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2012-01-30(Mon)

アクションへの道(320)

2008年の8月には、またまたEnzさんに声をかけていただいて、佐世保の夏祭りで

『忍者ライブショー さやか見参!』

を公演させていただきました!

Enz代表よっちぃ~さん、いつも本当にありがとうございます!!

それまでEnzさんの現場では、必ずよっちぃ~さんやメンバーさんが立ち会って下さってたんですが、この時は武装メンバーのみ。

Enzさんの顔に泥を塗ってはならんと一同張り切りました。

前月の保育園に引き続き、キャラクターショーの後輩『こうじ』が入ってくれて色々と演技のアイデアを出してくれました。

『さやか見参!』に登場するのはオリジナルのキャラクターですし、その中でも『下忍』は特に自由なので、こうじみたいにどんどんアイデアを出してくれるとありがたいです♪

この時期は『第1話』のショーにも慣れてきて、新しいアイデアを取り入れる余裕がありましたしね。
ララプレイスB


山吹さやかはどこの現場に行ってもアウェーです。

ローカルヒーローではないので地域に根付く事も出来ないし、結果

どこからかやってきた謎の忍者ショー

として観られる事になります。

でもそれが楽しい。

看板を見て、

『見て見て!忍者とか書いてある!マジウケる~』

とか

『なんやこれーっ!?何か変なのが来るぜーっ!?』

なんて小馬鹿にしてた連中が、けっこう真剣にショーを観てくれている。

前半に飛んでいたヤジが後半は消えている。

その『惹き付けた感』がたまらないのです♪

もちろん『惹き付けた感』が出せなければプロのショーとして残念な結果だと言えるので、そこが勝負どころですよね。

小馬鹿にしてた観客に『やっぱりねー』と思われたら負け、って感じでしょうか。
ララプレイスA

この時のショーではラストの名乗り前、

『臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前!』

と、さやかが九字を切った時、客席から

『カッコいい~っ!』

という声が聞こえました。

さやか役みんみんが観客の心を掴んだんですね。

これだけでもショーが成功だったって事が分かります。


これ以降、さやか役に入る女優さんは僕に、

『前のさやかは九字切って観客に“カッコいい~”って言わせとったけどな』

とプレッシャーをかけられる事になりましたとさ♪
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2012-01-29(Sun)

アクションへの道(319)

ローカルヒーローフェスタと同じ月に、夏祭りでもショーをやりました。
2008春日保育園1

場所は、前年の夏、ミニショーで初めて山吹さやかを登場させた保育園です。

ちなみにその時のミニショーは、山吹さやかと山吹たける兄妹のショーでした。

いま考えると、成長したさやかと兄・たけるが一緒にいる事は設定上ありえないのですが…

実はその時はまだ、兄・たけるの設定はなかったのです。

当然たけるがイバラキに殺されたという設定もなかったのです。

最初のミニショーで、未完成のイバラキの衣裳を使った『山吹たける』という役を出してから思い付いた設定なんです。

2005年に第1話の台本を書いた時点である程度の設定を決めていましたが、ショーを続けていく中で詳細を思い付く事が多いですね。

現時点(2012年1月)で山吹さやかを一番長く演じてるのは片山亜沙美(みんみん)ですが、さやかのキャラクターは彼女と、声優の吉川友加里さんの影響をかなり受けていますし。

僕の頭にあったイメージがどんどん膨らんで変化して、そして密度が濃くなっていってる感じです。

今では山吹さやかだけじゃなく、幻龍イバラキ、紅蓮丸達も命を持ってしまったようで、僕が台本を書こうとすると各々が好き勝手に動いて困ります。


話が逸れました。

保育園でのショーの話でしたね。

この時もボランティアだったのでキャストは少なめでしたね。

でもアクション経験者揃いだったのでいいショーになりました。

立ち回りの最後に、さやかの後ろ回し蹴りを受けたイバラキの仮面が飛ぶというハプニングがありました。

僕は慌てて覆面を外し、完全に素顔を晒して乗り切りました。

観客は演出だと思ったようで上手く誤魔化せたんですが、設定上は駄目なんですよね。

イバラキの顔は大火傷を負っているので。
2008春日保育園2
2012-01-29(Sun)

アクションへの道(318)

初めての『九州ローカルヒーローフェスタ』を終えて知ったのは、大きなイベントを作り上げ運営する大変さ。

それを成し遂げる人達の努力、熱意。

とてもじゃないけど僕にはまだまだ出来ません。

ただ事務所から仕事を貰っていただけの僕にはそんなノウハウもありませんし。
ローカルヒーローの世界ってすごいなぁ、と思いました。

そういえば、

この時は前日入りだったので、全員宿泊でした。

宿泊の時は

ビジネスホテルで1人1部屋

というのが武装ルールです(普通ですけど)。

2人部屋とか、大部屋で雑魚寝とか、そんなんでもいいのかもしれませんけど…
(そっちの方が安くあがるんですけどね)


でもまぁショーの出演者やMCはタレントさんだと思うし、ショー前日の環境も大切だと思うので。

(ちなみに武装では、ショー前日の禁酒・早寝を推奨しております。

ショーの出来が悪かった時に、

『飲んでたから失敗したんじゃないの!?』

『寝不足で動き悪かったんじゃないの!?』

なんて思いたくないからです。

ベストを尽くして出来が悪かったんなら

『まだ実力が足りんかったな。これから頑張ろう』

と思えますから)

現場で発生する交通費・宿泊費・食費などは当然チームで負担しますが、ボランティアの現場だとかなり苦労する事をこの時に実感しましたね。

メンバーへのギャラ等も考えるとかなりの出費です。

なのでこれ以降、出来るだけ宿泊はしないようになりました(笑)
2012-01-26(Thu)

アクションへの道(317)

照明が落ち、

さやかとイバラキの刀がぼんやりと光を放ち、

客席から『おぉっ』と声が漏れたのも束の間、

いきなり刀がぶっ壊れ、僕の口から『あぁっ』と声が漏れました。

珍しくパニクってしまい、立ち回りを間違えてしまいましたよ。

この時は他にもいくつかイージーミスがあって、同じ控え室だったEnzの皆さんには多大な迷惑をかけてしまいました。

よっちぃ~さん、その節はスミマセンでした。

ありがとうございました。

このショーでは珍しく反省会をしましたね…(武装は反省会をやらないのです)

その中でメンバーに言われたのが、

『やっぱりステージでリハーサルをやっておくべきだったんだよ!』

そうなんですよ。

実はこの時、武装はステージでのリハーサルをやってないんですよ。

今からこの辺りの話を書きますけど、関係者各位、大目に見てやって下さいませ。

ショーの前日、会場入りした我々。

全体の流れは全く分かりませんでした。

さて、何をしたものかと考えていると、僕と阿部ぷーさんの2人が呼ばれました。

行ってみると、たくさんのスタッフさん達が作業しています。

どうやら2千部ほどあるパンフレットに誤字が見つかったので修正シールを貼っているらしい。

その作業に僕と阿部ぷーさんにも加わってほしいという指示でした。

何をしていいか分からないのですから指示があれば従うまで。

僕と阿部さんはペタペタとシールを貼りまくります。

しかし…

いくらやっても終わらない!

やっぱり2千部って多いのね…

メンバーも放置したままなので気になります。

しかし全員黙々と作業している中、自分だけ席を立つのは心苦しい…

さらにペタペタペタペタ…

かなりの時間が経過して残りのパンフレットも少なくなってきました。

もう後は任せていいだろう!

僕と阿部さんは席を立ちステージに向かいました。

そこで僕らに衝撃の一言が!

『他のチームはみんな、照明の打ち合わせとステージリハ終わりましたよ』

『えぇっ!?』

『今からラストのヒーローヒロイン集合のリハーサルをやるので、さやかに準備してもらっていいですか』

『あの…我々の照明打ち合わせとリハーサルは…』

『大集合のリハーサルが終わった後に時間作りましょう』

しかし実際は、会場の使用時間ギリギリまで大集合のリハをやった為に、武装は何も出来なかったのです。

『それじゃ会場が閉まりますので全員撤収して下さ~い』

『えぇ~~っ!?』


そんなこんなで前日は何も出来ず、当日の朝も

『それじゃ俺は照明の打ち合わせしてくるからみんなはリハやってて!』

って感じでまともなリハーサルは出来なかったんですよね。

『新参者だから試されてるのか!?』

と思いまして、正直なところ心中穏やかではありませんでした。

当時の武装では代表の僕とショー経験者の阿部ぷーさんが抜けるとチームが動かなかったんです。

最初に全体の流れを説明してもらえたらシール貼りをメンバーに任せる事が出来たんですが…

『イベントでは全体の流れを全員が共有すべき』

という勉強になりました。

今ならこちらから

『それ、他のメンバーじゃ駄目な作業ですか?』

と尋ねるでしょうけどね。
2012-01-24(Tue)

アクションへの道(316)

『九州ローカルヒーローフェスタ 2008』
の続き…

この時のショーでですね、
ラストの山吹さやか対幻龍イバラキの戦いで

光る刀

を出したんですよ。
光る刀

サイリウム(チューブに液体が入ってて、ペキッて折ったら光る奴)を透明アクリルのパイプにいれて作るんですが、

これはキャラクターショーではたまにやる手法でして。

僕が初めてそれを観たのは新人の頃。

照明が落ちるとレッドと敵幹部の剣が光って…

『おおーっ!』

と思ったもんです。

それをパクったワケですが…

実はこの『光る剣』の失敗例もビデオで観た事がありまして…

先述のように透明アクリルパイプにサイリウムを入れて、それにしっかりとフタをして剣を作るんですが…

激しいアクションの最中にフタが外れて、中身のサイリウムが

ポ~~~~ン

と飛んでっちゃうという…

照明の落ちたステージにバラバラと散らばったサイリウムがぼんやり光り、ヒーローの手元には空っぽのアクリルパイプ…

そんなビデオを観た事があったんです。

なのでリハーサルの時も

『はい刀光った~、はい合わせた~、はいサイリウム飛んだ~』

なんて冗談を言ってたんですが…



まさか本番でその通りになるとはね(泣)
プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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