2010-01-18(Mon)
アクションへの道(40)
この『アクションへの道』は、僕のショー人生を年代を追いつつ書いてるワケですが、書いてる内容の全てをずーーっと覚えていたワケではありません。
やはり時間と共に記憶があやふやになるし、完全に抜け落ちたりもします。
なので、僕はブログを書く前に一度目を閉じて、記憶の海にダイブします。
当時のキャラクターやメンバーを思い出しながら、そこから出来事や感情を掘り起こしていくのです。
そして発掘された中から、出来るだけ楽しい事、出来るだけ勉強になった事を書こうと思ってます。
思ってはいるのですが…
やっぱり楽しい事ばかりではないので…
イライラした事や腹が立った事、批判めいた事もたくさん浮かんでくるのです…
時々そんなんも書きますけど許して下さいね。
…ってか今回もそんなんですけど勘弁して下さいね!
1992年、
この年のショーパッケージ(パケ)の台本ですが、戦隊の方は色々と手を加えられながらも僕が執筆しました(『アクションへの道(34)』参照)。
しかしメタルヒーロー物の台本は、今まで通り社員さんが書いたものでした。
このパケが…
何と言うか…
エンターテイメントがないっちゅーか…
その…
…
…
ぶっちゃけ面白くなかったんですよ(言っちゃった)。
観客が観て面白くないパケってのは演ってる側も面白くないワケで…
…あ、
観客は白けてるのに演ってる側だけ大盛り上がり、なんて事もよくありますが、これは論外。
こーゆー連中に限って
『俺達が楽しんでやらなきゃ客も楽しめないよ!』
なんて言いますが、客が楽しめてないならそれは間違いですよね。
本来は、
『観客を楽しませるのが自分達の楽しみ』
であるべきです。
話が逸れましたね。
ある日のショーの事。
この日のショーは、例の
『面白くない』
メタルヒーロー物。
現場には僕らの親分とも言える会社の偉いお方が同行していました。
当然ながら僕らは精一杯ショーをしました。
面白くないショーでも楽しんでもらえるように。
ところが1回目のステージが終わった後、その偉い方は
『このパケ面白くない!2回目はしゃべりショーに変えられない!?』
と言ったのです。
僕らは『やっぱり!』と思いました。
しゃべりショーにした方がいいなら、喜んで俺がしゃべるぜ!
と思いました。
スタッフさんは
『いやいや、それはちょっと…。メンバーにもっと頑張らせますんで…』
なんて執り成そうとしましたが、
『演技がどーの、立ち回りがどーのとか、そんな問題じゃない。パケが面白くないんだ!』
と一刀両断。
メンバーは心の中で
『そうだそうだ!よく言ってくれた!』
と喝采を送ったのでした。
結局2回目も同じパケで演ったのですが、僕らは帰りの車内で
『親分からクレームがついたんだから、このパケも最期だろう…うひひひ…』
なんて話していました。
その翌週…
僕らはまたメタルヒーローショーでした。
『今の面白くないパケとも今週でおさらばかも…うひひひ…』
と思いながらリハをしていると、チームリーダーと僕が社員さんに呼ばれました。
来た!
きっと
『突然やけど新しいパケを作るから…』
って言われるに違いない!
ワクワクしながら社員さんの所へ向かうチームリーダーと僕。
『なんでしょう?』
『あぁ、先週親分さんにパケが面白くないって言われたらしいな?』
『はい。面白くないからしゃべりショーにしろって言われました。』
『それはな、オマエらの気合いが足りんかったのが原因と思うんよ。』
『…はぁっ!?』
『だけん今週のショーは気合いを入れてやってきてくれ。』
今思い出しても腹が立つ!
思わず不適切な文章を書きなぐるところでしたわ!
この社員さんと台本を書いた社員さんは旧知の仲なので、クレームの責任を負わせたくなかったんでしょうね。
相変わらず弱い者に責任を被らせる困った体質です(以前小道具を忘れて経費で買った責任を僕に負わせたのもこの人。ついでに言うなら僕が最初に書いた台本を10分で棄てたのもこの人。『アクションへの道(37)(31)』参照)。
こんなんがまかり通ってるんじゃ、このチームも長くないんじゃないの~?
何度も言いますが、僕はいいショーがしたい!
お客さんに喜んでほしい!
どうやらその為には会社と戦わなくちゃいけないようです。
血が騒ぐぜ。
やはり時間と共に記憶があやふやになるし、完全に抜け落ちたりもします。
なので、僕はブログを書く前に一度目を閉じて、記憶の海にダイブします。
当時のキャラクターやメンバーを思い出しながら、そこから出来事や感情を掘り起こしていくのです。
そして発掘された中から、出来るだけ楽しい事、出来るだけ勉強になった事を書こうと思ってます。
思ってはいるのですが…
やっぱり楽しい事ばかりではないので…
イライラした事や腹が立った事、批判めいた事もたくさん浮かんでくるのです…
時々そんなんも書きますけど許して下さいね。
…ってか今回もそんなんですけど勘弁して下さいね!
1992年、
この年のショーパッケージ(パケ)の台本ですが、戦隊の方は色々と手を加えられながらも僕が執筆しました(『アクションへの道(34)』参照)。
しかしメタルヒーロー物の台本は、今まで通り社員さんが書いたものでした。
このパケが…
何と言うか…
エンターテイメントがないっちゅーか…
その…
…
…
ぶっちゃけ面白くなかったんですよ(言っちゃった)。
観客が観て面白くないパケってのは演ってる側も面白くないワケで…
…あ、
観客は白けてるのに演ってる側だけ大盛り上がり、なんて事もよくありますが、これは論外。
こーゆー連中に限って
『俺達が楽しんでやらなきゃ客も楽しめないよ!』
なんて言いますが、客が楽しめてないならそれは間違いですよね。
本来は、
『観客を楽しませるのが自分達の楽しみ』
であるべきです。
話が逸れましたね。
ある日のショーの事。
この日のショーは、例の
『面白くない』
メタルヒーロー物。
現場には僕らの親分とも言える会社の偉いお方が同行していました。
当然ながら僕らは精一杯ショーをしました。
面白くないショーでも楽しんでもらえるように。
ところが1回目のステージが終わった後、その偉い方は
『このパケ面白くない!2回目はしゃべりショーに変えられない!?』
と言ったのです。
僕らは『やっぱり!』と思いました。
しゃべりショーにした方がいいなら、喜んで俺がしゃべるぜ!
と思いました。
スタッフさんは
『いやいや、それはちょっと…。メンバーにもっと頑張らせますんで…』
なんて執り成そうとしましたが、
『演技がどーの、立ち回りがどーのとか、そんな問題じゃない。パケが面白くないんだ!』
と一刀両断。
メンバーは心の中で
『そうだそうだ!よく言ってくれた!』
と喝采を送ったのでした。
結局2回目も同じパケで演ったのですが、僕らは帰りの車内で
『親分からクレームがついたんだから、このパケも最期だろう…うひひひ…』
なんて話していました。
その翌週…
僕らはまたメタルヒーローショーでした。
『今の面白くないパケとも今週でおさらばかも…うひひひ…』
と思いながらリハをしていると、チームリーダーと僕が社員さんに呼ばれました。
来た!
きっと
『突然やけど新しいパケを作るから…』
って言われるに違いない!
ワクワクしながら社員さんの所へ向かうチームリーダーと僕。
『なんでしょう?』
『あぁ、先週親分さんにパケが面白くないって言われたらしいな?』
『はい。面白くないからしゃべりショーにしろって言われました。』
『それはな、オマエらの気合いが足りんかったのが原因と思うんよ。』
『…はぁっ!?』
『だけん今週のショーは気合いを入れてやってきてくれ。』
今思い出しても腹が立つ!
思わず不適切な文章を書きなぐるところでしたわ!
この社員さんと台本を書いた社員さんは旧知の仲なので、クレームの責任を負わせたくなかったんでしょうね。
相変わらず弱い者に責任を被らせる困った体質です(以前小道具を忘れて経費で買った責任を僕に負わせたのもこの人。ついでに言うなら僕が最初に書いた台本を10分で棄てたのもこの人。『アクションへの道(37)(31)』参照)。
こんなんがまかり通ってるんじゃ、このチームも長くないんじゃないの~?
何度も言いますが、僕はいいショーがしたい!
お客さんに喜んでほしい!
どうやらその為には会社と戦わなくちゃいけないようです。
血が騒ぐぜ。
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