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2023-02-26(Sun)

無条件に安全ではないのです


殺陣やアクションのレッスンと、

例えばお芝居や歌などのレッスンで一番大きな違いは、

やはり

「怪我をする可能性がある」

という事だろうか。

軽い怪我、大きな怪我、

下手をしたら命に関わるような怪我もあるかもしれない。

その危険性がないように教えるのが講師の役割ではあるんだけど、

可能性はゼロにはならない。

全員がゼロを目指していればかなりの確率で防げるものの、

これが気を抜いていたり注意力が足りなかったり集中力が欠けていたり、

基本の技術を疎かにしていたりしたら事故が起きる可能性は高くなる。

なんとなくふんわりマイペースに練習していると怪我をするかもしれない、または怪我をさせるかもしれないという緊張感は絶対に必要なのです。


どのタイミングで近付くか、距離感はどうするか、

足の位置は、腕の高さは、身体の向きは、

練習中に指示される事に無駄なんてない。

全てを指示通り形にして初めて、安全でカッコいい立ち回りが出来るのです。
上段受け
2023-02-23(Thu)

無くて七癖、有って四十八癖


人にはおそらく、自分が気持ちいい言動、心地いい言動、やりやすい言動があってそれを「癖」というのだと思うけれど、

無くて七癖のことわざ通り人にはたくさんの癖があります。

たくさんの癖のうち、ほとんどは無害なもの、気にならないものですが、

中には「それは直した方がいいよ!」って癖もあります。

例えば、悪意はないけど人が嫌がる事を言ってしまう、とか、

仕事で必ずA→B→Cの順番にやらなきゃいけない事をB→A→Cでやっちゃう、とか、

そういうのは

「癖なんだよねぇ〜」

で済ませてはいけない、済ませない方が良いものです。


それは殺陣やアクションの技術でも同じ事が言えて、

ただカッコ悪いだけならともかく、周りの人を怪我させる危険性があるような癖や、周りの人達がやりにくくなるような癖はやっぱり直さなくちゃいけない。

練習には癖を矯正するという役割もあるんですよね。


これまで見てきた中には、あきらかに良くない癖で動いているのに指摘されても「あえてやってる!」みたいに開き直ったり「直らないんだから仕方ない!」と開き直ったり、

「自分にはそんな癖ないのにおかしなイチャモンつけてくるなぁ?」みたいにアドバイスを受け入れなかったりと癖を直さなかった人達もいますが、そういう人達はほとんど上手くならなかったですね。
(僕もそういうタイプだったので上手くならなかったんだと思います…)

癖を直す為にはまず自分の癖に気付く事。

癖に気付く為には周りのアドバイスを素直に聞く事。


自分の癖は自分では気付き難いですからね。
20230221

2023-02-21(Tue)

卑屈でも慢心でもなく


本日2月21日(火)はアトラクションチーム武装の殺陣教室です。
20230214

福岡県久留米市にて18時〜21時。
未経験者歓迎・参加者募集中。

要予約なので参加希望の方はお問い合わせください♪
メール→ busow@softbank.ne.jp
電話→ 090-9479-0922 ※出られない事があります

来館前の検温と館内でのマスク着用をお願いしています。
37.5℃以上の熱がある方、体調が良くない方、マスクをしていない方は入館出来ません。


これは自分にも言える事なんだけど、

ってかほぼほぼ自分の事と言えるんだけど、

いつまでたっても出来るようにならない人、上手くならない人、成長しない人って

自分が出来てない事に気付いてないんですよね。

どちらかと言うとむしろ「自分は出来てる」と思ってたりする。

これってけっこう陥りやすい罠だと思うんです。

なので個人的には

「自分は出来てない!」

と思って何かに臨むようにしてるんです。


もちろん卑屈になる必要はないし、

「自分は出来てる!」

って自信を持って臨む事も大切だと思うんですけど、

僕自身はそれが慢心になりがちな人間だと思うので、とにかく

「俺、まだまだ全然出来てないじゃん!」

という気持ちを忘れないようにしてるっていう感じです。

それでも時々勘違いして失敗するんですけどね。

まぁ実際周りを見たら上手い人すごい人で溢れていて自分の未熟さを痛感するばかりで増長する余裕なんかありませんが。



…こんなん書いてても上記に当てはまる人は「あぁ〜、いるよね〜そーゆー人〜」なんて他人事のように感じるんでしょうけど(笑)

2023-02-18(Sat)

角度


昨日2月16日(木)は福岡での殺陣練習でした。

今回時間をかけたのは

「袈裟斬りの、角度によっての見え方の違いを考える」

という練習。
20230216袈裟斬り

殺陣・アクションでは原則として攻撃を当てないので、「当たってるように見える角度」と「全然当たってないように見える角度」が発生します。

攻撃が当たってないのがバレる見え方をした場合、その原因として「攻撃箇所を狙っていない」というパターンが多いのですが、

狙ったがゆえに当たっていないのがバレる、という角度もあるんです。

そんなワケで今回の

「当たっているように見せる為にあえて攻撃箇所を狙わない」

という練習をやってもらいました。


当たっていない攻撃が当たっているように見せる事を「かぶる」「かぶせる」と言ったりしますが、それは観客の位置やカメラの位置で変わります。

そして角度や高さがちょっと変わっただけで見え方も全然変わってしまったりします。

全方位に向けて「当たってるように見せる」というのはかなり困難なのですが、

それでも「当たってねぇじゃ〜ん」って言われるのは悔しいので、「出来るだけかぶせる」研究をしたいと思ってます。
20230216
2023-02-16(Thu)

基本と応用


今日は福岡での練習日!

19時開始なので今から行ってきます。
20230209


基本練習と応用練習の配分が難しいな、といつも思う。

基本は間違いなく必要で身につけていなければいけないというのが大前提だけど、

基本が出来ても応用が出来なければ実際に使う事は出来ない。

学ぶ順番でいえばまずは基本動作なんだけど、

「応用する為に基本がある」

という事を失念してはいけない。


自分の実感として、

これは自分が要領が悪いせいかもしれないけど、

基本練習って何時間やっても足りないんですよね。

武装の殺陣教室では刀の殺陣とボディアクション(どちらも初歩的なもの)しかやってませんけど、それでも時間がもっとほしい。

殺陣教室が1回10時間あるなら基本7時間、応用3時間やれるんだけど、体力や集中力が保たないし、なにより毎週そんな長時間参加してくれる人なんていない!(笑)


立ち回りをやってると「ここは基本とは違うけどこうやって」って事も出てきたりして、そこで実際に使う為の応用を学んだりもするので

「応用する為に基本を身につける」
「応用で得た事を基本練習にフィードバックする」

という考えで練習に臨むと良いと思います。


プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

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