fc2ブログ
2009-11-22(Sun)

アクションへの道(5)

どこから書くって言いましたっけ。

ショー日記?
俺そんな事言いました??

言いましたね。

どうしてこんなしょーもない導入なんでしょ。


中学・高校とキャラクターショーを観に行くようになった僕ですが、ショーを観た日は必ずマンガ形式の日記を書いていました。
内容はというと、例えば・・・

当時の日記を思い出して、出来るだけ再現してみますね。
単語や文体は変わってる可能性大ですが。



『○月○日(○曜)。
今日は近所の○○(店名)に○○ショーを観に行った。
アクションチームは○○福岡支社、先週の○○と同じチームだ。

11時スタートと書いてあったが、なんやかんやで20分ぐらい遅れてスタート。
寒くて帰りたくなったぜ。

子供達が○○(ヒーロー名)を呼ぶと悪役が登場。子供をビビらせている。
戦隊だと最初からヒーローが登場する事が多いが、メタルヒーローやライダーだといきなり悪役が登場する事が多いようだ。
チームによっても構成が違うのかもしれない。

そこへ主役が登場。

テレビだとFRPで作られているパーツも柔らかそうな素材になっている。
見た目は今ひとつだが、テレビでは見せない後ろ回し蹴りなんかもやってくれるから嫌いではない。

今までいくつかのショーを観てきたが、アクションにはある程度のパターンがあるようだ。
捕まえた戦闘員を振り返らせる時にトントンと肩を叩いて合図するヒーローもいるが、印象に残る動作なのであまりやらない方がいいのではないか。

途中で司会のお姉さんが出てきて長々としゃべり、子供達に主題歌を歌わせる事に。
1番を歌い終わって変な間があり、続けて2番を歌うよう指示。
子供は2番なんか知らないから冷たい空気が漂う。
もしかしたら裏で誰かが着替えたり倒れたりしてる為の時間稼ぎかもしれないが、もっと上手い方法はないものか。

やたら長い時間歌わせた後に
いよいよヒーロー登場!
・・・って普通に出てきたし・・・

これだけ引っ張ったらすごい登場を見せてくれないとガッカリする。
例えばステージの屋根の上に出るとか出来なかったのか?

でもアクションは流石に上手い。

今まで観たショーでは、背落ちは背中から着地してる人がほとんどだったけど今日の○○は足から着地している。こっちの方が難しいのではないだろうか?

この辺りで子供達が動き出し、ロープをまたいでステージの前に入っていった。
誰か注意した方がいいんじゃないか?
「俺が行こうかな?」と思ったけど、「オマエ誰や」って言われたら困るので行かなかった。
司会のお姉さんとか何も言わないのかな。

結局子供達が元の場所に戻る事無くショーは続行。

僕が注目しているのは最後のアクションシーン。
「とどめを刺す時の武器はどこから出すんだろう?」
って事。

今まで、
足元に隠してあったパターン、
戦闘員が背中に隠して持ってきたパターン、
ヒーローが片腕だけ引っ込めて誰かに渡してもらったっぽいパターン、
いさぎよく引っ込んで改めて持ってきたパターン

を見てきた。
さぁ、今日はどのパターンだ!?

あれ?あれ!?いつまでも武器が出てこない!
そしてまさかの!?

キックだぁあああ~!!

まさか武器が出てこないパターンがあるなんて!奥が深い!

最後はサインを買って、○○と司会のお姉さんと一緒に写真を撮って帰った。
チキショー、俺もショーがしたいぜ!!』

僕はこんな日記を書いてる中学生だったのです(しかもマンガで)。
2009-11-21(Sat)

アクションへの道(4)

『自分の運動能力が著しく低い事は分かっているけどアクションをやってみたい』

という思いに捕らわれた中学時代。

それからは特撮ヒーロー番組に傾倒していきました。
アクション好きというよりはただのヒーローマニアです。

教室で1人、熱く語り、熱く歌い、熱くポーズを決める僕にクラスメイトはドン引きでした(笑)

この頃の僕の一番の夢はJAC(ジャパンアクションクラブ)に入り、ヒーロー番組でスーツアクター(当時こんな呼び方はなかった…と思うが)を演る事。
しかし自分の能力では100%不可能と判断し、断念。

次の夢は、JACに入り後楽園遊園地野外劇場のショーに出る事。
これ、ハードルの高さはテレビのアクターと全く同じ。
当然断念。

3番目は、俳優になってテレビでヒーローの変身前を演じる事。
これはかなり真剣に考えて、俳優養成所みたいな所に行こうかと何度も検討しました。
…が、諸々の事情が壁として立ちはだかり、何より自分が俳優として通用すると思えなかったので断念。

どれもやる前から『無理』って決め付けてやめちゃったんですね。

そして最後の夢が…

地方のキャラクターショーに出演する事。

…全国のショー関係者各位、本当に申し訳ありません!
地方のキャラクターショーを下に見ているつもりは毛頭なかったのですが、聞けばメンバーのほとんどがアルバイトだというし、自分が変身ヒーローに関わってアクションをするならそれしか手段が無いと、そう思ったんです。

この時期からキャラクターショーを頻繁に観に行くようになりました。

当時はまだ地元が都会だったので、よくショーも開催されていたんです。

『ジャスピオン』『メタルダー』『ジバン』『フラッシュマン』『マスクマン』『ターボレンジャー』『ファイブマン』『仮面ライダーBlack』『仮面ライダーBlack RX』…

中学~高校の時はよく観に行きましたね。
そして後片付けをしているスタッフさんに
『スミマセン、こちらはどこの何ていうチームなんですか?』
って聞いてました。

正直…かなり怪訝そうな顔で対応されました…

翌年ショーの世界に入ってから他のチームの方に
『そちらのチームのショーもよく観させていただきました』
って言ったら、その先輩はハッとした顔で僕を指差し、
『東町公園の緑のジャンパー!』と叫びました。

そうです。
東町公園で緑のジャンパーを着て、食い入るようにショーを見ていた男、それは僕です。
車内で休憩しているスタッフさんに
『ショーに入るにはどうしたらいいですか!?』
と聞いて名刺をもらった男、それは僕です。
やはり覚えていましたか。
…というぐらいがっつりハマっていたのです。

ちょっと話がそれましたが。

その当時はショーを観た後、かならず日記を書いていました。

漫画形式のショー日記です。
この日記を描く事で僕はキャラクターショーを客観的に見る事が出来た、と自分では思っています。

次回はショー日記の話から…


~つづく~
2009-11-19(Thu)

アクションへの道(3)


『里見八犬伝』
『必殺仕事人』
そして、

『宇宙刑事シャイダー』へ。


…何かのキャッチコピーみたいに書いてみましたが、特に意味はないです。

僕がアクションを意識するようになった作品が『宇宙刑事シャイダー』なんです。

特撮ファンでなくても『宇宙刑事ギャバン』を知ってるって方は多いんじゃないでしょうか。
シャイダーはその宇宙刑事3部作の3作目です。
20091119183954

リアルタイムでやってた時、僕は小学6年生だったのかな?
でも毎晩柔道場に通わされていた僕は(好んで通っていたのではない)宇宙刑事はおろか、おおよそのテレビ番組なんか観た事なかったんです。
なので僕が初めてシャイダーを観たのは中学に入ってからの再放送でした。

これも、ヒーロー物が好きで観ていたというワケではなく、中学生にありがちな『ひやかし』で観始めただけでした。

いわゆる
『何でポーズ決めてる間に攻撃しねぇんだよ~』
『何で意味もなく崖の上に登場するんだよ~』
『何で最初からスペシウム光線撃たないんだよ~』

みたいなやつです。

今思えば、本当は興味があって観たいのに、子供扱いされるのが嫌だから無理にケチつけてたんでしょうね。

てなワケでいつもクラスメイトと

『昨日のシャイダー(再)観た?またこんな事やってたぜ~(笑)』
『ウケるよなぁ~(笑)』


とか話してたんですね。

でも、毎回観てると意外に真剣な自分に気がついてしまうんですよ!

『あれっ?このアクションすごくね?』
『ポーズもカッコ良くね?』



…前述のように、人並み以下の運動能力を有する僕は漠然と

『俺もこんなカッコ良く動いてみてぇなぁ~』

と思うようになっていました。

~つづく~
2009-11-18(Wed)

アクションへの道(2)

運動が苦手、運動が嫌いな代表は中学生になりました。
新しい環境、新しいクラスメイトに囲まれて全員が探り探りの学校生活です。

そこで何故か(一部で)流行ったものがあります。

それはテレビの『必殺仕事人』
数年前に公開された映画『里見八犬伝』です。
たしか仕事人はV(ファイブ)の頃だったのではないでしょうか。
編集中


~問題~
皆さんは『必殺V』と『里見八犬伝』に共通する出演者が誰か分かりますか?




~答え~
それは京本政樹さんです!

僕はニヒルな美青年を演じる京本政樹の大ファンになりました。
『必殺』も録画して観てました。
『八犬伝』なんて中学の3年間で何十回観たか数え切れないぐらいです。
シンガーソングライターでもある京本政樹、僕はアルバム(当時はまだレコード・カセットが主流でした)を買い揃え、コンサートにも行きました。
雑誌の切り抜きや生写真をクリアファイルにはさんで学校に持っていってました。
自主映画の主人公は京本武と名付けて・・・

オホン・・・京本政樹についてはこのぐらいにしときましょう・・・

『必殺』は作品の性質上、派手な殺陣は少ないのですが、『里見八犬伝』はアクション満載の作品でした。
なんたって、主役8人の内、半数の4人をJAC(ジャパンアクションクラブ)のメンバーが占めているのですから当然です!

その頃僕はJACに興味を持ち始めていました。
そこには
『宇宙刑事シャイダー』
という作品が大きく関わってくるのです。

~つづく~
2009-11-17(Tue)

アクションへの道

ブログを少しだけ変えてみました。

タイトルは
『武装解除PC版』から
『アトラクションチーム武装 代表のブログ・武装解除PC版』に変更です。
なのでこれから心機一転頑張って更新していこうと思います。
てなワケで、リニューアル1発目は・・・

・・・なんにしよ?
イバラキ

では、僕がこの道に進んだいきさつなどを・・・
昔同じような日記をmixiに書きましたが、知ってる方はお許しを。


僕は幼稚園の頃から漫画家になりたくて、ず~っとノートに落書きばっかりしてる子供でした。
ドラえもんみたいなのが描きたかったんですね、当時は。

運動は過去から今に至るまで本当に苦手で、二十歳ぐらいまでは走る事もままならなかったぐらいです。
・・・で、ウチの父親ってのが困った人で、一生懸命走ってる幼稚園の僕を見て、やれフォームがおかしいの足が遅いのと馬鹿にして笑うワケです。
そのおかしなフォームの真似をしてからかうワケです。
ただでさえ苦手意識を持って走ってた僕は一発で運動嫌いになりました。
小学校ではいかにして体育をサボるかばかり考えてました。
運動会なんか地獄の責め苦でしかありませんでした。
鉄棒の逆上がりは未だにやり方が分かりません。

そんな僕がなぜアクションの道に足を踏み入れたのか、
きっかけは中学生の頃に生まれたのです。

~つづく~
プロフィール

武装代表・内野

Author:武装代表・内野
福岡・久留米を中心に、九州全域で活動している『アトラクションチーム武装』の代表です。

1972年生まれ。
1990年にキャラクターショーの世界に入り現在に至る。

2007年に武装を設立。

武装の活動内容は殺陣教室、殺陣指導、オリジナルキャラクターショー等。

現在は関西コレクションエンターテイメント福岡校さんでのアクションレッスン講師もやらせてもらってます。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード