2011-06-20(Mon)
しばらくネガティブな内容だったので、ちょっと流れを変えましょう。
仕事を干された僕が3週間泊まり込みの現場に行った事は書きました。
その3週間の話でも。
まず何のイベントだったかと言いますと、数年に一度開催される、ある業界の大きな博覧会でした。
そこには各メーカーのブースが並び、それぞれの方法で自社のPRを行なっていました。
どこも全国的に有名な超一流企業ばかりです。
そして各ブースには、各メーカーが抱えるキャラクターが登場する事になっていました。
僕はこの中の1つ、
ある有名メーカーの有名キャラクターのアクターとして参加したのです。
僕が演じるキャラクターの主な仕事はグリーティングとクイズ大会。
お客さんと握手したり写真を撮ったり、MCのお姉さんのクイズを盛り上げたりという役目でした。
キャラクターの役目は各メーカーによって違います。
撮影会に力を入れている所、
お客さん参加のダンスをやっている所、
週末しかキャラクターが登場しない所、
色々ありましたが、会場内にたくさんのキャラクターが登場している光景は本当に豪華なものでした。
何日か過ぎると他のブースのスタッフさん達とも交流が生まれます。
話してみて分かったのは、他のメーカーのキャラクターに入っているのはスタッフ兼任の方だったりコンパニオン兼任の方だったりって事。
つまり『プロのアクター』としてキャラクターに入っているのは僕だけだったんです。
2011-06-19(Sun)
もう書かないでおこうと思ったけど、せっかく思い出したのでもう1つだけ。
例の辞めてった社員が僕とアクションリーダーを比べてこう言った事がありました。
『内野、お前は何かやる時“完璧にやれるかどうかは分かりませんが頑張ります”と言って結果を出しているが、俺はお前よりアクションリーダーを信用している。
あいつは結果は出せないが“ばっちり出来ます。任せて下さい”と自信を持って答えるからだ』
そもそも性格が合ってなかったのかもしれませんね。
まぁそれはそれとして、もう1つ思い出したエピソードを。
それは2001年だったと思います。
僕と後輩のN君は2人で着ぐるみの現場に行きました。
祭りの現場に建設会社のブースがあり、そのブース前を賑やかすという仕事でした。
クライアントである建設会社の担当の男性が上から目線でスケジュールを説明します。
それによると…
1人が着ぐるみに入ってる時はもう1人がアテンドに付く。
40分~45分ぐらいで交代する。
着替える場所はちょっと離れた道路に停めてある担当さんの乗用車の中。
絶えずブース前に着ぐるみが出ている事。
だいたいこんな内容でした。
実際に着ぐるみで出てみると、田舎の子供達の祭りにおけるテンションはハンパなく、着ぐるみを取り囲んで殴る蹴るの大暴れ。
アテンドの不慣れなN君では止める事が出来ません。
時間になり、交代しようと担当さんの車に向かいます。
しかし、かなり離れた道路まで歩かねばならず、その間も悪い子供達に取り囲まれては殴られ、良いお友達には写真撮影をせがまれで、なかなか進む事が出来ません。
ようやく車にたどり着くも、悪ガキ達は
『ここで着替えるんじゃね?中身が誰か見てやろうぜ』
なんて言いながら車を取り囲んでいます。
僕とN君は衣裳の袋やら何やら、そこらにある物で窓を塞いで隠しました。
いざ着替えようとしても、狭い乗用車の中で、でっかい着ぐるみを脱ぐのは難儀です。
かなり苦労して脱ぐと、今度はチェンジしてそれを着なければいけません。
狭い車内で、無理な姿勢で、どうにか着替えを終え外に出ます。
また悪ガキに囲まれながら、お友達と写真を撮りながらブース前に戻ります。
ブース前を去ってから戻って来るまで30分ぐらいかかったんじゃないでしょうか。
すると担当の男性は
『何でこんなに時間がかかるんですか!』
とキレています。
『着替えにかかる時間は15分ぐらいと聞いています!』
僕は言いました。
『このブースの横に着替え用のテントがあるならもちろん15分で交代出来ます。でも、あの距離を移動して車の中で着替えて戻って来るのは15分では無理です』
しかし彼はまったく信用していない顔で
『15分って聞いてますから!』
と言うばかり。
着ぐるみの事なんて何も分かってないんだろうなぁ。
それから彼は僕らが着替えで移動する度に遠くから険しい顔で見張っていました。
多分サボってるから時間がかかってると思い込んでるのでしょう。
しかし百聞は一見にしかず、現状を見れば分かってくれるハズ…
と思ったのですが、子供に追われ絡まれ、必死に車に移動し、窓ガラスに目隠しを張り、狭い車内で着替える我々を見てもまだ
『サボっている』
と思っていたのです。
そしてお昼。
お弁当を渡された時に言われたのが、
『着ぐるみが出てる間にもう1人が食べて下さい』
その間はアテンド無しって事ですか?と訊くと
『そうです』
との事。
『いやいや、アテンド無しで着ぐるみを出すのは危険なので勘弁して下さい』
僕は頼みました。
子供がおとなしい現場ならともかく、ここは危険です。
犬の着ぐるみだったんですが、ついさっきも悪ガキどもに耳を引きちぎられたばかりなんです。
『ここはテンション高い子供が多くてさっきも衣裳を壊されました。そんな中に着ぐるみだけ出すワケにはいきません。15分でいいので食事時間を下さい』
しかし彼にはそれもサボる為の口上に聞こえたんでしょうね。
『いいえ駄目です。必ず着ぐるみは出ていて下さい』
僕はカッチーンと来て弁当を突っ返しました。
『じゃあ食事は摂らないからもう弁当はけっこうです!交代の時間もつべこべ言われるなら出来るだけ交代しないようにしますよ!』
僕はN君に言いました。
『N、悪い、1時間半ごとの交代にしていい?』
交代の回数を減らす事で着替え時間の辻褄を合わせようという作戦です。
そこまで頑張ったにも関わらず…
イベント終了間際、ウチの事務所の営業担当がやってきて僕らに言いました。
『お前ら、サボってばっかりやったらしいな!?』
あの建設会社の担当には何も伝わらなかったんでしょう。
僕のイライラは爆発寸前…
そしていよいよイベント終了…
建設会社のブースに社長とおぼしき男性がやってきて終礼を始めました。
僕らはまだ着ぐるみでブース前にいたんですが…
社長は言いました。
『大盛況で本当に良かった!あんな客寄せパンダのおかげじゃなく、君達の努力の賜物だ!』
…客寄せパンダ…だと…?(実際には犬でしたが)
ふっ…ふふふっ…
なるほど…
若手社員が無礼なのは社長の教育の賜物ですな…ふふっ…
ブチンッ!!
僕は可愛らしい犬の姿でテントに向かいました。
『N!ちょっと暴れてくるわ!!』
N君が僕を止めます。
『内野さん!マズいっス!』
『あの長机、真っ二つにへし折ってやる!!』
『我慢です!ここは我慢しましょう!!』
N君の必死の制止で踏み止どまりましたが、ホントに暴れてやれば良かった。
貴様ら、キャラクターをナメんなよ!!
…どこにでも理不尽な仕事はあるんですなぁ~。
2011-06-18(Sat)
『もう辞めるしかないのかもしれない』
そう思った僕は他社への移籍を考えました。
しかしそれは実現しませんでした。
僕が行こうと思っていた事務所に、なんとアクションリーダーが先に移籍してしまったのです。
彼はかつて、
『今のリーダーは頼りにならん!俺がリーダーをやる!』
と言ってアクションリーダーになった男です。
それが1年で勝手に辞めてしまうなんて…
『あまりに無責任なっ!』
そう思いましたが、もうどうでもいいや。
新天地で荒波に揉まれて頑張ってくれたまえ。
それからの僕は練習にも行かず、現場もあまり入らず、事務所とは一線引くようになりました。
しゃべりショーだったり、後輩が『是非一緒に!』と言ってくれたり、そんな現場には入りましたけど。
僕は何故かクビを言い渡される事もなく、逆に
『あいつはクビにする』
と言っていた社員が上司とケンカして辞めていく始末。
これは絶対言わないと誓ったものの、
『お前ら、よくも俺に偉そうな事言ってたな!』
と言いたくなりました。
この辞めていった社員さん、
良く言えば『メンバー(バイト)の気持ちに立ってくれる』、
悪く言えば『社員がそれでいいのか!?』、
って人でした。
会社の事情より、クライアントさんの事情より、自分のやりたい事を優先する。
と言うより、やりたくない仕事はやらない(これは言い過ぎか)ような人だったんです。
彼はメンバー達に言っていました。
『現場でクライアントに理不尽な要求をされたらショーなんてしなくていいからすぐ帰ってこい』
うむむ?
理不尽のレベルにもよるが、その考え方はどうなんだ?
その結果メンバー達は、
『今日の現場!テントを出てすぐの所に段差があったんですよ!!もう帰ろうかと思いましたよ!』
とか、
『今日の現場!ぶっとおしで1時間も出なくちゃいけなかったんですよ!』
なんて愚痴を言うようになっていました。
素人かオマエら!
現場がベストな状態なんて方が珍しいんじゃ!
そんな状態でもどうにか出来るようにプロが呼ばれとるんじゃろがい!
段差なんか乗り越えて行け!
乗り越えられん段差なら対処してもらえ!
1時間ぐらい我慢せぇ!
無理そうなら対処してもらえ!!
これはキャラクターショーの地位向上を目指した結果なんでしょうけど、現場対応が出来なかったらプロの意味あるの?
僕が行ってたテレビのロケの話ですが…
以前書いたように、とにかく撮影時間がタイトで、スタッフも出演者もみんな巻き巻きで進めていたんです。
そんな状況だったので、
『内野さん、スミマセンが今日の撮影、1時間半ぐらいかかりそうなんです。
もし体力的に無理そうだったら途中で合図下さい』
なんてディレクターさんに言われる事も多々ありました。
夏場で激しい動きがあればキツい所ですが、おそらく大丈夫です。
キャラクターの休憩でロケを中断させるのも嫌ですし、
『大丈夫ですよ~。どうしてもキツかったら動きをセーブして乗り切りますから』
なんて答えていました。
キャラクターあってのロケじゃないんです。
まずはロケありき、なんです。
出来る範囲であれば、キャラクターがロケの進行に合わせるのは当然なのです。
しかし当時、例の社員さんは
『衣裳を着るのは30分!それ以上になる時は必ず一度休憩をもらえ!』
と言っていました。
超メジャーなキャラクターや国営放送のキャラクターなどはそこまで管理してパフォーマンスや安全に配慮してたりするので、おそらくはその影響なのでしょう。
まぁ時々ワケ分かんないクライアントさんが
『キャラクターを炎天下に2時間放置』
なんて事もあるので、そういった事への対策でもあるんでしょうね。
しかし現場の状況によっては仕方ない事もあるじゃないですか。
少なくとも撮影のスタッフさん達は、
『申し訳ないけれども、もし可能ならばお願いします!』
ってスタンスでした。
僕も大丈夫だと判断したからOKしたのですが…
事務所に帰ると社員さんから
『お前、向こうのスタッフさんの言う事を何でもハイハイと聞きよるらしいな!』
と怒られました。
『何でもじゃないですよ』
と答えましたが、
『俺はそーゆー風に聞いている!』
と更に怒られました。
一緒にロケに行っていたメルヘンリーダーが社員にそう言ったのでしょう(メルヘンリーダーはこの社員の影響を色濃く受けていた)。
『そんな自分らの都合ばっかり言ってたら仕事来んくなるで…』
たかだかバイトの僕がそんな心配をするほど、その社員さんは『バイト寄り』『アクター寄り』の人だったんです。
結局は会社の新年会に
『俺は酒も飲まないし酔っ払いの相手もしたくない。だから新年会には行かない』
と駄々をこねて欠席し、それが引き金で辞めていった気がします(違うかもしれませんが真相には興味がありません)。
2011-06-17(Fri)
僕は決めました。
福岡に戻ったら、
責められた事は素直に反省しよう。
自分が悪い事は素直に謝ろう。
他人を責めるのはやめよう。
やるべき事を一生懸命やろう。
でも…
もうみんなとは付き合わないようにしよう。
余計な事を話せばまた軋轢が生まれるかもしれない。
だから仕事上、必要最小限の付き合い以外はしないようにしよう。
付き合わなければ、話さなければ、非難される事もないさ。
それはとても寂しい事だけど、
『きっと全員が僕を非難してるワケじゃない。
仲良くしていた友人や後輩はデマよりも僕の事を信じてくれてるハズ』
そう信じれば耐えられるさ。
いつかまた分かってもらえる日が来るさ。
3週間の現場が終わり、僕は福岡に帰りました。
ビジネスホテルで誓ったように、メンバーとは笑顔で挨拶を交わすだけ。
何か訊かれたら笑顔で真剣に答えるけど、相手が不快になりそうな事は言わない。
言われた事は全て受け入れる。
もちろんプライベートで誰かと関わるなんて事もない。
これなら非難されようがない。
倉庫に籠って仕事をしながら、僕は少し安心していました。
それから1ヶ月が過ぎ、僕は社員に呼ばれました。
『1人で頭を冷やして来い!』
と言った社員です。
『お前が無理矢理誘うから後輩がみんな迷惑している!』
と言った社員です。
その社員は言いました。
『あれから1ヶ月、お前の悪い話も聞かなくなって、俺はお前が心を入れ替えたんだと思っていた…
だが…
それは、周りのみんなが大人の対応をしているだけだった!!』
…???
『お前は何も変わっていなかった!!』
…?????
もう何が何だか分かりません。
『あれから僕は、誰とも話してもないし、ほとんど会ってもないし、練習も現場も行ってないし、みんなに不愉快な思いをさせた記憶がありません。
でも気付かない内に迷惑をかけた可能性はあるので、それなら反省したいし謝りたいです。
僕が何をしたのか教えてもらえませんか?』
確か出発前もこんな話をしたなぁ。
『俺は言わん!自分の胸に聞け!』
帰って来た言葉も出発前と同じでした。
誰とも関わらなくてもみんなに迷惑をかけているのなら、僕の存在自体がいけないという事になります。
もうこのチームを去るしか道はないんでしょうか。
僕は10年以上の付き合いであるS君と話しました。
後輩の女の子を無理矢理集めていたというデマが流れてツラかった事、
ショーは本気でやらなくていい、8割ぐらいでやればいいなんてデマが流れてツラかった事、
それを聞いたS君は言いました。
『あんたならやりそうやし言いそうやと思ったけどね』
…そうか。
長年一緒にやってきたS君なら、
僕のショーに対する姿勢を見てきたS君なら、
少なくとも
『内野さんがショーで手抜きするハズがない』
と言ってくれると思っていました。
しかし彼からしてそう思っていたらしいのです。
それなら後輩達がデマを信じても仕方ない。
…というか、周りから見たら僕には一生懸命さが足りなかったのでしょう。
一生懸命やってきたつもりだったけど、つもりだけじゃ駄目なんだな。
続けてS君は言います。
『社員さんが、内野は(3週間の)現場から帰ってきたらクビにするって言いよったよ』
…そうか、
そんな話にまでなっていたのか。
という事は、さっきの社員の発言も、僕を辞めさせる為の布石なのかもしれないな。
本当にもう、辞めるしかないのかもしれない。
2011-06-16(Thu)
僕はアクションリーダーへの怒りについて色々と分析する事にしました。
原因1…女目当てと思われていたせいでメルヘンの現場を外された事。
原因2…人手不足を理由に僕を現場に入れておきながら、自分達はオフを取っていた事。
原因3…自分達優先のキャスティング。
原因4…自由参加練習を自分好みのスタイルに変えた事。
…本当はまだまだあります。
ショーで無茶をした結果ケガをして、何度も周りに迷惑をかけた(リーダーとしての)自覚のなさ。
彼が腕を折った際には『収入がないと困るだろう』と思い、僕が自分のしゃべりショーで(アクションの無い役を作って)使ってあげた事もあるのです。
その恩義も忘れたのか!?という憤りもありました。
彼の身内に不幸があった際も、急遽僕が代理を務めたのに…
以前の台本会議、
飲み食いしながらフランクに進めていたら突然
『話し合いの最中にものを食うな!俺の家なら絶対に許されんぞ!』
とキレたのも彼でした。
この時も、自分流が常識であるかのように振る舞う彼に違和感を覚えたものです。
あるテレビのロケに2人で行った時はこんな事がありました。
夏場の屋外ロケで、2人交代で着ぐるみに入る事になっていました。
僕らは着ぐるみに入る際、どんなに暑くても長袖のシャツやジャージを着用しています。
汗が直接着ぐるみに付着するのを防ぐ為です。
しかし…
アクター兼ドライバーの僕が迎えに行くと、彼は小さなバッグを片手に立っていました。
『お前…そのバッグに着替えやらジャージやら入っとるの…?』
僕がそう聞くと、彼はごく当たり前のように、
『いや、着ぐるみだったらそのまま入ればいいやと思って持って来ませんでした。ジーパンで入るから大丈夫ですよ』
着ぐるみの仕事を完全にナメてます。
着ぐるみやメルヘンをナメきっているアクションメンバーはけっこういたのですが、アクションリーダーからしてこんな考えだったのです。
『お前なぁっ!
そんなのプロが仕事に臨む姿勢じゃないやろ!』
僕は彼の仕事に対する意識の低さにキレました。
自分達だけの問題ではありません。
現場に着いたアクターが普段着のまま着ぐるみに入るのを見たら、テレビ局のスタッフさん達はどう思うでしょう。
立派なプロの仕事だと思ってくれるでしょうか。
現場に出るという事は、そういう対外的な責任を背負う事だと僕は思うし、社員が同行しないロケではそれを特に心掛けていたのです。
結局その日は全ての出番、僕が着ぐるみに入りました。
運転も全て僕です。
彼は何一つ仕事をしていません(でもギャラはきちんと出るんですよ)。
ロケが終わって事務所に戻ると彼は脱力して言いました。
『はぁ~、疲れた…』
僕がキレたのは言うまでもありません。
こんな色んな事が積もり積もって僕の中で彼に対する怒りや不満、不信感が生まれ、それが爆発した結果、今回の事件(?)に至ったのでしょう。
『お前に俺の事をつべこべ言う資格があるんかい!』
という気持ちが、
『俺にも悪い所は山ほどあるけどな!お前だって欠点だらけやないかい!』
という気持ちが怒りを生んでいた(ように思う)のです。
そうやって1つ1つ感情の根幹を見つめた時、僕の中に新たな思考が現われました。
『自分の欠点』と『相手の欠点』には何の因果関係もないんじゃね?
と思ったのです。
僕にも悪い所がある、彼にも悪い所がある、でもその2つは相殺し合う条件ではない、と気付いたのです。
相手に欠点があるからといって自分の欠点が消えるワケではない。
だとしたら、
『俺にも悪い所はあるけどお前にも悪い所はあるやないか!』
なんて言い訳は成立しないのです。
自分の欠点を責められたら素直に受け入れ、反省し、改善する。
相手の欠点を糾弾するのは全然別の話なのです。
…そんな当たり前な!
って思うでしょ?
そんな当たり前にも気付いてなかったのが当時の僕なんです。