらめかけて、運良くアクションの世界に入る事が出来ました。

本当にたまたま、運が良かっただけです。

だから僕は、運動が苦手な人にも頑張ってもらいたい!
少なくとも僕と同じかそれ以上のレベルには行けるという事を知ってもらいたい!

僕が下手ながらもアクションを続ける理由はそこにあると思ってます。
2009-11-23(Mon)

アクションへの道(6)

前回昔の日記を再現してみました。

ショーの良し悪しはもちろんですが、構成や演出、シナリオなど、
「どうしても細かい事が気になってしまう」(by 杉下右京)

一緒にショーをやってきた仲間からも
「内野は本来裏方だよね」
と言われる僕ですが、その裏方資質は中学時代からいかんなく発揮されていたようです。

この時期からしばらく、アクションやりたい熱と同時に、
「ショーをやってるのはどんな人達なんだろ!?」
「どんな練習をしてるんだろ!?」

という事に興味が湧いていました。

まだ現在のようにスーツアクターという職業が陽の目を浴びていない時代です。
彼らについて入って来る情報はほとんどありませんでした。
それが余計に興味をかきたてたのかもしれません。
モノクロイバラキ

複雑に絡み合ったアクションへの想い。
それは中学最後の文化祭で花開きました。

その日があるから今の僕がある、そして、
「なんであんな事やっちまったんだ~!!」
と悔やむ僕がいる。

1987年10月1日
文化祭で行なったオリジナルキャラクターショー
『悪の秘密計画オクトーバープロジェクト~最初で最後の日~』

次回はそのショーについて。

2009-11-22(Sun)

アクションへの道(5)

どこから書くって言いましたっけ。

ショー日記?
俺そんな事言いました??

言いましたね。

どうしてこんなしょーもない導入なんでしょ。


中学・高校とキャラクターショーを観に行くようになった僕ですが、ショーを観た日は必ずマンガ形式の日記を書いていました。
内容はというと、例えば・・・

当時の日記を思い出して、出来るだけ再現してみますね。
単語や文体は変わってる可能性大ですが。



『○月○日(○曜)。
今日は近所の○○(店名)に○○ショーを観に行った。
アクションチームは○○福岡支社、先週の○○と同じチームだ。

11時スタートと書いてあったが、なんやかんやで20分ぐらい遅れてスタート。
寒くて帰りたくなったぜ。

子供達が○○(ヒーロー名)を呼ぶと悪役が登場。子供をビビらせている。
戦隊だと最初からヒーローが登場する事が多いが、メタルヒーローやライダーだといきなり悪役が登場する事が多いようだ。
チームによっても構成が違うのかもしれない。

そこへ主役が登場。

テレビだとFRPで作られているパーツも柔らかそうな素材になっている。
見た目は今ひとつだが、テレビでは見せない後ろ回し蹴りなんかもやってくれるから嫌いではない。

今までいくつかのショーを観てきたが、アクションにはある程度のパターンがあるようだ。
捕まえた戦闘員を振り返らせる時にトントンと肩を叩いて合図するヒーローもいるが、印象に残る動作なのであまりやらない方がいいのではないか。

途中で司会のお姉さんが出てきて長々としゃべり、子供達に主題歌を歌わせる事に。
1番を歌い終わって変な間があり、続けて2番を歌うよう指示。
子供は2番なんか知らないから冷たい空気が漂う。
もしかしたら裏で誰かが着替えたり倒れたりしてる為の時間稼ぎかもしれないが、もっと上手い方法はないものか。

やたら長い時間歌わせた後に
いよいよヒーロー登場!
・・・って普通に出てきたし・・・

これだけ引っ張ったらすごい登場を見せてくれないとガッカリする。
例えばステージの屋根の上に出るとか出来なかったのか?

でもアクションは流石に上手い。

今まで観たショーでは、背落ちは背中から着地してる人がほとんどだったけど今日の○○は足から着地している。こっちの方が難しいのではないだろうか?

この辺りで子供達が動き出し、ロープをまたいでステージの前に入っていった。
誰か注意した方がいいんじゃないか?
「俺が行こうかな?」と思ったけど、「オマエ誰や」って言われたら困るので行かなかった。
司会のお姉さんとか何も言わないのかな。

結局子供達が元の場所に戻る事無くショーは続行。

僕が注目しているのは最後のアクションシーン。
「とどめを刺す時の武器はどこから出すんだろう?」
って事。

今まで、
足元に隠してあったパターン、
戦闘員が背中に隠して持ってきたパターン、
ヒーローが片腕だけ引っ込めて誰かに渡してもらったっぽいパターン、
いさぎよく引っ込んで改めて持ってきたパターン

を見てきた。
さぁ、今日はどのパターンだ!?

あれ?あれ!?いつまでも武器が出てこない!
そしてまさかの!?

キックだぁあああ~!!

まさか武器が出てこないパターンがあるなんて!奥が深い!

最後はサインを買って、○○と司会のお姉さんと一緒に写真を撮って帰った。
チキショー、俺もショーがしたいぜ!!』

僕はこんな日記を書いてる中学生だったのです(しかもマンガで)。
2009-11-21(Sat)

初体験

武装ではショーに必要なスキルを身に付けてもらう為に、メンバーをスタジオレッスンに行かせる事があります。

僕が教える事が出来ない技術や、専門的に学ばないと難しい技術があるからです。

今日はメンバーの1人に某スタジオに体験レッスンに行ってもらいました。
今後正式にレッスンを受ける事になると思うので一度経験させたかったのです。

レッスンは約2時間、僕も見学させてもらいましたが…

いやぁ~、難しそうだなぁ~!
メンバーが体得するのはいつになる事やら(笑)

でも頑張ってもらいたい!


ここまで書いておきながら詳細はナイショです♪♪
2009-11-21(Sat)

アクションへの道(4)

『自分の運動能力が著しく低い事は分かっているけどアクションをやってみたい』

という思いに捕らわれた中学時代。

それからは特撮ヒーロー番組に傾倒していきました。
アクション好きというよりはただのヒーローマニアです。

教室で1人、熱く語り、熱く歌い、熱くポーズを決める僕にクラスメイトはドン引きでした(笑)

この頃の僕の一番の夢はJAC(ジャパンアクションクラブ)に入り、ヒーロー番組でスーツアクター(当時こんな呼び方はなかった…と思うが)を演る事。
しかし自分の能力では100%不可能と判断し、断念。

次の夢は、JACに入り後楽園遊園地野外劇場のショーに出る事。
これ、ハードルの高さはテレビのアクターと全く同じ。
当然断念。

3番目は、俳優になってテレビでヒーローの変身前を演じる事。
これはかなり真剣に考えて、俳優養成所みたいな所に行こうかと何度も検討しました。
…が、諸々の事情が壁として立ちはだかり、何より自分が俳優として通用すると思えなかったので断念。

どれもやる前から『無理』って決め付けてやめちゃったんですね。

そして最後の夢が…

地方のキャラクターショーに出演する事。

…全国のショー関係者各位、本当に申し訳ありません!
地方のキャラクターショーを下に見ているつもりは毛頭なかったのですが、聞けばメンバーのほとんどがアルバイトだというし、自分が変身ヒーローに関わってアクションをするならそれしか手段が無いと、そう思ったんです。

この時期からキャラクターショーを頻繁に観に行くようになりました。

当時はまだ地元が都会だったので、よくショーも開催されていたんです。

『ジャスピオン』『メタルダー』『ジバン』『フラッシュマン』『マスクマン』『ターボレンジャー』『ファイブマン』『仮面ライダーBlack』『仮面ライダーBlack RX』…

中学~高校の時はよく観に行きましたね。
そして後片付けをしているスタッフさんに
『スミマセン、こちらはどこの何ていうチームなんですか?』
って聞いてました。

正直…かなり怪訝そうな顔で対応されました…

翌年ショーの世界に入ってから他のチームの方に
『そちらのチームのショーもよく観させていただきました』
って言ったら、その先輩はハッとした顔で僕を指差し、
『東町公園の緑のジャンパー!』と叫びました。

そうです。
東町公園で緑のジャンパーを着て、食い入るようにショーを見ていた男、それは僕です。
車内で休憩しているスタッフさんに
『ショーに入るにはどうしたらいいですか!?』
と聞いて名刺をもらった男、それは僕です。
やはり覚えていましたか。
…というぐらいがっつりハマっていたのです。

ちょっと話がそれましたが。

その当時はショーを観た後、かならず日記を書いていました。

漫画形式のショー日記です。
この日記を描く事で僕はキャラクターショーを客観的に見る事が出来た、と自分では思っています。

次回はショー日記の話から…


~つづく~
2009-11-20(Fri)

アクション練習

昨日は練習でした。

開始時は代表プレの2名。
30分ほどしてバナティが到着。

練習は19時開始ですが、20時まで今後に向けたミーティングに当てました。
ミーティング

それから徒手の基本。
基本というのはもちろん形が決まっていますが、個人個人の骨格などに合わせて変化させたり工夫したりが必要で、昨日はそれを意識してみました。

基本の後は木刀を持って剣の練習。

ここでジョーがやってきました。

ジョーは武装メンバーではありませんが、某大学でオリジナルキャラクターショーをやっていた男です。

最近は時々武装の練習に参加しています。

ジョーにも木刀を持たせて、基本の基本、摺り足の練習をしてもらい、その間バナティとプレは型の稽古、そして対人で打ち合う練習など。

2組同時進行だと目が行き届かないところがありますね。僕も集中しないと。


最後は殺陣。

武装では同じ殺陣を何回も繰り返し練習します。

毎回新しい事をやると
『覚えて動いて終わり』
になりがちだと思うからです。
それは『殺陣』ではなくてただの『動き』だと僕は考えています。
覚えて動けるようになって初めて内面からのお芝居に目を向ける事が出来ると思います。
そしてその内面の芝居を身体で表現してこそ殺陣と言えると思うんです。

とは言え全く同じだと飽きてくるので、若干のアレンジを加えたりしてますが…

まずはバナティの殺陣、
それからプレの殺陣。

この辺りで亮ちゃんが到着。
最近は仕事が忙しくてなかなか来れない亮ちゃん。
それでも来れそうな時には練習終了間際でも来てくれる亮ちゃん。

嬉しいけど無理はせんでね。

代表の殺陣の後は亮ちゃんに動きを覚えてもらいました。
亮ちゃん殺陣

バナティ・プレ・代表の殺陣は近々mixiに動画でUPする予定。
ただしバナティ・プレの分はマイミク限定にするつもりです。


亮ちゃんがある程度覚えた所でタイムアップ。練習終了です。

帰りは鳥栖在住のジョーがわざわざ久留米まで送ってくれました。
ジョー、ありがとう!
そしてみんな、お疲れ様!
2009-11-19(Thu)

今から

さぁて、今日は今から練習です。

最近は剣を振ってばかりで殴ったり蹴ったりしてないなぁ。

今日はちょっと動きたいなぁ。
2009-11-19(Thu)

アクションへの道(3)


『里見八犬伝』
『必殺仕事人』
そして、

『宇宙刑事シャイダー』へ。


…何かのキャッチコピーみたいに書いてみましたが、特に意味はないです。

僕がアクションを意識するようになった作品が『宇宙刑事シャイダー』なんです。

特撮ファンでなくても『宇宙刑事ギャバン』を知ってるって方は多いんじゃないでしょうか。
シャイダーはその宇宙刑事3部作の3作目です。
20091119183954

リアルタイムでやってた時、僕は小学6年生だったのかな?
でも毎晩柔道場に通わされていた僕は(好んで通っていたのではない)宇宙刑事はおろか、おおよそのテレビ番組なんか観た事なかったんです。
なので僕が初めてシャイダーを観たのは中学に入ってからの再放送でした。

これも、ヒーロー物が好きで観ていたというワケではなく、中学生にありがちな『ひやかし』で観始めただけでした。

いわゆる
『何でポーズ決めてる間に攻撃しねぇんだよ~』
『何で意味もなく崖の上に登場するんだよ~』
『何で最初からスペシウム光線撃たないんだよ~』

みたいなやつです。

今思えば、本当は興味があって観たいのに、子供扱いされるのが嫌だから無理にケチつけてたんでしょうね。

てなワケでいつもクラスメイトと

『昨日のシャイダー(再)観た?またこんな事やってたぜ~(笑)』
『ウケるよなぁ~(笑)』


とか話してたんですね。

でも、毎回観てると意外に真剣な自分に気がついてしまうんですよ!

『あれっ?このアクションすごくね?』
『ポーズもカッコ良くね?』



…前述のように、人並み以下の運動能力を有する僕は漠然と

『俺もこんなカッコ良く動いてみてぇなぁ~』

と思うようになっていました。

~つづく~
2009-11-18(Wed)

アクションへの道(2)

運動が苦手、運動が嫌いな代表は中学生になりました。
新しい環境、新しいクラスメイトに囲まれて全員が探り探りの学校生活です。

そこで何故か(一部で)流行ったものがあります。

それはテレビの『必殺仕事人』
数年前に公開された映画『里見八犬伝』です。
たしか仕事人はV(ファイブ)の頃だったのではないでしょうか。
編集中


~問題~
皆さんは『必殺V』と『里見八犬伝』に共通する出演者が誰か分かりますか?




~答え~
それは京本政樹さんです!

僕はニヒルな美青年を演じる京本政樹の大ファンになりました。
『必殺』も録画して観てました。
『八犬伝』なんて中学の3年間で何十回観たか数え切れないぐらいです。
シンガーソングライターでもある京本政樹、僕はアルバム(当時はまだレコード・カセットが主流でした)を買い揃え、コンサートにも行きました。
雑誌の切り抜きや生写真をクリアファイルにはさんで学校に持っていってました。
自主映画の主人公は京本武と名付けて・・・

オホン・・・京本政樹についてはこのぐらいにしときましょう・・・

『必殺』は作品の性質上、派手な殺陣は少ないのですが、『里見八犬伝』はアクション満載の作品でした。
なんたって、主役8人の内、半数の4人をJAC(ジャパンアクションクラブ)のメンバーが占めているのですから当然です!

その頃僕はJACに興味を持ち始めていました。
そこには
『宇宙刑事シャイダー』
という作品が大きく関わってくるのです。

~つづく~
2009-11-17(Tue)

アクションへの道

ブログを少しだけ変えてみました。

タイトルは
『武装解除PC版』から
『アトラクションチーム武装 代表のブログ・武装解除PC版』に変更です。
なのでこれから心機一転頑張って更新していこうと思います。
てなワケで、リニューアル1発目は・・・

・・・なんにしよ?
イバラキ

では、僕がこの道に進んだいきさつなどを・・・
昔同じような日記をmixiに書きましたが、知ってる方はお許しを。


僕は幼稚園の頃から漫画家になりたくて、ず~っとノートに落書きばっかりしてる子供でした。
ドラえもんみたいなのが描きたかったんですね、当時は。

運動は過去から今に至るまで本当に苦手で、二十歳ぐらいまでは走る事もままならなかったぐらいです。
・・・で、ウチの父親ってのが困った人で、一生懸命走ってる幼稚園の僕を見て、やれフォームがおかしいの足が遅いのと馬鹿にして笑うワケです。
そのおかしなフォームの真似をしてからかうワケです。
ただでさえ苦手意識を持って走ってた僕は一発で運動嫌いになりました。
小学校ではいかにして体育をサボるかばかり考えてました。
運動会なんか地獄の責め苦でしかありませんでした。
鉄棒の逆上がりは未だにやり方が分かりません。

そんな僕がなぜアクションの道に足を踏み入れたのか、
きっかけは中学生の頃に生まれたのです。

~つづく~
2009-11-13(Fri)

今さらですが

9月21日にワンダーシティ南熊本で行なわれた
『スーパーローカルヒーロー緊急集結!』
が雑誌で紹介されました!!

現在発売されている
『Quanto(クアント)12月号
クアント(表紙)

なんとカラーページにて・・・
クアント(見開き)
右側のページは同日に岩手で行なわれたイベント
『IWATEハチマンタイダイナマイト』
(公式サイト→http://8dynamite.com/
の模様が紹介されています!
すごい数のキャラクター達ですね!
大規模です!
仮面ライダー1号・本郷猛こと藤岡弘、氏もご登場なさったそうです!
そのキャラクターの中に、九州大分から遠征した
『パワーシティオーイタ』の姿が!!
(パワーシティオーイタ公式HP→http://pcoxhac.web.fc2.com/

そして左側には九州ヒーローネットの戦士達が!
Quanto(特集ページ)
グランパワーヒノクニ
GPHhttp://k.fc2.com/cgi-bin/hp.cgi/GPHFFF/
JINクマレンジャー
JINクマ1http://www.t-hack.net/mo/
ジャスター
キャステイラーhttp://k2.fc2.com/cgi-bin/hp.cgi/justers/
ヴェルター
ヴェルターhttp://hp.did.ne.jp/koshiki-ac-2007/

そして我らが山吹さやかも!
秋のさやか

右ページのパワーシティオーイタと並べると九州ヒーローネット大集合です♪

さやかちなみに!!さやか

同ページに武装ホームページとして紹介されていたのはブログのURLです!
武装HP(PC用)は
http://busow.manjushage.com/
からどうぞ!!下忍下忍A下忍

↑↑一番書きたかったのはここ(笑)イバラキ
2009-11-05(Thu)

山吹さやか ロングインタビュー

武装代表です。

今回はキャラクター紹介の一端としまして、『忍者ライブショーさやか見参!』の主人公、山吹さやかさんへのインタビューを掲載いたします。
普段謎に包まれている忍者の生の声をお届け出来れば、と思います。
それではお楽しみ下さい。

まずは自己紹介をお願いします。

『山吹さやかです。』
さやか4

本名ですか?

『本名です。あ、でも正式には紗夜華って書くんです。』

何故ひらがなに?

『子供達が読めないかと思って。』

それなら確かにひらがなの方がいいですね。やっぱり子供達に覚えてもらいたい?

『もちろん!子供達…特に女の子から「さやかちゃ~ん」って声をかけられたら嬉しいです♪』

イベントでの様子を見てたら女の子がまるで友達のように声をかけてきてましたね。
子供は好きですか?
さやか8

『大好き!やっぱり子供の頃ってたくさんの可能性を秘めてるし輝いてると思う!…その可能性の芽を摘んじゃう大人がいるのは悲しいけど…』

う~ん…子供が自分の思い通りにならないと、その責任を子供に転嫁してしまう大人は多いですよね…

『修行や戦いを通じて子供だけじゃなく大人にもそういったメッセージを伝えていきたいと思います。』

えらくしっかりした考え方ですけど…そういえば、さやかさんって何才ですか!?

『えー…と…見た目はともかく、公式設定では中学生ぐらい、ってなってます』
さやか7

えっ!?ちゅ…中…!?み、見え…

うるさいわねッ!私が決めたんじゃないわよ!中学生に見えない事ぐらい百も承知よ!』

し…失礼しました…気を取り直して…
ご出身は?

『某国某地の山吹の里…としか言えないわ。』

1回キレたら急にタメ口になりましたね。言えないのはやはり隠密活動の機密保持の為?

物語の舞台設定が完全に架空の世界だから、何県の何地域出身みたいな紹介が出来ないのよ。』

なるほど。九州ローカルヒーローフェスタでは福岡出身となってましたが、あれは特別Ver.だったんですね。
忍者になったきっかけは?

『忍者の家に生まれたのできっかけも何も他の選択肢はなかったですね。運命だと思います。』

ツラくない?

『他の選択肢を考えた事がないので、これが私の当たり前です♪』
さやか6

さやかさんは山吹流忍術正統後継者との事ですが、それは山吹流のトップだと考えて良いんですか?

『いえ、いずれはそうなる可能性もありますが、今は父が頭領です。12の組をまとめる大役なので、今の私には無理ですね。ただ、山吹の忍術に関しては頭領から正統に後継しているのは私だけです。』

12の組、というのが出ましたが。

『私達が活動してる地域は、山吹流を含む12の流派が力を合わせて守ってるんです。山吹は龍組ですが、その他に、鼠組牛組虎組兎組蛇組馬組羊組猿組鳥組犬組猪組が活動してます。昔は争う事もありましたが、今はみんな仲間です。』
さやか3

たくさんの流派が争いを捨てて力を合わせてるからこそ、より広い地域の治安が守られてるワケですね。
さやかさんの家族構成を教え下さい。

『先ほど話に出た父と私の2人きりです。母の事は分かりません。生きてるのか死んでるのかどこにいるのか…父が教えてくれないんです。兄は数年前にイバラキに殺されました。』

ツラい記憶かもしれませんがまずそこを聞いてもいいですか?
イバラキ氏について教えて下さい。

『イバラキは元々12組の1つ、蛇組の頭領でした。蛇組は医学医療が得意な忍者の集まりで、イバラキもすぐれた術を持った上忍です。』

そのイバラキ氏が何故お兄さんを?

『イバラキは今でこそ幻龍イバラキ(荊鬼)を名乗っていますが、本来は荊木流の後継者です。荊木流は龍組の経験もある名門でした。龍組っていうのは12組のリーダーなんです。

荊木流はリーダーの龍組から蛇組に格下げされた?

『格下げじゃないんです!どの流派にどの組を割り振るかは10年に一度、頭領達の会議で決められるんですけど、龍組っていうのはその時点で総合力が高い流派が担当するんです。荊木流は医学技術に優れていたから蛇組に抜擢された…それをイバラキの奴は勘違いしてるんです!あいつは権力志向が強くて野心家で…!』

あ、あの…

『はっ!す、すみません…数年前の会議では組の移動はなくて、今期も山吹が龍、荊木が蛇って決まって…それで龍組に返り咲こうとしたイバラキは武力行使に出たんです。他の11組を敵に回して…その頃に幻龍組を名乗り始めたみたいです。』

単純に考えると11対1ですよね!?簡単に制圧出来たのでは?

『出来なかったんです!蛇組は隠密行動のスペシャリストですから…たくさんの仲間達が命を落としたけど、誰もイバラキの仕業だとは思わなかった…私のお兄ちゃんを除いては…』

お兄さん、山吹武尊(たける)さんですね。

『そうです。兄は忍びとしては優しい人だった…いつも温和だったし平和主義者だったからイバラキからは下に見られていたけど…でも忍術の腕は超一流でした。ホントは…兄が山吹の後継者になるハズでした。でも…イバラキの叛乱に気付いた兄は、1人でイバラキの屋敷に向かったんです。それが龍組の務めだと言って…』

たった1人でですか!?

『そこで何があったかは知りません…分かっているのは、兄がイバラキを討ち損ねた事…屋敷に火を放ち手傷を負わせた末に返り討ちにあった事…』

…そこで命を落とされたんですね…

『兄を殺したイバラキは兄になりすまして山吹の屋敷に戻りました…お兄ちゃんの着物、お兄ちゃんの刀で…あいつは今もそれを身に付けているんです!』

なりすませるほど顔が似てたんですか?

『全く似てないです!でも忍術で変装は基本中の基本だし、何よりイバラキの顔は、原型が分からないぐらい焼けただれていたの!兄が…負わせた傷です…』

その火傷の跡があるからイバラキは仮面をつけているんですね。

『騙された仲間達は次々に凶刃に倒れました…あいつは私も斬ろうとした…でも、頭領はすぐに正体に気付いた…そしてイバラキの左腕を斬り落としたんです。

なるほど…イバラキ氏はその火傷と左腕の事で山吹を逆恨みしているんですね。

ホントあったまくるでしょーっ!?自業自得だっつーの!!いつか絶っ…対お兄ちゃんの刀も奪い返してやるわ!』

…両者の確執が理解出来ました。
ではここで読者からの質問を…

『急に変わるのね。』
さやか5

スミマセン。え~、まず…
趣味はありますか?

『趣味?修業以外で?…あるかなぁ…あ、花を見るのは好きですね。』

好きな花は?

『やまぶき。』

次…ライバルはいますか?

『そうねぇ…虎組の雷牙かな。年は向こうの方が上だけど。「眠る虎の爪」は雷牙に教えてもらった技だし、「龍虎旋風斬」は2人で編み出した技なの。雷牙はお兄ちゃんの親友だったのよ。』

尊敬している人は?

『お兄ちゃん。』

得意な忍術は?

『全部!…って言いたいけど…好きなのは隠行系諜報系かな?動き回るよりもジッとして集中出来る方が好き。』

天井裏とか床下とか土の中に隠れてる方がツラそうですけどね…しかし、他人の話を盗み聞きするのが好きとは…やっぱり女の子は噂話が好きなんですね。

『それ偏見!』

スミマセン…じゃあスリーサイズを。

『それセクハラ!』

ぼ、僕が言ってるんじゃないですよ!お便りに書いてあるんですよ!

『誰!?こんな質問出したの…えぇと…肥後SHINOBIタカ丸さん…ちょっと!そんなトコ気にしないでもらえる!?』

最近ウエストがヤバいって噂ですが。

『あんたもぶっとばすわよ!』

し、質問変えましょう!
好きな食べ物は!?これは林檎姫さんからの質問です。

『好きなのは…果物かな。スイカ、梨、桃、葡萄、イチゴ、それにさくらんぼ!』

嫌いなものはありますか?

『カリフラワーと冬瓜は嫌い!…あ、好き嫌いしてちゃ強い忍者になれないから、良い子は好き嫌いしちゃダメよ!?』
さやか2

え…と…、さやかさんも、これからは頑張って食べるそうです。
修行時代の想い出なんかありましたら。

『今も修行の身だけどね。そうだなぁ…深い川の底で息を止めて演武する修行があるんだけど…お兄ちゃんと同じようにやってたら溺れちゃった事があったわ。お兄ちゃんはまるで魚みたいにずっと水の中で動けたのよ。集中して心を静めたら長い時間呼吸をしないでも動けるんだって。』

さやかさんが隠行が好きな理由が分かりましたよ。尊敬してる武尊氏のように心を静めて技に集中出来る忍者になりたいんですね。

『うん!』

好きな言葉や諺はありますか?

『まず、
「刃を心で制するのが忍び」
これは父から聞いた言葉ね。それから、
「人を憎む心は鉄の手裏剣のようなもの。相手を傷つける代わりに自分も冷たく重いものを抱える事になる。」
これはおにいちゃんがいつも言ってた。後は…
「疲れたのなら休め!頑張りたいのなら走れ!」


最後のは??

『中島美嘉の歌にあったの。』

ずるっ!!いきなり近代的ですねっ!
それでは最後に夢などありましたらお願いします。

『お兄ちゃんとの約束を果たす事。お兄ちゃんはみんなが笑ってくらせる世界が来る事を願ってたの。だから私はその夢を受け継いで頑張るわ!』

応援しています。頑張って下さい。
本日はありがとうございました。
さやか1
2009-11-03(Tue)

キャラクター紹介ペ-ジを作ろうかなぁ・・・

以前mixiの方で知り合った方に

「HPにキャラクター紹介のページを作ってみては?」

というアドバイスをいただきました。

それは良い!!と思い、近々取り掛かってみようと考えているのですが・・・

はい!ここで質問コーナー!!

読者のいないこのブログでこんな事書いても反応ないかもですが・・・

みなさんはアトラクションチーム武装のキャラクター(現在は『山吹さやか』関連しかいませんが・・・)に関する事で、どんな事が知りたいですか??
もし何かあれば紹介したいと思います。

●現在までの登場キャラクター●

山吹さやか

幻龍イバラキ

紅蓮丸

邪衆院天空

下忍

山吹たける(さやかの兄)


質問はこのブログへのコメント、もしくはHP左側の『矢文(メール)』でお願いします♪

質問が採用された方には抽選で何か・・・当たるかも?当たらないかも??
プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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