fc2ブログ
2010-09-08(Wed)

アクションへの道(85)

1994年は本当に書く事がないなぁ…

当時はショーから離れて、漬け物屋と居酒屋を掛け持ちして働いてたし…

ショーの事を考えると…

先輩への不信…
パケ製作のゴタゴタ…
キャスティングへの不満…

いい想い出は少ない…



…あ、
あれは楽しかったかな?


メタルヒーローのショーに入った時…

このヒーローは主人公が3人組で、僕はその中の1人に入ってたんですが…


現場はとある遊園地。

その遊園地ではショーの後、キャラクターが子供達と一緒に遊具に乗るのが恒例でした。

で、その時もいくつかの遊具をハシゴして(笑)最後に3人で、すんごいグルグル回るヤツに乗ったんです。

グルグル回る遊具の先端に取り付けられたゴンドラは、上へ下へ移動しながら、縦にナナメに回転します


乗ってる我々は右も左も分からないぐらいグルングルングルン…

景色が視界を不規則に流れていきます。

おまけに…


その時の僕らはヒーローの姿。

顔はすっぽりとマスクに覆われていました。

マスクの目の部分にはポツポツと穴が開いていて、僕らはその小さなポツポツから外を見ています。


キャラクター経験のない方に想像出来るでしょうか?

眼前の無数のポツポツ越しに見える不規則回転光景。

あえて言葉にするなら、


『もう何が何だか分からないっ!!』

ってカンジでした。


遊具はスピードを落とし…

やがて停止…


遊具を降り大地を踏み締めたヒーロー3人は、ステージに向かってカッコ良く…

真っ直ぐ歩いて行ったのでした…



真っ直ぐ!?



本来の視界とマスクの視界、そして身体の感覚がバランスを崩した為に三半規管がおかしくなり、3人とも真っ直ぐ歩けなかったのです!


あぁっ!
その光景の楽しさは文章じゃ伝えきれない!


上半身はカッコつけて歩いているのに、下半身は意に反しての千鳥足。

ナナメに進む者あり。
真横に進む者あり。
よろけてコケる者あり。


とてもヒーローらしからぬ3人はいつまでもたどり着けぬステージに向かって、右へ左へ歩き続けるのでした…
2010-09-03(Fri)

アクションへの道(84)

なるほど~!そこか~!


…なにが?って、今回のエピソード、スタート地点は

『僕はしゃべりで認められたかった』

って所だったんだなーって事です。

読み返して発覚しました。

話があっちに飛びこっちに飛び…

収拾がつかなくなってたもので再確認した次第です(笑)


…で、結局僕はしゃべりで認められたのか??


…狭い世界でではありますが、多少は認めていただいたのでは?…と、自分では思ってます。

ホントに狭い世界でですよ!

初めてしゃべり怪人をやったのが1991年、

1993年ぐらいに何となく掴んで…

自分のスタイルが完成してきたのが2000年、

2002年~2003年ぐらいにまた冒険して…


いまだにアドリブは苦手なんですがね、
困らない程度にしゃべれるようになったんじゃないかと…


昨年ぐらい、かつての事務所の社長にお会いした時、
『しがないバイトの僕の事なんか覚えてないだろうなー』

なんて思ってたんですが、

『お前のしゃべりは面白かったよな~』

って言っていただいて非常に嬉しかったです。


えっ!?
最後は自慢話!??
2010-09-02(Thu)

アクションへの道(83)

だんだん着地点が見えなくなってきた今回の話…

出発点はどこだった?

しゃべりショーが多かったって話だったっけ?


まぁ後で読み返してみるとしましょう。

どれだけテキトーに書いてるかって証明ですな


1994年に戻ります。

そんなこんなで色んな可能性を追求した結果、僕(しゃべり怪人)がネタを披露する事が多くなり、ヒーローショーの王道からはずれてしまった感は否めません。


先輩方からもよく、

『ヒーローショーじゃなくて内野武ショーになってる!!』

って注意されたもんです。

当時の僕ときたら、自分の未熟さを認めきれないクソガキで、なおかつ先輩方を

『過去のやり方に囚われてるだけの頭固い人達』

と思っていたので、

『内野武ショーでいいんだよ!あなた方が言ってる事はもう古いんだよ!』

なんて感じで聞く耳ナシでした。


なんて嫌な後輩!!

こんな奴はぶっとばしてしまえ!!


…ぶっとばされはしませんでしたが段々と嫌われていったのは自然の摂理でしょう。


今になって思えば、

『内野武ショー』

以外の方法論を持っていなかったのでしょうね。

引き出しがなかったって事です。

『もっとヒーローショーらしく!』

と言われてもどうしたらいいのか分からない。

『シリアスとギャグのメリハリをつけろ!』

と言われても分からない。

おウチを聞いても名前を聞いても分からない。

ニャンニャン、ニャニャン
ニャンニャン、ニャニャン


…まぁ泣いてばかりいるワケにもいかないので、自分なりのやり方で引き出しを増やしていった、のでしょうね。
2010-09-01(Wed)

アクションへの道(82)

僕は、
アクターとしてのテンションも、
キャラクターとしてのテンションも、
両方大事だと思ってるんです。

テンション低いよりは高い方がいいに決まってる(空回りする事もありますが)。

だったら、ステージ上だろうがステージ裏だろうが、テンションを上げる術があるならやった方がいい。

観客を惑わせない範囲で。


だからこそ僕はちょっとした身内ネタを挟むのです。

メンバーみんなが、楽しんで、一生懸命ショーが出来るように。


…まぁ、そんな気持ちを持ってしゃべりショーをやってたワケですが、正直『やり過ぎ』もいっぱいありました。

観客のみならず身内まで『ポカーン』としてしまう事も多々。


『それ、駄目な身内ネタですやん!あきまへんやん!』

と思うでしょ?

僕も思います。


でも…


観客が『ポカーン』とするネタとしないネタの違いってどこにあるでしょう!?
許容範囲ってどこからどこまでなんでしょう!?


…そんな事は誰も教えてくれないんです。

少なくとも僕の周りにはいなかった。

だったら自分で探すしかなくね?

自分の雰囲気を。
自分と観客の距離感を。


万人が使える『鉄板ネタ』なんてほとんどありません。

誰が言ってもウケるネタはおそらく存在しないのです。

例えば、毒舌が許される人とそうでない人っていますよね。

女性に優しい言葉をかけても、喜ばれる男性と喜ばれない男性がいるのです。

それと同じで、しゃべり怪人も自分の個性を知らなくちゃいけないのです。


この時期に僕が色んなネタをやって、ウケなかったりドン引きさせたりしてたのは、自分の個性を見極める期間だったから…

なんて言ったら自己弁護し過ぎかしら(笑)
2010-08-31(Tue)

アクションへの道(81)

ステージ中央で、ヒーローと怪人が額をつけんばかりに睨み合い…


後輩から『要らない!』と言われてしまった演出ですが、僕は切って捨てられるような駄演出だとは思っていません。

後輩の批判ももっともだし、僕のやり方にも一理あるからです。

本来、演者のテンションなんて観客には関係ありません。

テンションが高かろうが低かろうが、具合いが良かろうが悪かろうが、ステージでは常に一定のクォリティを提供するのがプロです。

だとしたら、

『演者同士のテンションの高め合いはステージ裏でやれ』

という後輩の理屈も正論です。

…でも人間は機械じゃないからねぇ。



ある程度のキャリアを積んだアクターは、テンションを自在にコントロールすべきだと思う。

逆に、それが出来ないアクターの経験値なんて知れている。


しかし…


いいじゃないか、
はじめての主役だもの
      みつを


僕の勝手な持論ですが、アクターのテンションには2種類あると思うんです。

1つは、アクター個人のテンション。

例えば僕、内野武が

『よ~し!今日もやるぞ~!いいショー見せるぞ~っ!!』

というもの。

そしてもう1つは、役としてのテンション。

僕が演じている怪人の

『よ~し!やるぞっ!今日こそヒーローを叩きのめしてやるぞ!!』

ってテンションです。


厳密にはこの2つ、かなり密接な関係にあり、個人のテンションで役のテンションをコントロールしたりするワケですが、初めてヒーローに入る若者にはそこまでの理解は無理でしょう。

『役を降ろすにはまだ技量が足りない。
だから役に入り込め!!』

そーゆー気持ちでの演出なのでした。
プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード